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目標を更新しました
目標
「その狂気を受け入れろ」
己の中からとてつもない殺戮衝動と破壊衝動が溢れてくる
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目が見えない。正確には左目の方が見えない。足が動かしづらい、足に大きい木片が突き刺さっているから
それでも戦わなくてはならない。なぜ?それは仲間を守るために
そのためならウルフは、なんでもする
殺戮衝動が、破壊衝動が己の身体中から沸き出る。闘争本能が更に沸き出る
「立て·····立て、戦え····戦え····そして殺せ!!」
沸き出続けるその本能にウルフは、徐々に飲み込まれる。自身の体の状態を気にもせず。自然と足に刺さっている木片を引き抜き、天火聖裁を手にする
「飲み込まれる!戻ってこい!」
誰かが内側から呼び掛けてる様な気がした。でももうどうでもいい、それはなぜか?簡単だ
この衝動が、この闘争が、そしてこの狂気を受け入れるためだから
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目標
「暴れろ」
暴れ回れ
例え肉が裂けようとも、骨が折れようとも、その体が動かなくなるまで
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静寂がその場を支配する。ウルフの雄叫びに皆が困惑する
だがウルフは地面を踏み込み、アベンチュリンに向けて体ごと回転させながら天火聖裁を振り下ろす
アベンチュリン
「さっきまでとは全く違うね。それが君の奥の手かい?」
その言葉を無視し、後退。再び地面を踏み込み、アベンチュリンを切り続ける。そのスピードは落ちるどころか、どんどんと増してゆく
三月なのか
「早く止めないとウルフの体が!」
本来なら止血しなければならない状態なのに、ウルフは大量に出血しながら暴れている
アベンチュリン
「まさに狂犬だな」
スナップしウルフをダイスで挟み込み、上空からチップで地面に叩きつける
そこから何かが折れる様な音が聞こえた
星
「骨が逝ったんじゃない!?」
ヴェルト
「わからない、だがそれならばもう動けないはずだ」
ヴェルトの発言の直後、チップが四散しウルフが飛び出る。そして左手にはヘルアックスが握られていた。そのヘルアックスをアベンチュリンに向けて投てきした
アベンチュリンは存御の力でシールドを展開するが、無意味と言わんばかりにシールドを割る
アベンチュリン
「これは避けようかな」
スッと横に避け、ヘルアックスが天井へと届いた瞬間。天井が塵ひとつもなく粉砕された
星
「どんな威力してるの?!」
ウルフは高く飛びヘルアックスをキャッチ。そのままアベンチュリンへと襲いかかる
アベンチュリンは急ぎウルフから距離を取り、追撃を避ける
アベンチュリン
「そんなデタラメな武器があるなんてね!ごはっ!?」
右手には静寂の狩りが握られており、その銃から炎が出ていた
これが静寂の狩りの真の性能、ヘッドショットをし続けることによって発動できる「ケイドの報復」である
「ケイドの報復」はスナイパーで撃てるゴールデンガンである、1発をアベンチュリンの腕に撃ち怯ませ、ウルフはアベンチュリンに馬乗りになりゼロ距離かつ、顔面に残りの二発の弾を撃ち込む
アベンチュリン
「この····化物が!!!」
アベンチュリンは静寂の狩りのケイドの報復を再発動させる前に、静寂の狩りを破壊する。だが次はヘルアックスと天火聖裁を突き立てようとするが、黄泉がウルフを突き飛ばした
黄泉
「戻って来いウルフ!これ以上続いてしまうと君は戻れなくなる!!」
ウルフ
「ウ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!」
暴れまわるウルフを黄泉はガッチリとホールドし、これ以上暴れないようにする
黄泉
「頼む、戻ってくれ····狂気に呑まれる様な者ではないはずだ!!」
ウルフ
「ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛」
獣の様な声が徐々に消えてゆく、そして突然ウルフの口から大量の血が吐き出された。ビチャビチャと辺りに鉄の嫌な臭いが充満した
ウルフ
「ゴホッ、ゲホッ·····」
アベンチュリン
「あはは!流石に今のは危なかったよ、なら僕も、君と同じ様に理性を捨ててみようかな!!」
アベンチュリンが高く浮き上がり、手のひらにあるチップを天高く指で弾き飛ばした
すると大量、かつ巨大なチップの流星群が降り注いできていた
星
「マズイ!」
ウルフ
「ぐ·····があァァ!!」
ウルフが怪我を無視しながら、立ち上がり天火聖裁を両手で構える
三月なのか
「ちょっとウルフ!動かない方がいいよ!!」
ウルフ
「第零、定格出りょ·····」
天火聖裁の力を解放しようとしたが、視界が揺らいだ
ウルフ
「よ····み········?」
ぼやける視界が最後に捉えたのは、黄泉の顔だけだった。それ以外は何もわからなかった
だがあるのは、申し訳ない気持ちだけたった·····