文化祭関係の準備で忙しかったのです……
楽しい学校行事が全部終わってしまった……。
「結局、買い物には行けなかったね〜……。めっちゃ楽しみにしてたのにぃ〜!!」
「仕方ないですよ千束。買い物をするどころでは無くなりましたから……。」
あの後、私たちはDA職員らに当時の状況を聞かれ、しばらくしてからDAをあとにした。今日は念の為寄り道せず帰ることになった。でも……
「ここが……千束の家……なんですね。」
セキュリティがわりとしっかりしているらしい千束の家にたきなと私は泊まることになった。確かに、頼れる人が近くにいるのは安心するような気がする。
「そそ。さぁ二人とも入って入って〜!」
扉を開けると、そこは何も無い部屋だった。
「?え、えっと……?」
「あー。菫!こっちだよ〜」
千束が呼んだ所には、はしごが付いていた。もしかして、この下が本当の千束の部屋……なのかな。
はしごを降りると、今度こそ千束の部屋に着いた。
机には映画のブルーレイやまだ手をつけていないお菓子の袋などが置かれている。
なんというか、千束の部屋って感じ。
「千束。また定期検診の前日にお菓子を食べたんですか?」
「いやぁ〜食べ始めたら止まんなくなっちゃって〜。」
「まず食べ始めないでください。食べたくなるのなら、目につかない所に仕舞ってください。」
「えぇ〜……はぁい。わかりましたたきな様〜。」
千束の軽めな返事に、たきなは呆れ顔になった。二人の会話がなんだか面白くて、私は小さく笑う。
「たきなって……お母さんみたいだね。」
「あはは!だよね〜私も思った!たきなぁ〜!私のお母さんになっt」
「お断りします。」
「えぇ〜!ひどーい!たきなが冷たいよ〜」
「はぁ……まったく千束は。そろそろ夕飯の支度をしますから、千束も手伝ってください。」
「はーい!菫もなんかやる?」
「うん。私にも……手伝わせて欲しいな。」
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「菫、千束。起きてください。」
「ん〜?」
あれ?たきなの声。なんで……あ。そうだった。ここ千束の家だ。私が寝ぼけてたみたい。
隣の千束はまだ眠そうだ。
「……ふぇ?たきなぁ?もうちょっとだけ……寝かせてぇ〜?」
「駄目です。今日は仕事あるんですから、早く起きて支度してください。」
「……ん〜?あっ!今日仕事だった!」
ようやく千束の意識が覚醒したようで、飛び起きた。
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朝のやり取りから数時間後。私たちはDAの任務を引き受け、ターゲットらの近くに待機していた。
「クルミ〜こっちは準備おっけ〜だよ!」
「たきなと菫もか?」
「はい。問題ありません。」
「私もです……。」
「そんじゃいっちょやってきますか♪」
そう言い、千束は銃の安全装置を外す。その時、銃からいつもと少し違う音がした気がした。
私はあまり気に留めなかったが、たきなはそうじゃなかった。
「千束。ちょっと銃を確認しても?」
「え?いいけどどうしたの、たきな?」
「……やはり中に何か詰められています。」
「え……?」
銃口に何か詰められてる?
「たきな〜ちょっとプリーズ。」
たきなが銃を返すと千束も中を確認した。
「確かになんかあるね〜。ん〜……これは大きめのかんしゃく玉?とかかな。」
なんで?最近おかしなことばっかり……。
「これは……誰かが意図的にやった……って事なのかな……。」
「その可能性が高いでしょうね。」
「楠木さんなら何か知ってそうなんだよなぁ〜明日あたりに問い詰めてみる?」
「そうですね。」
「え?もしかしてたきな本気?」
「そうですけど。」
「えぇ〜……。」