とある少女たちが選び取った結末は。   作:アメオンナチャン☔

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毎日投稿はさすがにずっとは続かなぁい そろそろ学校始まるから投稿頻度落ちます。ごりょーしょーください。


向き合う

「私についてはこんな感じ……です…。」

 

話終えると、私はチラリと二人を見る。静かに聞いてくれていた千束は、一度銃に目を落としてから、真っ直ぐに私を見た。

 

「実はね、私も実弾で人が撃てない、というか撃ちたく無くて、の方が正しいかな。菫とはちょっと違う理由だけどね。」

 

え。千束が…?たきなが私の噂を聞いたように、私も歴代最強のリコリスの話を聞いた事がある。当時はもちろん誰の事かは分からなかったが、今ならわかる。千束の事だ。

 

千束は人の命を奪わずともリコリスの仕事をこなしている。

 

でも、私は……人に頼ったてばっかりだなぁ。あの日からはずっと犀羅が私のフォローに回っていた。

 

やっぱり私にできることなんて……

 

無いんだろうか。

 

再び負の思考に陥った私。そんな私に千束は、これはあくまで私の考えなんだけど、と前置きして

 

「ずっと菫は人を殺さなかったんだよね?それだけでも、相手の死への恐怖は無くせてると思うよ。だって生かしてるんだからね。」

 

「つまり、過程では無く結果に意識を向けるという事ですか。」

 

「そーそー。」

 

私は目を見開いた。そんな考え方、した事無かった。

 

「命があれば、時間があれば、感情は変わるかもしれない。」

 

そう……なのかな。

 

「でも私は、菫の考えを尊重したいって思ってる。私は菫の優しさが素敵だと思うから!」

 

なんだろう……千束の言葉からは命の重みを感じる。私には分からない何が……きっと千束がそう思うようになったきっかけがあるんだろう。彼女の人生の中でも大きな出来事が。

 

眩しいな。何よりも、二人は私のことを考えてくれたんだね。

 

「……千束、たきな、ありがとう。」

 

そう言い、私はここに来て初めての笑顔を見せる。

 

千束もたきなも優しく笑いかけてくれた。

 

 

「ねぇ、菫!私、もっと菫の事知りたいからさ、明日三人で出かけない!?」

 

「千束……あなたは明日定期検診の日ですよ。」

「げっ!?」

 

「ふふ。じゃあ……定期検診のついでにショッピングモール行ってみる……?私……あんまり行った事……無くて。」

 

私が初めて自分の考えを言ったことが嬉しかったみたいで、千束は太陽のような明るい笑顔で

 

「よぉーし!!じゃあ三人で行っちゃおーう!!2人とも〜明日は夜まで帰さないよー?」

 

「それは困ります。」

 

「いや、ほんとに夜までいる訳……無い……かもしれないから!!」

 

「可能性はあるんですか……。」

 

千束のおかげで少し前向きになれそうだな。私は今できることをしていこう。

 

もう沈んだ重い感情は、雨雲が開けた後の快晴の空のように綺麗に晴れた気がした。

 

――――――――――――――――――――――――――――

 

「……真島……リコリスに共有された情報から推察するにまだ逃亡中……か。」

 

「あんまり大人の手を借りたくなかったけど仕方ないか……。真島の意思を継ぐ者達の集団……そのリーダー山川……。使えるな。」

 

「……んぁ?こんな時に電話……はい、もしもし。あ〜"研究員さん"ですか。最終的に基準に達したのはそれだけか。わかりました。明日あたりに○○地区にお願いします。」

 

通話が終わると狭いその空間は静まり返った。

 

「さぁて……どうやって分断するかな。」

 

モニターに映し出されていたのは、千束、たきな、菫の三人の姿だった。

 

 

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