とある少女たちが選び取った結末は。   作:アメオンナチャン☔

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協力者か否か①

あの後、私たちは楠木さんに促され、帰宅した。柚子がどこにいるか分からない以上危険ではあるのだが、リコリス達は休む訳にもいかない。なので、極力単独行動を避けるように通達された。

 

そして、本日私たちに与えらた任務は――――――――

 

「え〜っ!三上なずなから安藤柚子の情報を聞き出せ!?」

 

「……うん。さっき楠木さんから連絡があって……。」

 

「その三上さんが何か知っているという事でしょうか?」

 

「共犯者……とまでは行かなくても、なずなちゃんが関わってる……らしくて……。」

 

「……リコリスが二人行方不明になった事は知ってる……よね?その子達と最後に接触したのが……」

 

「三上なずな……なんですね?」

 

一昨日から姿を消した二人のサードリコリス。彼女らはなずなちゃんに着いて行き、そのあと消息は途絶えた。どうしてあまり面識のないはずのなずなちゃんに着いて行ったのかは分からない。楠木さんは、それを聞き出してこい、と言っていた。

 

「それでまたDAに来いとか言わないよね〜?」

 

「今日……なずなちゃんとペアの子がこの近くに任務で来るらしいから、待ち伏せして聞き出して欲しいって……。」

 

「ほ〜。なぁるほどねぇ……。もう一人の子は無関係なの〜?」

 

「……うん。多分そうだって楠木さんが……。」

 

「だったら私がその間はもう一人の子と仲良く公園とかで話しとこうかなぁ〜!!」

 

「……それ、ただ千束が誰かと会話したいだけですよね?」

 

「え〜?じゃあ駄目って事〜?」

 

「そうは言ってません。」

 

「よしゃ〜!じゃ〜決まりだね〜!!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー――

 

しばらく建物の裏で待機していると、赤みがかったショートカットの髪が見えた。

 

「あ……!」

 

「菫〜?あの子が三上なずなちゃん?」

 

「うん……。」

 

「ですが……1人ですね。もう一人のリコリスはどこに?」

 

「それも含めて聞いてみようよ〜!」

「素直に答えるとは思えませんが……。」

 

「いいのいいの〜この三人ならどうにかなるって!」

 

 

 

「やほ〜!はじめまして〜!君が三上なずなちゃんだよね?」

 

「……いきなり何?」

 

「あ〜ごめんごめん!私は錦木千束って言うんだけど〜私達君と話したい事があって〜!」

 

 

「"私達?"」

 

私とたきなもなずなちゃんの前に姿を見せた。

 

「ハッ。菫か。で?そこの黒髪ロングは?」

 

「私は井ノ上たきなです。」

 

「井ノ上……あー、銃ぶっぱなした奴か。」

なずなちゃんは馬鹿にするように鼻で笑った。

 

「何ですか?馬鹿にしてるんですか?」

 

「あ〜はいはい!そこまで!ストップストップ〜!!」

 

険悪なムードを断ち切るように千束がいつもの明るい声で仲裁した。

 

「こんな道端で話すような事じゃないしさ、場所変えない?」

 

「……そうですね。」

 

千束の提案で、別の場所で話すことになった。たきなも、なずなちゃんを睨みながらも、千束の後に続いた。

 

 

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