アイドル、ポケモン世界を歌う! 〜ポケットモンスターTen Colors〜 作:十二の子
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シンシュー地方唱歌「シンシューの国」(作詞作曲:フジナド大学音楽科)
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フジナドキナリコウジジンザモ
2
アサマは殊に活火山
南にワスレナ川ウスモエ川
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4
5
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「御屋形様!」
コーシュー地方、ナデシコシティ。地方の中心に拡がるコーシュー盆地の中央部に位置するこの大都市を守るため、北端のヨウガイやまの中腹には山城が設けられている。ヨウガイやま館だ。
このヨウガイやま館の主の名を、コーシュー四天王の一人、ドラゴンタイプつかいのジャグランスはすがるように呼んだ。
布団に横たわる、腹がでっぷりと膨れた男ー不健康そうな外見ながらも、コーシュー地方の王はその黄色い目を爛々と光らせ、ジャグランスの筋骨隆々とした身体を見つめる。
彼は、ジャグランスの後ろに控える四天王バイティス、ピリュスの姿を確認すると、苦しそうに身を起き上がらせた。
「いけませぬ御屋形様!お身体に障ります!」
「よいのだ...どうせ、そう、長くはない...」
3人の四天王は、息を呑む。
「…マルスは...あ奴は何処だ...?」
この場にいない4人目の四天王の名前を、彼はかすれた声で口にした。
「彼はシンシュー、ロクショウタウンに、まだ。」「クソッ、何をしてやがるマルス...」「今にでも呼びにまいりましょうか?」
「…ならばよい。あ奴はもはや信じられんからな…」
コーシュー地方のトップ、ポケモンバトル最強にして権力の頂点たる彼が、四天王の一人を疑っている…四天王3人に静かに衝撃が奔る。
「…倅はまだ若い。ゆえに、そなたらが倅と、そしてこのコーシューを支えねばならん…」
「わかっており申す、御屋形様!」「オレにできることならなんだってする、だから」「弱気なことを言わないでください、御屋形様。」
「わかるのだ、自分の死期はな。
儂は己をコーシュー最強だと…いや、シンオウからホウエンに至るまでこの列島で最強だと思うてきた…だが、病にだけは敵わなんだ...」
3人の四天王は、自分の力が及ばない悔しさにぐっとこぶしを握り締め。
「ジャグランス、ピリュス、バイティス、最期の命令じゃ。」
コーシューの王が取り戻した覇気に、背筋を強制的に引きしめさせられた。
伝説ポケモン級のプレッシャーに、館のまわりのとりポケモンが飛ぶことを忘れ落下する。
「コーシュー地方は山だらけで貧しく、儂をも殺す風土病に満ちておる。
ゆえに儂らコーシュー人の生きるみちはシンシュー地方ただ一つ!」
それは、侵略と征服と混沌を司る最強の漢が、命を引き換えに放つ、最凶の断末魔で。
「いかなる手を使っても、倅とともに、シンシュー地方を攻め落とせ!」
四天王3人の目から、涙がしたたり落ちる。
「我が墓前に、歌姫アリア・カナサシとその仲間メロエッタの首を供えるのじゃ!」
「「「はっ!仰せのままに!」」」
(浅井洌(1899).信濃の国.長野県師範学校附属小学校郷土唱歌.JASRAC:039-2595-1 ※著作権失効済)を基に作成。
聞いた話ですが、「長野県はマジで10広域で仲悪いけど、いざという時にいきなり「信濃の国」歌って団結する」らしいですね。