ありふれていてありふれていないお話   作:caose

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 思い付きで始めた奴なので気にしない程度で見てください。


南雲 ハジメ
南雲 ハジメIN86 第一話


 星空瞬く空の下、少年はこう呟いた。

 「本当に遠くに来てしまったなア。」

 「?どうしたの??」

 ポニーテールの少女がそう聞くと黒髪で何処にでもいそうな顔立ちの少年は

こう答えた。

 「ああうんちょっとね・・・まだ半年も経っていないんだなあって思ってて。」

 「ああそうだねえ、アンタがあたしらの所に流れてまだ・・・ううん・・・

もう半年経ってるんだね。」

 ポニーテールの少女がそう言って夜空の満点の星を眺めていると少年は

思い出していた。

 あの時の事を・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 半年近く前

 月曜日!

 それは社会人・・・いや・・・全人類にとって地獄の始まりとも言うべき

最初の日!!

 そんな生活の始まりを悶々としている少年が・・・顔を俯かせながら学校に

ぎりぎりのタイミングで来ていた。

 少年の名前は『南雲 ハジメ』

 成績は中の中をキープし可もなく不可もない顔立ちの少年。

 趣味はゲームであり休みの殆どをそれに費やして楽しんでいるが

そんな少年に向けてとある一団がにやにやしながらこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ようキモオタ!また徹夜でゲームしてたのか?どうせエロゲか

何かだろう!?」

 「うわあ!エロゲ何てきめえ!」

 ぎゃははと笑っているこの連中に対して少年『南雲 ハジメ』はへらへらと

笑いながら通り過ぎるがぶっちゃけて言えばこう思っていた。

 「(エロゲねえ、最初にそう言うって事は君自分でやっているって

自白してるようなもんじゃないの?まあ僕には関係ないね。)」

 そう思いながら前日の事を思い出していた。

 「(父さんの仕事がまさかあんな夜遅くになるって考えもつかなかったけど

手伝いしてくれたお詫びに今月のお小遣い上乗せしてくれるって言うから

今度のゲームはそれで何か買うかそれとも生活費に充てるべきか

どっちかだよなあ。)」

 そう思いながら教室に向かっていた。

 『南雲 ハジメ』の両親は父親はゲームクリエイターで社長、母親は

今や知らぬものがいない程の有名な女流漫画家にして幾つものヒット作を

生み出している正に日本の一大産業である『アニメ・漫画』業界の貢献者と

言っても過言ではない超有名ファミリーにして両社ともオタクであった事から

『南雲 ハジメ』もそうなる運命であった事には違いない。

 そして『ハジメ』自身もそんな2人の仕事を手伝っている事から何れは同じ道に進むべきかあるいはこの人生経験を主軸にして他の事をするべきか

考えている途中であるが進路の事について既に考えていることから他の生徒よりも自立性は高く担任からは『自らの進路について考えるのは良いが多少で良いから

内申点も考慮して授業の居眠りは自重してくれ、その状態で

普通をキープ出来るという事は授業に真面目に取り組めば名門大学に

入れるくらいの成績がありそうなんだが』と言うくらいの評価をしている。

 それとだが『ハジメ』の家庭環境も理解しているため大目には見ている。

 そんな中『南雲 ハジメ』が教室に入ると一人の少女が『南雲 ハジメ』に

向けてこう言った。

 「おはよう南雲君!今日もぎりぎりだったね。」

 「ああおはよう・・・『白崎』さん。」

 『南雲 ハジメ』の目の前にいるのは黒の長髪、小ぶりでぷくりとした唇、

バランスの取れた体系に天使のような笑顔

 『白崎 香織』、学園の二大女神と呼ばれていて正統派ヒロインと呼ばれる事

間違いないだろうと言う少女であるが『南雲 ハジメ』は彼女が苦手なのだ。

 その理由は・・・自分が『白崎 香織』と喋っていることに不快感を全員が

示しているからだ。

 自分は只平穏に暮らしたいだけなのにと思っているのに

何で関わるんだろうなあと思っていると更に3人加わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「南雲君おはよう、毎日大変ね。」

 「香織、又南雲の面倒を見ているのかい?香織は優しいね。」

 「全くだぜ、そんなやる気のない奴に何言っても無駄だと思うぜ?」

 上から順にだが黒い長髪をポニーテールにした女子にしては高身長の二大女神の一人『八重樫 雫』

 見た目イケメンでスポーツ万能・頭も良い正に主人公格な青年『天之川 光輝』

 大柄でいかにもスポーツ体系で『ハジメ』に対してあまりいい印象を

持っていないのが完全脳筋の青年の『坂上 龍太郎』である。

 すると『光輝』は『ハジメ』に対してこう言った。

 「大体君はもう少しちゃんとするべきだ、香織が君の為に

こう言っているんだから君もそのやさしさに甘えずにだな。」

 「(ああ・・・放っておいてほしいよ本当に、僕だって本当はもう少し早く

終わるって思ってたんだけどやっぱゲーム制作は大変だよ・・・眠たい)」

 『光輝』の言葉に対して右から左に行くような感じで聞き流す中チャイムの音が聞こえると全員が席に座る中『雫』が『ハジメ』に対してこう言った。

 「御免なさいね、悪気がある訳じゃないのよ。」

 そう言うがじゃあ止めろよと『ハジメ』は内心そう思いながらも『雫』に対してお礼を言って授業が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして昼ご飯だが『ハジメ』はご飯を作る時間

(普段は自分で弁当を作ってる)が無かったがためにコンビニで買った

10秒ゼリーで取りあえず我慢しようと思っていると『白崎 香織』が屋上に

来ると『ハジメ』に対してこう言った。

 「それだけじゃあ足りないよ!私の分のおかずも上げるから!!」

 そう言っておかずを提供しようとすると『光輝』がこう言った。

 「『香織』、『南雲』と一緒に食べないでこっちにおいでよ。折角の『香織』のご飯を食べるなんて俺が許さないよ?」

 「え?何で『光輝』君の許可がいるの?」

 「ぶふ!」

 『香織』の言葉に『雫』はご飯が噴き出しかかる中『ハジメ』は

こう思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「(はあ、ぼくの事は放って置いてほしいよ・・・どっか異世界とかに

行ってくれないかなあ?)」

 活躍しそうだよねえと特に『天之川』君がと思っていると『光輝』の足元に

幾何学的な模様が光り輝いて現れるとそれが全体に広がるのを見て

『ハジメ』は内心こう思っていた。

 「(え、嘘でしょ!異世界転移ってマジって僕もナノ!!・・・口は禍の元って本当にあるんだなあ。)」

 内心そう思いながらも誰かが『皆教室から出て』と聞こえると同時に・・・

教室と屋上にいた全員が消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 本来ならば異世界トータスに向かうであろう全員だが・・・

たった一人いないだけでハッピーエンドからバッドエンドになるのだ。

 さあ始めよう物語を、先ずは南雲 ハジメの物語

 向かうは戦場

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 閉ざされた戦場にて戦う少年たちと共に未来を・・・明日を・・・そして希望をこの手に入れる物語。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『86』と呼ばれる少年兵たちの戦場へ。




 さあ・・・始めよう。
 神様が作る物語を。
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