ブルアカRTA風味 実績『予定外のハッピーエンド』獲得まで 作:Katarina T
砂漠で希望を探すRTAは~じま~るよ~。
前回はアリシアちゃんが特大の豪運を発揮して、レアアイテムを入手したところでしたね。
今回もこの運を追い風に、更なる強化を行っていきます。
それではしばらくの間、廃墟と復活した訓練場を往復するのがメインになるので、動きがあるまで倍速です。
……5倍速で作業し続けること約二時間。ゲーム内では五日ほどの時間が経過しましたね。
ここまで、心を無にして作業を続けたおかげで、トウハちゃんとアリシアちゃんが立派に成長してくれました…………。(チカレタ……チカレタ…………)
その成果ですが、
まず、トウハちゃんのステータスが全体的に初期と比べて二倍ほどに上昇し、特に器用と神秘が突出して高くなっています。
また、スキルも新たに【直感】と【精神統一】の二つを獲得しました。
このスキルはどちらも戦闘向きのもので、【直感】は相手の奇襲攻撃や罠などを見破りやすくなり、回避値にも補正が掛かるスキルです。
一方、【精神統一】は集中力を高めるスキルで、主に攻撃の命中力に補正が掛かります。また、【精神統一】を使うと、勉強や訓練で得られるポイントが少し上昇し、技能の習得も早くなります。
トウハちゃん、結構強くなってくれて嬉しいです。
これなら大抵の戦闘で後れを取ることはないでしょう。
続いてアリシアちゃんですが、この子の成長具合はトウハちゃんとは比較になりません。
まずステータスですが、はい、ご覧の通り全ステータスが初期と比べて三倍以上に増加しています。
中でも素早さはほぼカンストクラスになっており、これに前回手に入れたペロロ様キャップのバフや、UFGによる高速移動まで加わるので、もう誰もアリシアちゃんに追いつくことはできません。
この数値がどのくらいヤバいのかというと、パヴァーヌ第二章で登場するアビ・エシェフ装備のトキが反応できないほどの速度を出すことが可能です。
いくら未来予測に近い演算処理能力を有していようと、その演算処理が間に合わないくらい速く動けば解決じゃん!ができるわけです。
はい、この時点で既にぶっ壊れていますが、アリシアちゃんの真価はここからです。
何故なら、アリシアちゃんもトウハちゃんと同様に、スキルをいくつか獲得しているからです。
アリシアちゃんが獲得したスキルは、【韋駄天】【情報解析】【防人】【直感】【完全記憶】の五つです。
オオスギルッピ!
順番に説明すると、【韋駄天】は、どっかの転生クモさんお馴染みの、素早さを上げる効果を持つスキルです。
まだ素早さが上がるなんて、アリシアちゃん、スピード狂かな?
冗談はさておき、【韋駄天】は素早さを上げるだけでなく、行動の初動を速くする効果もあるため、今後の戦闘では基本的に先手を取ることができます。
次に【情報解析】ですが、簡単に言うと、どんなロックでも解除できるマスターキーのようなものです。
コユキもこのスキルを持っており、アリシアちゃんもコユキと同じことができるようになります。
続いて【防人】は、耐久値に補正が入るスキルです。
この耐久値は自分自身だけでなく、盾を装備している場合は、装備中の盾の耐久値も補正の対象になります。
また、この補正値は他のキャラを守る際に増加するようになっています。
【直感】はトウハちゃんと同じなので飛ばします。
最後に【完全記憶】を説明します。
【完全記憶】は文字通り、一度覚えたことを忘れなくなるというものです。
作中では、ノアが同じスキルを所有していますね。
具体的な効果としては、学習や技術習得に大きな補正が入り、通常よりも速く武器などの熟練度を稼ぐことができます。
以上がアリシアちゃんの成長具合なんですが……ヤバいですねーー、これは。
通常であれば、いくらボディが無名の司祭製だったとしても、この成長スピードはあり得ません。
では、何が原因なのかと言うと……あのペロロ様キャップです。
あのぶっ壊れ装備の影響で、アリシアちゃんの殲滅スピードが単純に二倍に増加したことにより、廃墟エリアの探索が進む、進む。
そのおかげでステータスの伸びはいいわ、トウハちゃんの【鷹の目】のおかげで育成アイテムもたくさん出るわと、通常プレイでもなかなか見られないくらい最高効率の育成をすることができたおかげです。
そんなわけで、今のアリシアちゃんはキヴォトス最強格の生徒ともタイマンで戦える……というか、なんなら普通に勝てるくらい強くなっています。
今後の戦闘は安心して任せることができますね。
これは勝ったな!ガハハ!
はい、二人の成長を確認できたところで、これからすべきことを確認しましょう。
このタイミングで育成を一時中断した理由ですが、明日、先生がアビドス校に向かうためです。
原作未視聴の先生のために少し説明すると、アビドス高等学校と呼ばれる学校は、最近カタカタヘルメット団という不良生徒グループから日頃より襲撃を受けています。
その対処に必要な弾薬などの物資が不足し、底を尽き始めたため、連邦生徒会に対して支援要請を出しました。
その支援要請を先生が確認し、アビドスの力になるために、先生自らアビドスへ向かうという流れです。
生徒のために自ら進んで動くとは、さっすが先生!
相変わらずの聖人っぷり!そこに痺れる憧れるーー!
というわけで、先生がアビドス校に向かうことになるのですが、アビドス周辺は砂漠化が進行しているエリアになっており、何の準備もせずに行くと、ふっつうーに迷子になって遭難します。
今作をプレイしている皆さんの中にも、なんとなくでアビドスに突っ込んで迷子になり、キャラロストした人がいると思います。
私もそうです。(3敗)
そして、これは先生も同様です。
アビドスの砂漠化を甘く見ていた先生は、迷子になってしまいます。
ただ、ここで先生が迷子になってしまっても、原作と同様にシロコが先生を助けてくれるので、先生が死ぬようなことはありません。
とはいえ、先生が遭難してからシロコに助けられるまでには少し日数が掛かり、運が悪ければ先生に熱中症などのデバフが掛かる恐れがあります。
それ以前に、先生がアビドス校に到着するのが早くなれば、それだけストーリーイベントの進行も早くなるので、先生を無駄に遭難させるわけにはいきません。
なので、どこぞのメインヒロインちゃんには悪いんですが、先生のエスコートはトウハちゃんが受け持つことにします。
そのために、今からアビドス校についてネットなどを使って調べておきましょう。
ここで【精神統一】のスキルを使用すると、より細かな情報を入手することができるようになります。
また、アリシアちゃんも暇そうにしているので、学習ついでに一緒に調べてもらいましょう。
‐「分かった。アビドスについて調べる。」‐
無事にアリシアちゃんも調べることを了承してくれましたね。
最悪、アリシアちゃんさえアビドスまでの道を知っておけば、道を間違えることなくアビドス校まで案内してくれるでしょう。
【完全記憶】を持っているので、忘れる心配もありませんからね。
なんて完璧なガイドなんでしょう。
それでは、調べものも済ませたら、明日に備えて休みましょう。
グッナイト!
おはようございます。
はい、起床したらリュックにアビドス校までの地図やミネラルウォーターなど、必要な物を詰めたら出発……する前に、まだ先生にアリシアちゃんの顔を見られるわけにはいかないので、ヘルメットなどで顔を隠すことをお忘れなく。
それでは、装備をしっかり整えたら、今度こそ出発です。
目的地はアビドス地区の駅前。
二人仲良くバイクにまたがり、いざ移動開始。
デッデッデデデデ!(カーン)デデデデ!
何事もなく、アビドス地区に到着しましたね。
一応、周囲にビルや民家が並んでいる辺り、ここはアビドスの住宅街のようですけど、やはり他の地区と比べて砂が目立ちますね。
これも砂漠化が進行している影響でしょう。
と、それは置いといて、目的の人物は……いましたね。
‐僕の視線の先には、見知った人影が何やら困ったように辺りを見回していた。‐
‐「あれって……。先生?」‐
‐「………?アケミチトウハ。先生って、この前言っていた人のこと?」‐
‐「うん、そうだよ。なんだか困ってるみたいだし、声をかけてみよっか!」‐
‐「…………。まあ、アケミチトウハが声をかけたいのなら、止めはしない………けど。」‐
‐「???それじゃあ!声をかけよっか!おーーーい!せんせーーい!」‐
‐僕が大きな声で先生に向かって呼びかけると、その声が耳に届いたのか、先生は僕たちのいる方に振り返った。‐
‐先生は声の主が僕だと気づくと、僕たちの方に歩いてきた。‐
‐「先生!お久しぶりです!こんなところで会うなんて奇遇ですね!」‐
‐「うん、私もまさかトウハがアビドスにいるなんて、ビックリしたよ。……うん?後ろの子は?」‐
‐「ああ、ええっと、この子は………親戚の子で。」‐
‐「………アリシアです。よろしく。」‐
‐「うん。よろしくね、アリシア。」‐
‐「…………。」(ぷいっ)‐
‐アリシアちゃんは先生に自分の名前を告げると、何故かそっぽを向いて黙ってしまった。ヘルメットで顔は見えないけど、なんだか不機嫌そう。ええ?なんで~~??。‐
‐先生も若干戸惑いながら僕の方を見てくるけど…………。ごめんなさい。僕にも理由はサッパリです…………。‐
あれ~~?
もしかしてアリシアちゃん、先生のことがお嫌いですか?
え、なんで?
いや、まあ下手に仲良くなって正体がばれたら大変なので、いいんですけど………ホント何故??。
まあ、とにかく無事に先生と合流できたところで、今回はここまで。
ご清聴ありがとうございました。
次回もお楽しみに~~。
□□□
気に入らない。
なぜだろう。
初対面のはずなのに、目の前の人が気に入らない。
別に、この人のことが嫌いなわけじゃない。
だって、初めて会った人だし………。
はっきり言って、興味もない。
でも、気に入らない。
気に入らないから、私は目の前の人とは関わらない。
名前は教える。けど、それだけ。
これ以上、話すことはない。
アケミチトウハは、この人のことを話す時、なんだか嬉しそうにしていた。
多分、この人に会うために、あの日、私はほっとかれた。
さっきも、嬉しそうに声をかけていた。
………私と一緒にいるのに。
なんだか………モヤモヤする。
これって何?
私の中のメモリーには、当てはまる情報がない。
分からない。分からないことだらけだ。
………ただ一つ、分かるのは…………。
(ぎゅ)
「うん?アリシアちゃん、急に抱きついてきてどうしたの?」
「別に………。何でもない。」