高校英語マジでムズい
「えっ……?二人とも勝ったんですか……?さすがです……!」
「ふふん!まあそれほどでもあるけど〜!」
こっちのチームでは私だけが負けたのかぁ……。一応引き分けではあるけど。でもチームでは勝ってるし、二人とも嬉しそう。いつも笑顔の千束はもちろん、たきなも少し表情が柔らかくなっている。
すれ違いざまに声をかけてきた犀羅も、何かが吹っ切れたのか、どこか清々しい表情だった。今度は、犀羅も誘ってたきなと千束と一緒に出かけるのもいいかも。今日は、この二人と買い物出来る。それも楽しみにしている。
「よーし!じゃあ言ってた通り、あの噴水行こ〜!そしてその後は〜私たち三人でショッピングだ〜!」
「今日も服選びですか?」
「そうだよ〜!菫のも選んじゃうよ〜!この前、菫に似合いそうなの見たんだよね〜!!」
「わ、私に……?」
「うん!あ。あと、スイーツも食べたいなぁ〜!」
「私……ヘアアクセも見たいをだけど……いいかな?」
「もちろんだよ〜!私も新しいアクセ買おうかな?」
「たきなも……何かつけてみない?」
「!そうですね。」
「菫ってもしかしてヘアアレンジ得意だったりするの??」
「う、うん。最近……よくやるようになって。」
「いいじゃんいいじゃん!たきな!私たちもやってもらおうよー!」
「ふふ。いいですよ。」
そんな他愛もない話をしていた時だった。
ドガァン!
「えっ!?な、何!?」
突然の轟音に皆が驚く。そして千束は声に出てる。
今私たちがいるのはDAの施設内。ちょうど出ようとしていた所だった。
私たちは音の聞こえた方に走った。そこには……
「えっ。これってもしかしなくても……」
「爆弾……ですね。小型で威力もあまりない方では有りますが。」
幸いにも、怪我人は出てなくて、壁が少し壊れた程度で済んだようだ。
しかし、今までDA関連の施設に爆弾が仕掛けられたなど、聞いた事がない。
「一体……な、何が起こってるの……?」
―――――――――――司令部――――――――――――――
「施設内に小型爆弾が仕掛けられたようです!」
「怪我人は!?」 「いません!」
「司令!!」
「犯人を探し出せ。怪しい人物はいなかったか?」
「施設内への不正侵入はありませんでした!」
「そうか……」
楠木はため息をつく。どうしたものかと。侵入者の仕業では無いのであれば……
「犯人は内部の人間……か。」
「……え?司令、それはもしかして……」
ああ。
「犯人はまだこの施設内にいる何者か。もっと言うならば―――」
―――リコリスの仕業だ。