真剣で私に恋しなさい!!S -四神の王-   作:慶次

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原作を再プレイしていたら朝になっていました。

その日の仕事は地獄でした。

徹夜も無理な年になったと思う今日この頃。





第弐話 ―武士道プラン―

―4月中旬・AM10:35 九鬼財閥極東本部

 

 

訓練施設では龍一と義経が刀を手に取り打ち合っている。

一般の人の目では視認することはできず、武道をするものでさえ見る事ができるのは極僅かだろう。

しかし見る事ができたのならば、その二人の美しさに目を奪われることになるだろう。

二人の『容姿』ではなくそのあまりに素晴らしく、苛烈で、流麗なその『動き』にだ。

龍一が上段から刀を振り下ろせば、義経は体を左に半分反らしてかわし、刀を横一閃に振るう。

その一閃に刀をあて、上に弾き、隙だらけになった体めがけて拳を突き出す。

迫ってくる拳に右足の裏で防ぎ、そのまま後方に跳び距離をとり、着地した直後に踏み切り龍一に向かっていく。

 

一合―

 

二合―

 

三合―

 

八合―

 

十五合―

 

二十四合―

 

三十八合―

 

六十四号―

 

百七十合―

 

いつまでも続くと思われた二人の闘いの舞はお互いが距離を離したところで終了した。

 

 

 

Side 黄眞 龍一

 

 

 

龍一

「このあたりで終わりにしよう。義経」

 

 

義経

「そうだな。はあ~、それにしてもすごいな龍兄は。帰ってきてからも一太刀も当てられないなんて」

 

 

龍一

「まだまだ。俺だって修行中の身だ。義経がそう思うなら義経も強くなれるさ」

 

 

義経

「そうか。龍兄、義経は強くなる。そして龍兄の隣に並んでみせるぞ!」

 

 

龍一

「ああ、期待している。そろそろ昼食だ。そのまえにシャワーでも浴びよう」

 

 

義経

「そうだな。汗をながさないとな」

 

 

 

俺たちはひとしきり話した後、シャワーを浴びるため訓練所を後にした。

 

 

 

同日―PM21:18 九鬼財閥極東本部 自室

 

 

 

『ここが勝負、勝負の時なのだ~』

 

 

今日の予定を終え、シャワーを浴び、タオルで頭を拭きながら出ると携帯の着信音が鳴り響いた。

相手は…

 

 

『松永 燕』

 

 

とあった。

 

 

 

『やっほ~。久しぶり元気にしてる~?』

 

 

龍一

「ああ、息災だ。伝えるのを忘れていたが今はもう日本に帰ってきているんだ」

 

 

『あり?そうなんだ。早く教えてくれたらよかったのに』

 

 

龍一

「こっちも忙しくてな。そっちはどうなんだ?」

 

 

『もうばっちり!龍一君が九鬼財閥を紹介してくれたおかげで、もろもろの諸事情がぜ~んぶ解決!納豆の売れ行きも、うなぎ上りさ!』

 

 

龍一

「そうか。それはなによりだ」

 

 

『あの時はありがとう』

 

 

龍一

「気にするな」

 

 

 

燕に会ったとき、別れ際に渡したのは俺の携帯のアドレスと番号ともう一つ。九鬼財閥の電話番号。世界的に有名な九鬼財閥は普通に調べてもわかるが、今回渡したのは、ここ『極東支部』の番号。

ここなら揚羽や英雄、紋がいるし俺の名前をだせば必ず上に報告すると思ったからだ。

 

話を聞くと、俺と別れた後に電話。出てきたのが九鬼財閥で驚いたみたいだ。

最初は取り合ってくれなかったらしいが、俺の名前をだしたら一発だったみたいで、話を聞くといって燕はプレゼン。納得のいく物だったのかあれよあれよという間に話は進み、通販での販売や松永納豆を市場に卸して全国への販売拡大。

人気なのでCMやポスターも今までどうりらしい。

おかげで借金も全額返済。父親も技術面に強いこともあって九鬼に就職。今までの苦労が報われたということだ。

 

 

 

『いくらお礼を言ってもいい足りないよ』

 

 

龍一

「気にするな。困っている友人に手助けしたにすぎん」

 

 

『友人…かあ』

 

 

龍一

「燕?」

 

 

『え!?あはは、ごめんごめんなんでもないよ』

 

 

龍一

「そうか、ならいいが…」

 

 

『あはは、ちょっと考え事してただけだから。そうそう、もうすぐ君にとってビッグなイベントがあるよん』

 

 

龍一

「ビッグイベント?俺個人に?なんだそれは?」

 

 

『ぬふふ~、それはヒミツ。でもあと二ヶ月くらいかな』

 

 

龍一

「(二ヶ月?プランと重なるな。燕は知っているのか?…考えても仕方ないな)気にはなるがそれは後のお楽しみにしよう」

 

 

『そうそう。でもきっと喜ぶよ』

 

 

龍一

「それは楽しみだ」

 

 

 

その後、しばらく話したあと電話を切り、ベッドに入った。

プランまで二ヶ月か…。あ、あいつらに俺はプランの一人としては参加しないって説明しないとな。そんな考えごとをしながら瞼を閉じた。

 

 

 

Side out

 

 

 

 

 

 

 

 

Side 直江 大和

 

 

 

―6月7日 川神市工場地帯

 

 

 

夜。もうまもなく日付も変わろうという時間。

俺たち川神学園二年生たちは西にある学校『天神館』と交流試合をしている。

きっかけは、数日前に川神学園学園長、川神鉄心が全校集会での発言だった。

 

 

 

――回想

 

 

 

鉄心

「西にある天神館が週末に修学旅行で川神に来るらしいのぉ。天神館の館長とは知り合いでの、学校ぐるみの決闘を申し込まれたので引き受けてぞい」

 

 

 

と、とんでもないことを言い出した。ざわつく生徒たちをおいて学園長は続ける。

 

 

 

鉄心

「これを東西交流戦と名づける。激しい戦になりそうじゃわい」

 

 

 

周りの生徒をおいて一人思考に耽る。

 

 

 

大和

「(天神館といえば西では有名なバリバリの武闘派の学校…学園長の知り合いらしいしこうなるのも時間の問題か…)」

 

 

 

昨今、学生の強さは東高西低と言われているらしく、それがどうにも西の武闘派たち、特に好戦的な連中は気に入らないらしく、今回旅行のついでに決闘を申し込んだ。…とのことだ。

 

 

 

鉄心

「夜に川神の工場地帯で、各学年200人を出し合い大規模な集団戦となる。総大将を決め、その総大将を倒せば勝利、ルール無用の実践形式3本勝負じゃ」

 

 

 

うちの連中も好戦的な奴らが多いうえに、祭り好きなので、そのイベントには大半がノリノリだった。

うちの身内たちも興奮を抑えられないようだ。

 

 

 

キャップ

「いいねいいねー、最高に燃えるじゃねーか!」

 

 

 

テンションあげてはしゃいでるのは『風間 翔一』。通称キャップ。

風間ファミリーのリーダーで凄まじい豪運の持ち主。常にバンダナを頭に巻いている。

 

 

 

ワン子

「私も私も!うーん、腕がなるわ!」

 

 

 

同じくはしゃいでるのは『川神 一子』。通称ワン子。

川神にあるお寺『川神院』の娘で、赤い髪にポニーテール、性格は明るく風間ファミリーの一員だ。『川神院』は武道の総本山として有名で、ワン子も武芸者だ。

 

 

 

クリス

「調子に乗ってすぐやられたりするなよ、犬」

 

 

一子

「そっちこそ無様にやられたりしないでよね、クリ」

 

 

 

ワン子に話かけたのは『クリスティアーネ・フリードリヒ』。通称クリス、クリ。

川神市と姉妹都市であるドイツのリューベック市から来た留学生で、金髪にストレートヘア、容姿端麗で性格も明るい。フェンシングを嗜んでおり、学園でも屈指の実力者だ。同じく風間ファミリーの一人。

 

 

 

「なんか大げさになってきたね…。そして大和愛してる」

 

 

大和

「いつものことさ。そしてお友達で」

 

 

「チッ、おしい」

 

 

モロ

「あはは、いくらなんでも脈絡がなさすぎるよ」

 

 

 

俺にいきなり告白してきたのは『椎名 京』。通称京。

青髪のショートヘアで、性格はおとなしい…というか根暗。

小学校の時に、いじめから助けたのがきっかけでファミリーの一員になった。

椎名流弓術を習得しており『天下五弓』の一人。

 

 

京に突っ込んだのは『師岡 卓也』。通称モロ、モロロ。

色白で線が細く性格もおとなしいが、その知識量はファミリー随一で、こと情報戦では非常に頼れる存在だ。

 

 

 

ガクト

「ふっふっふ、ここで活躍すれば俺様にも彼女が!」

 

 

「ないね」

 

 

大和

「ないな」

 

 

モロ

「ないね」

 

 

ワン子

「無理じゃない?」

 

 

クリス

「無理だな」

 

 

キャップ

「頑張ればできるさ!」

 

 

ガクト

「なんだこいつら全然容赦がないぞ…」

 

 

 

ほぼ全員から否定されて落ち込んでいるのは『島津 岳人』。通称ガクト。

身長は190cm近くあり、体格もよく、顔もそこまで悪くないが先のような発言を普通にするので同学年の女子からは気味悪がられている。しかし面倒見はいいので後輩の女子からは避けられてはいない。何か武道をしている訳ではないが、ファミリー内は武闘派の人物が多いので回避力は高く、喧嘩も強い。

 

 

 

忠勝

「はあ、忙しくなりそうだな」

 

 

大和

「ゲンさんはバイト?」

 

 

忠勝

「チッ!聞いてやがったか…まあそうだ」

 

 

 

小さく呟いたのは『源 忠勝』通称ゲンさん、ゲン。

肌は浅黒く目つきも鋭いため不良として見られがちだが、生活は健康的。

川神学園の所有する『島津寮』に住んでいる。

 

 

最後に俺『直江 大和』。通称大和。

ファミリー内では軍師と呼ばれていて、ガクトと同じ理由で回避力は高い。戦闘力は可もなく不可もなくといったところ。

あと二人いるがそれはまた後ほど。

というかさっきから誰に向かって説明してるんだ?…まあいいや。

 

 

 

キャップ

「くー、ワクワクするなー!作戦は頼むぜ!軍師大和!」

 

 

大和

「ああ、まかせとけ」

 

 

 

――回想終了

 

 

 

こうして東西交流戦は開始された。

現在の戦績は1勝1敗。

 

初戦、まゆっちのいる一年の部は総大将を1-S『武蔵 小杉』とし、戦闘開始。

総大将自ら戦陣に立つものの、相手の方が自力が上なのかすぐに囲まれて終了。

初戦は天神館の勝利となった。

 

 

まゆっち本名『黛 由紀江』

ファミリー内唯一の一年生で携帯ストラップの『松風』を持っている。

本人曰く「九十九神がやどった」とのこと。

『剣聖』の娘で本人も剣術を納めており、その実力はトップクラス。

しかし内気な性格が災いしてか、友だちが少ないのが悩み。

 

 

二戦目、川神 百代率いる三年の部。

 

 

『川神 百代』通称モモ先輩、姉さん、お姉様。

川神鉄心の孫娘で、武において天賦の才を持っており、幼少の頃より武を鍛えてきた。公式戦いまだ無敗で『武神』とも呼ばれている。

ちなみに俺はあの人の舎弟で姉さんと呼んでいる。風間ファミリーの一人。

 

 

 

閑話休題。

 

 

 

三年の部では天神館側が合体技『天神合体』をくりだし巨大化するも、姉さんの川神流『星殺し』で爆散。弱っているところを三年で掃討し、二戦目は川神学園の勝利となった。

 

 

そして最終戦二年の部。

 

 

英雄

「一年の敗北をみなも見たであろう!バラバラに戦っては天神館に勝利することはできん!学び舎の名を高めるか!辱めるか!選べ、お前たち!」

 

 

九鬼英雄の演説が、生徒の心をうつ。

 

 

「ふむ…F組と手を組むのは甚だいかんじゃが勝つには仕方がないの」

 

 

冬馬

「私たちは力と体を合わせて、西と戦いましょう」

 

 

大和

「体は合わせないからな!」

 

 

冬馬

「つれないですね」

 

 

「ま、昨日の敵は今日の友と言うしな」

 

 

小雪

「お祭りのはじまりだ~!」

 

 

「こらこら、スカートのまま飛び跳ねるんじゃありません」

 

 

小雪

「スパッツだから平気だよ~ん(ピラッ)」

 

 

「そういう慎みのないことしちゃいけません」

 

 

 

騒いでいるのは2-Sの生徒。

 

『不死川 心』

 

名家御三家のうちの一つ『不死川家』の娘。

プライドが高く家柄で人を見下すため、周りからの評判はとても悪い。

しかし弄ると面白い。

 

 

『葵 冬馬』

 

葵紋病院の跡取りで、成績優秀、容姿端麗で性格も温和。

だが、自称両刀使いである。

 

 

『井上 準』

 

同じく葵紋病院の跡取り(冬馬の父が院長で準の父が副院長)。

S組に所属しているだけあり成績は良い。S組は総じてプライドが高いが、付き合いやすい人物だ。

スキンヘッドで、幼女が好きだが本人曰く「手折るもんじゃねえ、愛でるもんだ」とのこと。

 

 

『榊原 小雪』

 

冬馬や井上と一緒にいる女の子。

フラフラしており井上を困らせているようだ。紙芝居が趣味で好物はマシュマロ。

 

 

 

閑話休題。

 

 

 

二年の主力はF組とS組。

英雄は鼓舞し終えると一子のほうに向かった。

俺と冬馬は部隊の配置や部隊の編成案を詰めるため話し合う。

満月が見下ろす工場地帯。

戦の火蓋は今まさにきって落とされようとしていた。

 

 

 

 

戦闘が始まって幾ばくかの時間が過ぎた。

俺と冬馬は見晴らしのいい場所から戦況を眺めている。

 

 

 

大和

「どうにも旗色が悪いな。自力は向こうが上か」

 

 

冬馬

「西方十勇士を各個撃破し、士気の低下を狙っていくしかありませんね」

 

 

大和

「そういう位置に配置したけどな。十勇士さえ抑えれば後はゴリ押しでいける」

 

 

冬馬

「大和君にも動いてもらいますよ?」

 

 

大和

「ああ、そういう役割だからな」

 

 

 

戦況を見ながらどちらともなく口を閉じた。

 

 

 

Side out

 

 

 

 

Side 川神 一子

 

 

大友

「軟弱な東の連中め!西国武士の気骨を見よ!」

 

 

『大友 焔』の改造大筒が川神学園の生徒に狙いをつける。

 

 

大友

「大友家秘伝国崩しぃぃぃぃぃぃ!!!!」(ドゴォォォォォン!!!!)

 

 

 

数多の弾丸が放たれ焼夷弾が夜空を紅に染め上げる。

 

 

 

一子

「うわぁっと!すっごい広範囲!どんだけやられたんだろ?というかやりすぎじゃない」

 

 

大友

「東西交流戦とはいえあくまで戦。その程度で喚くな。体を動かさず部屋に閉じこもっていたのであろう?軟弱者め!」

 

 

一子

「ぐぬぬ、豪快すぎる。だけど倒してみせる」

 

 

 

薙刀を構え大友に駆け寄る。

 

 

 

大友

「させるか!!国崩しぃぃぃぃ!!!」

 

 

 

近寄らせまいと大筒を放つ。

 

 

 

一子

「あっぶなーい!」

 

 

 

持ち前の瞬発力で回避し、爆風に呑まれながらもダメージを最小限ですませる。

そして大友の背後に一子を狙う男が一人…

 

 

 

大友

「ハッ!逃げるしか能がないのか!腰抜けめ!」

 

 

一子

「(回避して弾切れを狙うしか今のとこ手がないよ~)」

 

 

毛利 元親

「東の凡夫共、美しい毛利の三連矢で仕留めてやろう」

 

 

大友

「せりゃぁぁぁ!!」

 

 

毛利

「今だ!!」

 

 

 

一子に向かって、回避不可の矢が放たれる。

 

 

 

一子

「!!!」

 

 

 

しかし、その矢は一子に当たることなく別の矢に弾かれる。

一子の遥か後方で京が矢を狙ったのだ。

そのまま弓を引き毛利に狙いを定める。

毛利は死角に入りやり過ごそうとするが…

 

 

 

「無駄だよ」

 

 

 

そのまま爆薬つきの矢を放った。

矢は毛利の横1mほどの壁に着弾、爆発。

毛利は爆風で飛ばされリタイア。

 

 

 

「椎名流弓術【爆矢】こっちも遠慮は無しで」

 

 

一子

「弓ではこちらの方が上みたいね」

 

 

大友

「勝敗は戦の常だ…しかしそれで事態が好転する訳じゃない!」

 

 

 

一子に向けて大筒を放つ。

 

 

 

大友

「一つ言っておくが私に弾切れは無い」

 

 

一子

「ガ~ン」

 

 

大友

「補給線を確保しておくのは戦の基本よ!」

 

 

マルギッテ

「そしてそれを潰すのも戦の基本と知りなさい。現在お嬢様が後方をかく乱中です」

 

 

大友

「しかしそれでも弾切れは無い!!こんなこともあろうかと各地に弾薬は保管済み」

 

 

マルギッテ

「しかしそれもあなたを倒してしまえば必要なくなる」

 

 

 

直後に大友に向かってマルギッテが疾走。

 

 

 

マルギッテ

「トンファーシュート!!」

 

 

 

大友の大筒の発射口目がけてトンファーを投擲。

 

 

 

大友

「なっ!!」

 

 

 

直後、爆発。

 

 

 

一子

「まだよ!!マル!!」

 

 

 

一子の声と共にマルギッテのいた場所が爆発する。

 

 

 

大友

「国…崩し…」

 

 

マルギッテ

「その状態での攻撃…そして気迫見事です」

 

 

 

そしてマルギッテはトンファーを構え大友に疾走。

大友が撃った大筒を避け、トンファーで腹、顔、腕など連撃をくらわせていく。

 

 

 

マルギッテ

「トンファーストライク!!」

 

 

大友

「ぐあああ!!」

 

 

 

連撃を受け大友撃沈。

 

 

 

一子

「いやーいいとこ全部もっていかれちゃったわ」

 

 

マルギッテ

「火力の高い敵を足止めしただけでも十分です。誇りに思いなさい。私はお嬢様のもとに行きます。お前も前線に行きなさい」

 

 

一子

「望むところ!!」

 

 

 

二人は前線へと駆けていった。

 

 

 

Side out

 

 

 

Side 井上 準

 

 

 

俺達は敵の最前線にいる。ここで力を発揮しているのはクリスだ。

 

 

 

井上

「さすがクリス!軍人の娘だけあってすげー指揮だなーおい」

 

 

クリス

「お前もなかなかやるではないか」

 

 

 

二人で会話しているとこちらに向かってくる集団がある。

 

 

 

尼子 晴

「尼子隊参上!!」

 

 

クリス

「くっ!もうすぐ本隊だというのに」

 

 

井上

「クリス!ここは先に行け!」

 

 

クリス

「お前…」

 

 

井上

「少しはカッコつけさせろよ」

 

 

クリス

「…分かった。借りておくぞ」

 

 

 

クリスを先に行かせ尼子隊と対峙する。

 

 

 

尼子

「なんだ?やるきか?」

 

 

井上

「一見ショタっぽいけど俺にはわかる。ホントは女の子なんだろ」

 

 

尼子

「おれは男だーー!!」

 

 

井上

「いいねーお約束だねー可愛いよ。マジ天使…それなのにこんな戦いに巻き込まれるなんて…あああんまりだあああーーー!!」

 

 

尼子兵

「え?なにこいつキミチワル!」

 

 

井上

「てめえらはお呼びじゃねえんだよ!!芯竜ーーー拳!!」

 

 

尼子兵

「理不尽だああーーー!!」

 

 

井上

「幼女の絡んだ戦闘では俺の戦闘能力は3倍になる」

 

 

尼子

「じ…自慢の兵が…」

 

 

井上

「もう戦わなくていい」

 

 

 

いいながら近づく。

 

 

 

尼子

「近づくな!切り刻むぞ」

 

 

 

俺に向かってクローが飛んでくるが回避。

 

 

 

井上

「お兄たまと呼ぶがいい。さあお風呂で汚れを落とそう」

 

 

 

そして尼子を抱きしめる…しかし…

 

 

 

尼子

「うわああーーきもちわるいよーーー!!」

 

 

井上

「!!こ…この余計な感触は!お前男だったのか!!」

 

 

尼子

「さっきからそういってるだろーー!!」

 

 

井上

「お前にはがっかりだよ」

 

 

 

そして尼子の首筋に手刀を食らわせる。

 

 

 

尼子

「がっ!!」

 

 

井上

「俺はショタじゃねえ…そんな特殊な性癖は持たねえ!!」

 

 

 

尼子隊撃沈

 

 

 

Side out

 

 

 

Side 忍足 あずみ

 

 

 

あたいは九鬼家従者部隊序列1位で英雄様の従者だ。

今、英雄様は負傷兵たちを鼓舞している。

 

 

 

英雄

「聞け!!負傷兵たちよ!!同胞の活躍で敵将の半分以上を討ち取り戦線は膠着している!!今こそ背恥辱を晴らすとき!!西にやられたままでいいのか!!立てるものは行き、武勲をあげよ!!」

 

 

生徒A

「俺は行くぜ!」

 

 

生徒B

「あたしもまだ行けるわ!」

 

 

 

さすがは英雄様。息を吹き返した。ん?こっちに近づいて来る気配…上か!

 

 

 

あずみ

「鉢屋か!一人で奇襲とは西は頭がイカレてんのか?」

 

 

 

あたいは小太刀二刀を構え急降下してきた影を蹴り飛ばす。

 

 

 

鉢屋

「風魔か!騙まし討ちこそ忍びの基本。一人のほうが奇襲に向く。人数がほしければこのとうり」

 

 

 

鉢屋が5人に分身する。

 

 

 

英雄

「あずみ、さっさと片付けろよ」

 

 

あずみ

「畏まりました!英雄様!!」

 

 

 

あたいは鉢屋に駆け寄り一瞬で5つの影を切り伏せる…しかし…

 

 

 

あずみ

「手ごたえが無い。全部残像?」

 

 

鉢屋

「本体は後ろよ!もらったぞ!」

 

 

 

鉢屋はあずみをガッチリ掴み上空へ跳躍。

 

 

 

あずみ

「チッ!飯綱か!」

 

 

鉢屋

「源流を同じくする風魔と鉢屋。この技の恐ろしさは知っていよう!」

 

 

 

『飯綱落とし』

相手の四肢を固定し同時に跳躍。そのまま上空から叩き落とす技である。

 

 

 

あずみ

「不様なとこは見せられないんでね!!」

 

 

 

あたいは歯を合わせ奥歯に仕込んだ自爆スイッチを押す。瞬間に爆発。

 

 

 

鉢屋

「自爆だと!しかし火力が足りないようだな!」

 

 

あずみ

「抜ける時間さえあればいいんだよ!」

 

 

鉢屋

「なに!」

 

 

あずみ

「逝っちまいなーー!!」

 

 

 

今度はあずみが鉢屋の後ろを取りそのまま掴み地面に叩き落す。

 

 

 

鉢屋

「ぬぐあ!!」

 

 

あずみ

「あの程度で離すようじゃな…詰めがあまいぜ。お騒がせしました英雄様」

 

 

英雄

「うむ、大儀であった。その水着なかなかに似合っているぞ」

 

 

あずみ

「きゃるーん!あずみは幸せでございます!英雄様ー!!」

 

 

 

鉢屋 壱介 撃沈

 

 

 

Side out

 

 

 

Side 不死川 心

 

 

 

此方は今本陣で優雅に戦場を見ておる。そしてここに向かってくる山猿の集団がある。

 

 

 

宇喜多 秀美

「敵本陣に一番乗りやーー!!これで報奨金アップやーー!!」

 

 

英雄

「フハハ!!我の前に突撃してくるとはな」

 

 

宇喜多

「大将に一騎打ち申し込んだるわ!」

 

 

英雄

「たわけが!誰が貴様の相手なんぞするか!」

 

 

宇喜多

「だったら全員ぶちのめしたるわ!」

 

 

不死川

「ほっほ、退屈しておったところじゃ。此方が遊んでやろう」

 

 

英雄

「不死川か。好きにするがいい」

 

 

不死川

「しかしでかい的じゃのお」

 

 

宇喜多

「あんたは小さいなりやなあ。うちのハンマーでぺちゃんこや。行くでー!」

 

 

不死川

「ほっほ、体格差があるほど有利という考えを此方が修正してやろう」

 

 

 

突っ込んできた宇喜多のハンマー回避し、襟を掴み体を滑り込ませ一本背負い。

 

 

 

宇喜多

「だあ!!」

 

 

 

そのまま宇喜多は気絶した。

 

 

 

不死川

「柔よく剛を制す。柔術の基本じゃ。敵将不死川が討ち取ったーー!!」

 

 

 

英雄

「ああいった手合いは投げに弱い…相性がよかったな」

 

 

あずみ

「運も実力のうちですね」

 

 

不死川

「素直に褒めることができんのかおぬしらはーー!!」

 

 

 

宇喜多 秀美 撃沈

 

 

 

Side out

 

 

 

Side 葵 冬馬

 

 

 

私と大和君は見晴らしのいい場所で戦場を見下ろしている。

そして背後に誰かが現れた。

 

 

 

冬馬

「…まさかいきなり後ろからとは」

 

 

長宗我部

「ぬははは!海を泳いで回り込んでやったわ!」

 

 

冬馬

「備えをしていてよかったです」

 

 

 

長宗我部

「ほお、思ったより敵が多いな。オイルレスリングを見せてやる」

 

 

 

長宗我部はオイルの入った壷を取り出しオイルを浴びる。

 

 

 

冬馬

「オイルレスラーがいるという情報は間違っていませんでしたね。これも役にたちそうです」

 

 

 

私はライターに火をつけ相手に投げる。火が当たり勢いよく燃え上がる。

 

 

 

長宗我部

「ぬぐああああ!!ノリ悪すぎだろ!!」

 

 

 

しかし燃えながらもこちらに向かってくる。

 

 

 

冬馬

「さすがにしぶといですね」

 

 

小雪

「人間て燃えると綺麗だねー」

 

 

冬馬

「ユキ海側に落としてくださいね」

 

 

小雪

「はいはーい。いっくよー!」

 

 

 

ユキは長宗我部に向かって走り出す。相手が掴もうとしたのを回避し、真上に蹴り上げる。ユキも跳躍し顔面を蹴り海に叩き落とす。

 

 

 

小雪

「たっだいまー!」

 

 

冬馬

「ありがとうユキ(なでなで)」

 

 

小雪

「わっはーいもっとー♪」

 

 

大和

「容赦ないな燃やすなんて」

 

 

冬馬

「オイルまみれで絡む男二人…見たいですか?」

 

 

大和

「ごめんなさい」

 

 

 

そのとき大和君の携帯が鳴った。

 

 

 

大和

「電話?もしもし?」

 

 

クリス

『大和か?敵の本陣なんだが大将がいないんだ』

 

 

大和

「状況不利と見て隠れたかな。了解そのあたりで暴れてて」

 

 

クリス

『了解した(プッ)』

 

 

大和

「さて、そろそろ俺も動くかな。今回あんまり役に立ててないし」

 

 

冬馬

「そこまで気負うことはないんですよ」

 

 

大和

「みんな頑張ってるんだ。俺も頑張んないと。じゃあ行って来る」

 

 

そう言って大和君は走り去っていった。

やはり彼はいい。いつか肌を重ねたいものです。

 

このとき大和にゾワッとした悪寒がはしったとかなんとか。

 

 

 

Side out

 

 

 

Side 直江 大和

 

 

 

なんだったんださっきの悪寒は?

そんな考えは思考の隅に追いやり、おそらく敵の大将が隠れているだろう場所に向かっている。本陣の位置から考えてたぶん…いた!犬笛を吹きつつ走り寄る。

 

 

 

石田 三郎

「この場所が分かるのは、ずるく保身に長けているやつだろう。俺はほかにもいろいろ備えてはいるが」

 

 

大和

「ずるく保身に長けているね…耳が痛いね。けどま、おかげで見つけられたし結果オーライかな」

 

 

島 右近

「なに!」

 

 

石田

「ほう、ここがわかるとはな。名をなんという?」

 

 

大和

「直江 大和。下見に来たときに隠れるならここかなって」

 

 

石田

「そうか、しかし一人で来るとはな。阿呆だな」

 

 

「それがしは十勇士が一人島 右近!覚悟!」

 

 

大和

「おいOBじゃないのか!」

 

 

「それがしは同い年だ」

 

 

大和

「それは失礼した」

 

 

 

そのとき一人の乱入者が現れた。

 

 

 

一子

「おーっと!あんたの相手はあたしよ!」

 

 

 

ワン子だ!ワン子は犬笛で呼ぶと吹いた人のもとに駆けつけるのだ。

 

 

 

「ぬっ!援軍か!」

 

 

大和

「さあ大将一対一だ!」

 

 

 

俺は拳を構える。

 

 

 

石田

「その構えは…ってド素人じゃないか!!」

 

 

大和

「やっぱばれるか」

 

 

石田

「まあいい、西方十勇士が大将!石田 三郎!参る!」

 

 

 

石田は刀を構え走りだそうとしたところに一本の矢があたる。

 

 

 

石田

「ぬぐ!弓兵だと!」

 

 

「愛しの大和は私が守る」

 

 

大和

「ごめん人数間違えちゃった」

 

 

 

いいながら石田を蹴る。

 

 

 

石田

「がっ!…ここまで虚仮にされるとはな…見せてやる【光龍覚醒】!!」

 

 

 

石田が光をまといあたりが照らされる。光が収束すると、金髪になりすさまじい威圧を放っていた。

 

 

 

大和

「なにそれ!どこのスーパーサ○ヤ人!!」

 

 

石田

「俺に奥義を出させるとはな…寿命が短くなるデメリットはあるがこの状態で俺に勝てるのは川神百代くらいだ!!」

 

 

 

刹那京の矢が石田に向かう。

 

 

 

石田

「同じ手を食らうか!!」

 

 

 

その矢をなんなく刀で弾く。

 

 

 

「まずいすごく強くなってる!」

 

 

大和

「(くそ!計算外だ!避けれるか!)」

 

 

 

――刹那何かがこちらに近づいて来る。

その人物は工場の壁を垂直に駆け下りていた。

 

 

 

石田

「!?なにやつ!!」

 

 

義経

「源 義経!推参!」

 

 

 

義経と名乗った少女は勢いそのままに、すさまじい速さで石田に接近し一刀のもとに切り伏せた。

 

 

 

石田

「ぐっ!…がは!…その名前。俺や島のように武士の血を引くものか…」

 

 

義経

「ちがう。義経は武士道プランにより生まれたもの…受け継ぐのではなくそのものだ」

 

 

石田

「…?しかし理不尽なまでの強さ…」

 

 

 

言って石田は気絶した。

 

 

 

大和

「(そうとう強かったはずだ…それを瞬殺かよ)」

 

 

義経

「怪我はないか?」

 

 

大和

「ああ…大丈夫だ」

 

 

義経

「そうか。よかった。義経は同じ学び舎の友として助太刀した」

 

 

大和

「そうか、ありがとう。でも君の事知らないんだけど?」

 

 

義経

「無理もない義経は「そこまでだ」…龍兄!」

 

 

龍一

「まったく今日は見学だけだって話だっただろ?」

 

 

義経

「うっ…倒されると思ったらつい…義経は反省する」

 

 

龍一

「いいさ。怒っているわけではないが釘は刺しとかないとな。弁慶には謝っておけよ」

 

 

義経

「うん、分かった。龍兄はどうしてここに?」

 

 

龍一

「…義経、ここからどうやって帰るんだ?」

 

 

義経

「それは…」

 

 

龍一

「それは?」

 

 

義経

「……わ」

 

 

龍一

「わ?」

 

 

義経

「……わからない」

 

 

龍一

「…だろうな。だからお目付け役の俺が迎えに来たんだ」

 

 

義経

「そうだったのか…ごめん龍兄、迷惑かけて」

 

 

龍一

「気にするな。可愛い妹分を守るのは兄の役目だからな」

 

 

義経

「カワッ///」

 

 

 

後から来た男がこちらに顔を向ける。

 

 

 

龍一

「すまないな会話の邪魔をしてしまって」

 

 

大和

「いえ、かまいませんけどあなたたちは?」

 

 

龍一

「すまないが詳しいことは今は言えないんだ。…そうだな、明日の朝テレビを見れば分かる。とだけ言っておこう」

 

 

大和

「テレビ…ですか?」

 

 

龍一

「ああ。じゃあそろそろ行くよ。そっちの彼女も終わりそうだしな」

 

 

大和

「え?」

 

 

 

ワン子のほうを見ると川神流の技で島を倒すところだった。

 

 

 

 

一子

「川神流【水穿ち】!!」

 

 

「ぬ!!ぶはああ!!」

 

 

 

ワン子の技が決まり島は気絶した。

 

 

 

大和

「やったなワン子!!」

 

 

一子

「そっちも総大将を倒したし大和勝ち鬨をあげましょ」

 

 

大和

「そうだな…あなた達もどうです?」

 

 

 

しかし、後ろを見ても誰もいなかった。

 

 

 

一子

「?どうしたの?」

 

 

大和

「いや、なんでもない。それより勝ち鬨だ!!」

 

 

一子

「ええ!!敵将全て討ち取った!!」

 

 

大和

「勝ち鬨をあげろーーー!!」

 

 

 

川神学園二年生

「「「えいえいおーーー!!!えいえいおーーー!!!」」」

 

 

大和

「なあ九鬼英雄?男女の二人組みが乱入してきたんだが…武士道プランとかいってたっけ、なんか知らないか?」

 

 

英雄

「ほう、随分早い投入だな」

 

 

大和

「だから武士道プランて何だよ?」

 

 

英雄

「明日のテレビをみるのがてっとり早いしばし待て」

 

 

大和

「…しかたないか」

 

 

 

―――こうして東西交流戦は川神学園の勝利で終わった。

 

 

 

side out

 

 

 




難産でした。

ほぼまるパクリ

大丈夫かなこれ?
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