こちら、世界征服推進部ソロモンである   作:兵隊

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 ~ソロモンちゃんねる~

オウヒ「検査で胃カメラ飲むことになったのだが」
ヒナ「えぇ」
オウヒ「救護の偉い人に、苦しいようなら左手を上げるように、と事前に言われていてな」
ヒナ「うん」
オウヒ「いざ飲んでみたら、想像していた5万憶苦しくて、すかさず左手を上げたのだ」
ヒナ「単位。で、それで?」
オウヒ「そしたら救護の偉い人に、邪魔です下げてください、と言われ左手を下げらさせられた。これって余が間違っているの?」
ヒナ「やるかやらないか、といったら、救護騎士団の団長なら言うわね」

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第24話 小鳥遊ホシノという名のヒーロー

 

 アレから怒り狂った救護騎士団の偉い人にはお帰り頂いた。

 ワタシもあんなに、怒られるとは思わなかったよ。気を失ってから、どれくらい治ったか確認していただけなのにね。静かなお叱りというのは、リオ会長で経験しているけど、あそこまで激しいお叱りは初めてだったかもしれない。

 正直震えました、身体が。救護というのの何たるかを教えて頂いたけど、全然耳に入ってこなかったよ怖くて。

 

 ありがとうございます、救護の偉い人。

 あまりにも凄い剣幕だったから、名前を聞くのを忘れてしまったけど。

 

 

 

 それから、お見舞いに来てくれた、シャーレの先生とヒナに事の顛末を聞いた。

 白い怪物――――ビナーは仕留め切れず撤退をし、ワタシの装備の一部は破損及び焼失。『リク』と『アサ』が手元に無いのもそうだけど、軍服コートをまた失くしたのはちょっと心に来る。またエンジニア部の皆さんに依頼しないと。

 

 でも嬉しいニュースもある。

 それこそが、ビナーが討伐されずに、逃げていった事。

 良かった、本当に良かった。あんな化物がキヴォトスにいるとは思わなかったし、これでまた戦えるというものだ。今度は一対一で戦ってみたい、なんて思ってみたりもしているワタシだ。

 

 

 何はともあれ、物事はハッピーエンドを迎えた筈だ。

 ワタシの怪我も治りかけているし、シャーレの先生の要望通り小鳥遊さんは助ける事は出来たし、ビナーという強敵とまた戦えそうだし、初めての共闘も愉しかった。何よりも、アリウスという存在をキヴォトス中に知らしめることが出来た。

 

 概ね、大団円。

 誰も欠けることなく、ワタシにとっては不満もない、万事物事は希望通りに事が進んでいるのが、現状であった。

 その筈だったのだが――――。

 

 

「…………っ」

 

「……………」

 

“…………”

 

 

  空気が重いの IS どうして ? 

 

 

 いや、本当に重いんですけど。

 どうして、お三方は、そんなに顔が死んでいるの?

 

 先生はどうして表情が沈んでいるの。

 小鳥遊さんはなんで顔を俯かせているの。

 ヒナに至っては涙目になって、ベッドに腰掛けているワタシの隣に座って、患者衣の袖を掴んでいるのは何故?

 

 ここはもっと、アレではないだろうか。

 いやぁ、お互い大変だったね、柴関ラーメンでも行こうか、という流れになるのではないだろうか。

 だって、ハッピーエンドだよ? ワタシ達の目的は達成されて、カイザーの思惑を潰して、ついでに黒いのの企みも粉微塵にしたんだよ?

 本当に愉しかったし、ワタシとしては皆で協力して戦うのも、アリだなって思っていたりしていたのですが。

 

 

 空気が、ひたすら、重い。

 そんな中、口を開いたのはやはり。

 

 

“三人とも、ごめん”

 

 

 シャーレの先生だった。

 先生は重苦しい表情と共に、私達に向かって頭を下げる。

 

 本当にこの人は、恥も外聞もなく、頭を下げられる人みたい。

 その相手が、同じ大人ではなく、私達のような子供が相手であっても変わらない。自分が悪い事をしたと思ったら、まずは謝罪と共に行動で示せる人だ。

 

 ヒナさんと小鳥遊さんは面食らっている。

 このキヴォトスで、先生のような対応が出来る大人は少なく、自身の大人像とかけ離れている先生を見て、混乱しているのだろう。

 

 ワタシも初見では、二人と同じ反応だった。

 言葉を失って、凝り固まった大人という概念を砕かれて、シヴァさんに続いて――――カッコ良い、と思った。

 

 同時に、二人はこう思っているに違いない。

 先生は何に対して、謝罪しているのだろう、と。

 

 ワタシは代表をして、混乱している二人の代弁をする形で、先生に問いを投げる。

 

 

「……シャーレの、それは何に対しての謝罪か」

 

“……私は先生なのに、君達生徒を残して逃げてしまったから”

 

「なんだ、そんな事か」

 

 

 身構えて損した。

 謝る必要もないことだよそれは。

 

 どう思う、と言った調子でヒナに視線を送る。

 ヒナは一度頷いて、先生に向かって首を横に振って。

 

 

「先生が気に病む必要はないわ。あの場ではアレが最も有効な一手だった」

 

 

 先生は指揮能力が秀でている、とワカモから話は聞いている。

 不利な戦いを、勝ち目がある戦いにまで戦況を変えて、一手一手最善手を打ち、詰め将棋のように相手の行動を潰す。そんな、戦い方をする人物だと、ワタシは聞いている。

 

 確かに、あの場に先生がいれば、ビナーに対してもっと有利に事が進んだのかもしれない。

 でもそれは、先生を守りながら戦わなければならない。先生には悪いけど、あの時のワタシ達にはそんな余裕なんてなかった。そうなれば、ビナーは先生を真っ先に潰そうとしたに違いない。先生からは()()()()()()がする。それは先生を守る力かもしれないけど、ずっと守れるわけじゃない。どこかで限界は来るし、そうなれば最悪先生は死んでいたかもしれない。

 

 そう考えると、あの場にワタシ達が残った事は正しく、先生に逃げて貰ったのは最善と言えるだろう。

 

 

 それは先生も理解している筈だ。

 ワタシ達よりも大人の考えをしているし、何よりも理性的な人だから。

 それでも納得出来ないのは、彼が先生であり、ワタシ達が生徒だからだろう。

 

 責任感が強い人だ。

 もっと気楽に事を構えても良いだろうに。

 

 

「シャーレの、貴殿は己を先生と仰っていたな」

 

“そうだよ、私は先生だ”

 

「なるほど。確かに、貴殿の責任感は目を見張るものがある。着任して間もなく、アビドスを救おうとキヴォトス中を駆け回り、その間にも他の学校の生徒同士の問題を解決していたそうだな。ヒナ、其方も借りを作っていたのではないか?」

 

「えぇ、先生にはお世話になった。風紀委員会では解決できない問題もあったから」

 

“私は先生として、当たり前のことをしただけだよ”

 

「当たり前、か。それが貴殿のいう『大人の責任』であるか否かは置いておくとしよう。その当たり前をするのは、矜持か誇りか――――」

 

 

 どちらでもいいい、とワタシは言葉を区切りシャーレの先生を真正面から見据えて。

 

 

「貴殿に先生の矜持があるように、我らにも()()()()()というものがある」

 

“生徒の、意地……?”

 

「然り。あぁ、貴殿のような特別な信念のようなものがあるわけではないぞ。それこそ、子供のような主張でしかないのだ」

 

“それは何か聞いてもいいかな?”

 

「簡単に言うとだ――――貴殿の世話になりっぱなしでは、収まりが悪い、それだけに過ぎんよ」

 

 

 つまりはそういうことだ。

 先生だから、大人だから、責任があるから、と言われて、はいそうですかと甘えてばかりでは何だか厭な気持ちになる。

 

 その程度の意地だ。

 生徒の意地なんてカッコよく言ったけど、その程度のモノでしかない。先生が持つ大人の信念には劣り、ワタシ達の気持ちは衝動的な感情だけれど、それでもワタシ達は感情のまま走り続けるしかない。

 

 先生にばかり、頼ってはいられないから。

 

 ヒナは、それに、というと事実だけを口にした。

 

 

「先生は逃げるだけじゃなくて、風紀委員会と合流して、逃げ遅れたカイザーPMCの避難誘導に陣頭指揮をしていたと、アコから聞いているわ」

 

「ほう、転んでもタダでは起きぬ、というやつか。見事だ、シャーレの。此度の件、我らは為すべき事を為した。それで良いのではないか?」

 

 

 先生は持ち前の指揮能力を遺憾なく発揮し、逃げ遅れたカイザーPMCを纏め上げて避難誘導をして。

 ワタシ達は武力に長けているから、ビナーから皆が逃げるまでに時間を稼いだ。

 全員が全員、出来る事をやった。それだけで良いと思うのです。

 

 謝罪も必要はない。

 皆、頑張ったから良かったね、で良いと思う。

 

 だからその、この重たい空気、どうにかしませんか?

 にやり、と不敵な笑みを浮かべているワタシですが、心の中では冷や汗ダラダラです。 

 

 その想いが届いたのか、先生は沈んでいた表情から、ふにゃっとした人の良さそうな顔で小さく笑みを浮かべて。

 

 

“うん、そうだね。ありがとう”

 

 

 対してワタシは満足そうに頷く。

 幾分か、空気が軽くなりましたとも。やはり人は笑っているのが一番だと、ワタシは思うわけなのです。

 

 そこで、ちらっ、とワタシは視線を向ける。

 そこには、未だに会話に入ってきてくれなかった小鳥遊さんの姿があった。

 

 うーん、どうしたものか。

 何か嫌なことでもあったのかな。小鳥遊さんは強い気配がするから、今度戦ってみないか、なんて言いたかったけどとても言える空気じゃない。ワタシだって時と場を考える事はできる。今はその時ではなく、その場ではないのです。

 

 

“……ヒナ、ちょっと飲み物を買ってくるの手伝ってもらっても良いかな?”

 

「……えぇ、わかったわ。オウヒは何か飲みたいモノある?」

 

「其方に任せる。……いいや、待て。余、りんごジュースが飲みたい」

 

 

 ヒナは微笑を浮かべて、わかった、とだけ言うと立ち上がり先生と一緒に病室を出て行った。

 

 先生は空気を読んでくれて、小鳥遊さんと二人っきりにしてくれたのかもしれない。

 そういうところが、大人の余裕というやつなのかもしれない。けど、重いのです、空気が。出来れば居て欲しかったなーって思ったりしています。

 

 そもそも、ワタシと小鳥遊さんって初対面だしね。

 初めてお話ししたのは、ビナーとの共闘くらい。アレをお話しした、といってもいいのかわからないけど。

 

 

 さて、どうしよう。

 ここはワタシから話を切り出すべきか。

 会話デッキ、そこまで強くないんだよねワタシ。良い天気だね、って今Tierいくつだろう。ワタシはTier1くらいはあると思うのだけど。

 

 

「……天上院ちゃん」

 

「ん?」

 

 

 どうするか、考えていると小鳥遊さんが声をかけてくれた。

 表情は未だに暗いものだけど、今は助け舟に等しい。ワタシは全力で乗っかることにした。

 

 

「その、怪我の調子はどうかな、って」

 

「問題ない。節々に違和感があるが、安静にしていれば後3日程で完治する事だろう」

 

「そっか……」

 

 

 良かった、と心底安心するかのように言う小鳥遊さんだけど、表情は晴れる事はなかった。

 ワタシのことよりも、自分の心配をした方が良いと思うのですが。顔色も悪いし、ワタシのお見舞いなんて来てる場合じゃないのでは?

 

 

「貴様はどうなのだ?」

 

 

 えっ、と声を上げて顔を上げる小鳥遊さんに、ワタシは素直な気持ちを口にする。

 

 

「顔色が悪い。満足に寝てないと見えるが?」

 

「嫌だなぁ~、おじさんは健康優良生徒だよ? お昼寝もバッチリしてきたよ」

 

「で、あるか」

 

 

 とてもそうは見えない。

 ワタシの訝しむ視線に、小鳥遊さんは一度頷いて、観念したような口調で。

 

 

「ごめん、嘘ついた。そこまで寝てない、かも」

 

「で、あろうとも。余の眼は誤魔化せぬ。寝ておくものだぞ、美容にも良くない故な」

 

 

 ワタシなんて寝すぎて、暇でちょっと調子悪いしね。

 気分転換に出歩いて、救護騎士団の偉い人に怒られたわけですけど。今度からはバレないように出歩くことにしますとも。

 

 あはは、と苦笑を浮かべるも直ぐに小鳥遊さんは真面目な顔に変わり、ワタシを見て。

 

 

「天上院ちゃん、ごめんね」

 

「今度は貴様か。シャーレのといい、余には謝意を述べられる謂れはないのだがな」

 

「私にはあるよ」

 

 

 ワタシの言葉をきっぱりと否定して、小鳥遊さんは続けて言う。

 

 

「……私がカイザーPMC理事を助けるのを遅れたから、君が怪我をしちゃったから」

 

「それとこれと、何が関係している?」

 

 

 いいや、待って欲しい。

 多分だけど、彼女とワタシとの間に、意識の相違がある。

 

 小鳥遊さんはワタシが怪我をしたのは自分のせいであるといった。

 でも、ワタシの認識は違う。理事っぽい人を救うやり方を間違えたから、ワタシはしなくてもいい怪我を負ってしまった。突き飛ばすのではなく、理事っぽい人ごと抱えて飛んでいれば、ワタシは砲撃されることもなかったし、その後の追撃もされることはなかった。

 

 つまりは、自分の落ち度。

 小鳥遊さんのせいというわけじゃない。全てはワタシの判断ミスでしかない。

 だから――――。

 

 

「謝罪は不要である。此度の負傷は余の落ち度によるもの、決して貴様のせいではない。俗っぽく言うのなら、そうさな……」

 

 

 ワタシは少しだけ考える。

 どういえば、この重たい空気を変える事が出来るか。

 もっと砕けた感じに言えば、幾分か変わるだろうか。そこまで考えたワタシの決断は早かった。

 

 余モードを一度やめて、にっ、と満面の笑みを浮かべて、小鳥遊さんを安心させるように。

 

 

「気にしないで欲しい。そんなくらい顔をしないで。多分、貴女は笑っていたほうが可愛いと思うから」

 

「―――――――」

 

 

 小鳥遊さんは眼を見開く。

 面を食らったと言っても良い。信じられないモノを見たような、見てはいけないモノを見たような、もしくは――――懐かしい者を見るような。

 そんな顔で、困ったような笑みを浮かべて。

 

 

「……うへ~、君には振り回されちゃうね。どれが本当の君なのさ?」

 

「これも余であり、それも余である。どれが本当の余なのかなど、瑣末な事よ」

 

 

 本当のことだ。

 小さい頃にアーちゃんに演技することを勧められ、今日までずっとやってきたけど、既にワタシの一部となっている。それにアーちゃんもカッコいいって褒めてくれたし、ワタシは死ぬまで余モードと決別することはないのです。

 

 何はともあれ、張り詰めていた重たい空気はなく、和やかな雰囲気となっていた。

 とはいえ、まだ小鳥遊さんとは打ち解けたわけじゃない。ヒナ達には早く帰ってきてほしいものだけど、まだ帰ってくる気配はない。

 ここは、ワタシの天上院ジョークの出番なのかもしれない。会話デッキは貧弱だけど、これだけは自信があるのです。小粋なジョークで小鳥遊さんをバッチリ湧かせてやりますとも。

 

 張り切るワタシを余所に、小鳥遊さんはおずおずとした口調で。

 

 

「一つだけ、質問良い?」

 

「赦す。述べるが良い」

 

 

 胸を張るワタシは内心、何だろう、と身構える。

 

 

「……どうして、理事を助けたの?」

 

「ふむ」

 

 

 ワタシは少しだけ考える。

 いいや、考えるまでもなかった。コンサバティブちゃんに問われた時のように、ワタシは自然とその言葉を口にしていた。

 

 

「身体が勝手に動いた。それだけだ」

 

 

 我ながら短絡的思考だとは思う。

 ちゃんと考えて、どうすれば良いか順序立てて動き、理事っぽい人を助けていれば、こんな怪我を負わずに済んでいた。

 

 やれやれ、と肩を竦めて首を横に振り、苦笑を浮かべてワタシは続ける。

 

 

「全く、思考あっての人だろうに。本能のまま動いていては、獣と変わらぬというもの。我が事ながら、この悪癖には困ったものだ」

 

「それだけで、理事を助けたの?」

 

「然り」

 

 

 頷いたワタシを見て、小鳥遊さんはため息を吐いて。

 

 

「天上院ちゃんって、お人好しさんってよく言われない?」

 

「言われぬよ。余のどこが、お人好しなのか」

 

「自分を狙っていたヤツを助けようとしたから、かな?」

 

「それはそれ、これはこれである。そういう貴様こそどうなのだ?」

 

「私?」

 

 

 首を傾げる小鳥遊さんを、ワタシはジト眼で見つめて拗ねるような口調で。

 

 

「貴様こそ、理事とやらを助けようとしたではないか」

 

「言ったでしょ。私は考えて、足が重くなって、間に合わなかったんだよ。お人好し――――ううん、善良な人間とは縁遠い女だよ。君と違ってね」

 

「違うな、間違いであるぞ」

 

 

 間違いだ。

 小鳥遊さんといい、ヒナといい、どうして自分のことを過小評価してしまうのか、ワタシにはわからない。

 

 要領を得ない、と首を傾げる小鳥遊さんを見て、ワタシは思っていたことをそのまま口にする。

 

 

「考えて足が重くなり、間に合わなかったといったな。逆を言うとだ、それでも貴様は考えた末、理事を救うことを選んだのだ」

 

「――――――――――」

 

 

 そうだ。

 彼女は見捨てることもなく、考えた末それでも、と理事っぽい人を助けようとしていた。諦めることなく、自分の悪感情と戦いながら、救おうと足掻いていた。

 

 それは、彼女が善良であるという証左に他ならない。

 

 

「貴様の経緯は大体は把握している。大人に騙され、自主退学までし、身を削ってまで守ろうとしたのだろう。それでも、貴様は助けようとした。騙した大人の一人である彼奴を、救おうとした」

 

「それ、は……」

 

 

 小鳥遊さんは否定しようとする。

 でも事実は変わらない。自身を騙した大人を助けようと迷ったかもしれないけれど、それでも助けようとしたのは彼女なのだから。

 

 

「誇るべきだ、小鳥遊。貴様は善良な人間であり、余とは違い己で考え選ぶことが出来た人間なのだから」

 

 

 そうだとも。

 誰がなんと言おうと――――いいや、誰も間違っていると否定することはない。

 だって、それは素晴らしい事だから。人を助ける事を、間違っている筈がない。尊い行いそのものであり、素晴らしいものである事に、違いないのだから。

 

 本当に素晴らしい精神性。ワタシには持ち得ない輝く内なるモノ。本当の意味で善良な魂。

 アーちゃんとヒナは勿論、きっと先生にも備わっているモノ。そして、小鳥遊さんにも宿っている。

 

 今一度、ワタシは口にしよう。

 真正面から、称えるように、賞賛するように、栄光を謳うように。

 小鳥遊さんに万感の思いを籠めて、ワタシの気持ちを伝える。

 

 

「――――誇れ、小鳥遊。貴様は何も、間違っていない」

 

 

 

 





 △小鳥遊ホシノ
 自称おじさん。
 オウヒの善良さに、ある人の面影を見て、脳を弱火で焼かれてしまっている人。
 ここのおじさんはオウヒには割りと厳しい。過去おじさんと今おじさんの中間くらい。ついつい、素に近いおじさんが出てきては、自己嫌悪に陥ることになる。
 ブルアカ本編より、ヒナと仲良くなるのが早い。やったねヒナ委員長、推しと友達になれるよ!


 △ありがとうございます、救護の偉い人。
 オウヒ「困った。ちょっと勝てない」


 △会話デッキ
 オウヒの日常会話を象徴するデッキ
 環境入りしたことがない
 
 
 △「――――誇れ、小鳥遊。貴様は何も、間違っていない」
 実の所、オウヒもおじさんに脳を焼かれている。
 他人のために頑張れる人を推しがち。




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