崩壊:Destinyレール   作:光の戦士

107 / 108
少女の真実

目標を更新しました

目標「少女の真実を知れ」

冷たい鉄の鎧の中に入ってる真実

───────────────────────

─────────────

────────

現在地:不明

 

 

ウルフ

「うぅ·····ここは?」

 

フェンリル

「(やっと目覚めたか。狂気に完全に飲み込まれる前に黄泉に助けてもらったな)」

 

ウルフ

「一体、何が起こったんだ?」

 

フェンリル

「(黄泉がお前を気絶させてすぐにアベンチュリンを吹き飛ばした。そして気がついたらここにいた、それだけだ)」

 

ウルフ

「そうか·····うぐ!!」

 

 

立ち上がろうとするが、足の負傷に加え、骨にひびが入っていることに気がついた

ウルフは応急処置でなんとか立てる程にまで戻った

 

 

「あ、ウルフ!良かった無事、じゃないけど無事だったんだね!!」

 

ウルフ

「左目は、完全に見えねえけどな」

 

 

ウルフの左目はグレネードの爆発の際に、グレネードの破片が目を破壊し、その炎により目の周りをやられている。明らかに重傷である

 

 

「ウルフ、もう列車に戻ったら?今のウルフだと本当に死んじゃうよ!」

 

ウルフ

「んなことできるかよ。そもそも今いる場所すらわからねえのに·····」

 

「それは、そうだけど。でもそのボロボロの体でこれ以上戦ったら······」

 

ウルフ

「珍しいこともあるんだな。ゴミ箱大好き頭やベエ奴が人の心配してるなんてな。でもまあありがとな、だけど、俺は俺のやることをやるだけだ。まあ先にここから抜け出さないとだな」

 

 

ウルフは歩き始めた。歩くことでさえ今のウルフにかなりキツイのに加え、足の負傷、骨にヒビが入っている。しかも左目の失明により視認性が著しく下がっているのだ

もはや戦士としての生命は断たれている。だが星はそんなウルフをただ見ているだけしかできない、ウルフはそんな事では止まらないと知っているからだ

 

だからこそ、彼女は、彼女たちは見届けるしかない。一人の伝説が辿り着く結末に·····

 

 

「ねえウルフ、あれってサムじゃない?」

 

ウルフ

「ああ。なんであいつがここに?」

 

 

先に進んでいると道の端に星核ハンターのサムが立っていた

二人はゆっくりと近づくが、先に声をかけられた

 

 

サム

「目が覚めましたか。ここでずっと待ってました」

 

ウルフ

「そいつはどうも。それで、ここはどこなんだ?」

 

サム

「ここは夢と夢の狭間。あなたはご存じみたいですが、こちらの方はまだ自己紹介がまだですね。私は星核ハンター「サム」、以前にも会ったことあるでしょう──もっと早くあなたの前に現れ、事実を伝えたかったのですが」

 

ウルフ

「なら一目の無いとろこで見せりゃ良かっただろ」

 

サム

「それはできませんでした。既に11回試したのですが、予想以上の障害にあい、失敗しました。いつの間にか、この世界との繋がりが強くなりすぎて、「脚本」の束縛から逃れる事ができなくなってしまいました」

 

ウルフ

「脚本って人を束縛する力でもあんのかよ?もしあるのなら今がチャンスだぜ、今お前の目の前にはお目当ての二人がいるんだからな。ちゃんと面と向かって、それともあれか、恥ずかしいのか、その鎧から出るのが」

 

「ウルフ、あまり挑発しないで」

 

サム

「確かにそうですね」

 

 

サムは一呼吸置き、話した

 

 

サム

「見せるよ」

 

 

二人は微かに聞こえた、聞き覚えのあるその声を

サムの体がホログラムの様に光だし、そして燃え出した、その炎の中から二人は見覚えしかない姿が露になった

 

 

ウルフ

「うそ、だろ······」

 

「なんで、確かにあの時····!」

 

ウルフ

「な、なんで、お前が····お前はあの時、胸を突き刺されて····」

 

 

炎が完全に消え去り現れたのは、あの時「死」のミームに突き刺され泡となって消えたホタルだった

 

 

ホタル

「ごめんね、二人とも·····特に、ウルフは····本当にごめ──」

 

 

ホタルが言い終わる前に二人はホタルに抱きついた。心の底から、生きていた事が嬉しかったのだ

 

 

「よがっだぁぁぁぁぁぁ!!ホタルがいぎでだぁぁ!!!」

 

ウルフ

「このばか野郎!生きてるのならあの時言えば良かったじゃねえか!!」

 

ホタル

「ちょ、ちょっと!!二人とも強く抱きしめ過ぎだよ!」

 

 

しばらくして、落ち着きを取り戻した二人。ホタルはその思い口を開いた

 

 

ホタル

「えっと、改めて。ごめんね、隠していて。ウルフには、その、沢山怪我をさせちゃったね」

 

ウルフ

「あれは仕方ない事だ。それに今生きてるからどうにかなるだろ」

 

ホタル

「でも····」

 

「ちゃんと私たちに言ってくれたんだし、なんならあの時はウルフが勝手に一人で行動してたのが悪いのもあるし」

 

ウルフ

「そりゃ····そうだな」

 

ホタル

「それでもだよ。あれだけ殴ったり蹴ったりして骨が折れてないのは凄いけど」

 

ウルフ

「事情が事情だろ?なら仕方ない事だ」

 

「ウルフがいいって言ってるんだから気にしなくてもいいよ、ホタル」

 

ホタル

「う、うん····ウルフが言うなら──あ、そうだ。ウルフ、実は君に会わせたい人がいるんだ」

 

ウルフ

「会わせたい人?」

 

ホタル

「うん。後ろの人だよ」

 

 

二人の後ろから声が聞こえた。その声に、ウルフは聞き覚えしかない、決して忘れることもない声が

 

 

???

「よっ、ウルフ」

 

「だ、だれ?」

 

ウルフ

「いや·····違う!絶対に、あり得ない···」

 

???

「あり得るからここにいるんだろ?久しぶりの再開だ、ハグでもするか?ハグ──したいのは俺だけか·····」

 

ウルフ

「なんで、ここにいるんだよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

親父(ケイド)

 

 

 

 

 

 

伝説のガンスリンガーであり、ウルフを1から育てた師匠、そして父親代わりの男がそこにはいた

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。