STEINS; GATE ~抗い続けた者たちの執念のエピグラフ~   作:明治アル蜜柑

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それから年越しまでは、ただひたすらに慌ただしく過ぎて行った。

 

まずはまゆりの家でクリスマスパーティ。おじさんとおばさんは、ケーキに加えて、俺にプレゼントまで用意してくれていた。今度まゆりと一緒に、お返しとして2人には何かを贈るつもりだ。

 

それに対してうちの両親はといえば、俺が一方的に世話になってばかりではいけないということで、売れ残った中でも比較的新鮮な野菜をありったけ詰め込んだプレゼント袋を用意しやがった。

 

おじさんとおばさんは喜んでくれていたが、俺としては恥ずかしいばかりだった。

 

その後は、学校の飲み会や懇親会。それが終わるとコミマ。もっとも、それに関して俺は、ダルやまゆりが慌ただしくしているのを傍観していただけだが。

 

そういえば、まゆりのコスプレ仲間であるフブキ、カエデ、そして由紀さんもコスプレイヤーとしてコミマに参戦していたらしい。まゆりと鈴羽が、ダルと由季さんを接近させようとあれこれと仕掛けたようだ。

 

結果はまぁ…次に期待だな。クリスマスに日にも、ダルは緊張しっぱなしであまりうまくはいかなかったらしい。

 

ちなみに、かがりも正月の巫女装束の前哨戦として、無理矢理コミマに連れて行かれていた。あまり外に出るのは、とも思ったが、記憶が戻らない不安を払しょくできる機会になったのならよしとするべきだろう。

 

 

 

 

俺はその間、慌ただしいながらも、12月15日に世界線が変動してしまった理由を考えていた。

 

だが、何がどう変化したのかがまるで分からなかった。変化を認識できたのは、俺のスマホの電源のオンオフのみ。俺は“紅莉栖”との会話を打ち切って、スマホの電源を切った。それなのに、変動後にはスマホがオンになっていた。

 

それ以外は特に変わっていない。俺が認識できていないだけなのかもしれないが。

 

それと、かがりについてだ。記憶に関しては、すぐに思い出せるものでもないだろう。俺が気になっているのは記憶よりも、かがりが山道で発見されるまでの事だ。

 

当時10歳の子供が、ひとりで生きていけるとは思えない。どこかで保護されていたのかもしれないが、県境の山道で倒れていたというのがどうも怪しい。

 

やはり誰かに狙われていた、と考えるべきなのかもしれない。

 

萌郁の言う、かがりを捜している連中というのもそれに関わっている可能性が高い。

 

どこかで監禁のようなことをされていた?

 

かがりを狙うという事は、かがりが未来から来たタイムトラベラーだと知っているということに他ならない。萌郁を当てにし過ぎるのもSERNに必要以上の情報を与えかねない。俺はダルと鈴羽にも協力を仰いで、調べられる範囲で調べていた。

 

成果は特に得られなかったが。

 

拭いされない不安を抱えつつ、新年を迎えることになった。

 

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