とある少女たちが選び取った結末は。   作:アメオンナチャン☔

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今回の話にある「カラオケで90点取るまで帰れない」は、リア友から聞いた話から来たものです笑笑。
多分私はクリアできませんねᐠ( ᐛ )ᐟ アハッ

カラオケ行きてぇ〜……




日常の終わり

なずなちゃんが出ていった後も、室内には重苦しい雰囲気が漂っていた。正直、私はこんな中カラオケをしたいとは思えないような空気だ。たきなも同じ事を思ったようだ。

 

「千束、この後はどうします?三上なずなのせいで雰囲気最悪ですよ。」

 

 

千束は、その言葉に目を丸くした後、悪戯っぽく笑った。

 

「こういう時こそじゃん?三人で歌って雰囲気ガラッと変えな〜い?気分転換だよ〜!二人ともいっつも頑張ってくれてるし〜!!」

 

それを聞いたたきなは少し微笑み、千束の意見に賛同した。私も軽く頷き、同意を示す。

 

「よぉし!カラオケ大会開幕だ〜!」

 

「大会って……歌うだけでは無いという事ですか?」

 

「そ〜だよ!全員90点超えるまで帰さないからね〜?」

 

「……え、えぇ〜!?」

 

(多分?)初めてのカラオケでなかなかのハードルを提示されたけど、4時間くらい歌ったところで全員クリアした。

 

……最下位の私はアイスを奢ることになったけども……。

 

――――――――――――――――――――――――――――

 

それから数日は、いつも通りに任務に行ったり、喫茶リコリコの手伝いをしたりした。

 

私はやはりこの性格だからか、接客は苦手なので主に調理の担当をしている。

 

よく千束が「菫は手先が器用だよね〜!」と言ってくれる。私にとってはそれが結構嬉しかったりする。

 

今日も三人で喫茶リコリコの手伝いをして帰宅するところ。そんな時、たきなが思い出したように言った。

 

「ここ最近、なんの動きもないですね。」

 

聞かなくても分かる。柚子がDAから逃走した件だ。

 

あの日から柚子が一向に動きを見せない。リコリスの前はおろか、街中にも。隠れ家的な所があるんだろうけど、あのDAが見つけられないのだから、私たちにも不可能だ。

 

「柚子ちゃん、一体何を企んでるのやら……。」

 

千束は、今にも雨が降りそうな空を見て呟いた。

 

―――――――――――――――――――――――――――――

 

いつものように三人で千束の家に帰宅し、夕食やお風呂も済ませた。

 

「たきな、菫、私今日眠いから先に寝るね〜……。」

 

そう言いながら千束はあくびをした。

 

「珍しいですね。いつも夜遅くまで映画やらバラエティ番組やら見ているのに。」

 

たきなの言った通り、千束は夜遅くまで映画とか見て、朝ギリギリになるまでがいつもの流れだ。

 

「それなら私が残りの食器を洗っておきます。菫も眠そうですから今日はいいですよ。」

 

「それなら……お言葉に甘えようかな……。たきな、おやすみ……。」

 

「おやすみなさい。」

 

たきなに感謝をしつつ、千束に続いて私も寝支度をする。数分後に隣から聞こえてきた穏やかな寝息をBGMに、私も意識を落とした。

 

この時既に柚子"達"が動き始めていたことなんて、私には知る由もない。

 

 

 

 

 

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