とある少女たちが選び取った結末は。   作:アメオンナチャン☔

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「はぁ……定期検診メンドーだな〜……。」

 

「ちゃんと受けないとダメですよ。」

 

「いやいや、これでも指定日に来てるの久しぶりなんだよ?もっと褒めてくれてもいいんだよ〜?たきなクン?」

 

「褒めることでは無いかと。」

 

「あはは……。確かに……ね。」

 

私達三人はゲートで厳重なチェックを済ませ、受付にいるところだ。

 

「それにしても……東京《ここ》は本拠地だからか規模が違うよね……。」

 

「そうだよね〜!あ!たきなとこの前行った噴水の前あるじゃん?今度は三人で行ってみない!?」

 

「わ、私は行ってみたい……かな。」

 

「いいですよ。行きましょう。」

 

そんな話をしていた時だった。

 

「安藤菫、ってあんたよね?」

 

見知らぬ切れ長の目をしたリコリスの人が私を睨みながらそう言った。多分私たちより年上なんだろう。

 

「菫、知り合い……ではないですよね?」

 

「うん……。」

 

「私は三島。そこの二人に用は無いから下がっていて?」

 

「はあ?なんだコンニャローやんのかぁ?」

 

「面倒だわね。あなたに話す事はないの。錦木千束。」

 

「そう言う訳にも行かないんだよね〜?」

 

「安藤さん?あなたに教えてあげることがあr」

 

「おい。その辺にしたらどう?それが今年成人の奴が言うセリフとは思えないな?」

 

えっ。突如割り込んできた声に私は驚く。その声は、私にとって聞き慣れすぎたものだった。

 

「え?誰?」

 

千束は当然の疑問を口に出した。

 

「すみません。自己紹介が遅れました。私は安藤柚子です。」

 

「おお〜!よろしく〜……って"安藤"??」

 

「それってもしかして……」

 

「……うん。私の妹だよ。」

 

「えっ!?ほんとに血縁関係あるの!?」

 

「そうですよー。」

 

私が口を開く前に柚子が答えた。

 

「姉妹でリコリスなんて珍しいですね。」

 

確かにその通りだ。

 

「なーに仲良く喋ってんの?こっちの話終わってないんですけど〜?」

 

「三島。代わりと言ってはなんだが、模擬戦でもしないか?」

 

「はぁ?あんたが口出しする権利なんてな」

 

「じゃあ模擬戦の結果次第って事にすればいいじゃん?三島さん?が勝ったら好きにしたらいい。」

 

「た、確かに……!」

 

「でもこちらは三人ですよ。」

 

柚子が向こうに入ったとしても1人足りない。どうしたものか。

 

「うーん……あっ!!」

 

千束は、考え込んだと思ったら今度はいきなり走り出した。

 

「ちょうどいいとこにいるじゃーん?あっれ〜?この前はお前ほど暇じゃないとか言ってたのにそっちの方が暇そうじゃないですかァ?」

 

「ああ!?暇じゃねぇ!!すぐ早とちりするなお前は!」

 

「でも任務ないんでしょ〜?暇人じゃん!ちょうどいいから模擬戦参加してよ!笑」

 

「ねー?フキ?」

 

どうやらフキさんというらしい。千束がいきなり走っていったのはこの人のところだった。

 

「誰がお前とやるかっての!!」

 

「相手チームとしてだよ〜?フキとやっても連携取れなさそうだしぃ〜?」

 

「ああ!?」

 

千束は会話の最後に必ず煽りを入れていた。喧嘩してるはずなのにそんなに嫌な雰囲気は無い。不思議だなぁ……。

 

「あー。それ、私も入れてくれない?」

 

「「「「「えっ。」」」」」

 

その場の全員の声がシンクロする。会話にズケズケ入ってくるこの人は……

 

「犀羅?」

 

「そーですとも。」

 

「貴方が菫の言ってた相棒ですか?」

 

「そーそー。よろ〜。」

 

犀羅は、軽い挨拶だけで済ませる。

 

「まあ私の事はいーからさっさとやろうよ。」

 

「あ……で、でも……」

 

「私は観戦しときますね。」

 

私の意図をくみ取って、柚子は対戦メンバーから外れる旨を伝える。

 

「仕方ねえ。リベンジマッチだ。千束、たきな。」

 

「望むところですよ。」

 

 




犀羅の一人称が「あたし」から「私」に変わったのはあえてなのです。犀羅が苗字を名乗っていないのもわざと。

三島さんの下の名前はめんどかったので考えてないだけ。

次回は模擬戦編ですよーっ!お楽しみに〜!
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