決して届く事のない音声記録
1人の英雄が愛した者たちや友人たちに送ろうとした記録
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ゼーレへ
「ようゼーレ、これがお前に届いてるって事は···俺は死んだんだろうな。お前が上層部や下層部のためって言って俺を殺したのなら、それは正しい選択だと俺は思う、もし違ったら···まあちょっと腹立つな。お前と初めて出会った時はなんか変な奴と思ってたけど、蓋を開けてみたらとんでもなく優しい奴って事がわかったよ、その優しさをもうちょっと出して欲しいけどお前の性格的に難しいか、まあそれはゆっくりと直せばいいさ···それと···こんな俺を愛してくれてありがとうな···本当にありがとう、あん時の俺はそんな事をわからなかった事は謝る、だけど今はわかる、俺もお前を好きなんだなって、まあ他の奴らも大好きだけどな····こんな所かな、すまん、あんまり別れは好きじゃないんだ。でも俺はお前の中で生きてる、これだけは忘れるなよ。じゃあな」
ブローニャへ
「ブローニャ、これを聞いてるのなら俺は死んだって事だな。まあ気にするなって言いたいがお前には無理そうだな。お前はどこまで行ってもゼーレ以上に優しいからな···でもその優しさは俺は大好きだぜ、お前も大好きだけどな!まあこんな形で伝えたくはなかったけどな···でも仕方ない事だ、俺はお前に殺されてるか、もしくは他の奴に殺されてるかもだからな、だけど絶対に復讐はするな、もししたら俺がお前にお尻ペンペンしてやるからな!お前の事だからしなさそうだけどな、でももしもの時があるからな···まあそれほど俺の事を好きになってくれたって事だからな、本当にありがとう···それじゃあな、大守護者の責務が終わったら待ってるぜ」
ナターシャへ
「これは下層部で最も優秀な医者に送る、そうナターシャにだ。ようナターシャ、これが届いてるのなら俺の死んだって事だ、まあお前が俺を殺すのなら毒殺が一番早いな。まあそんな事はしないな、お前は。お前は優しいし、もし俺と殺し合いをするのなら多分お前は俺を殺そうとしないと思う、まあ殺したのならちょっと悲しいけどな。だけどもし俺を殺して、その事を後悔してるのなら···それはすまない、お前に辛い事をさせてしまった事は俺の責任だ、だからそんなに思い詰めないでほしい。そして俺の事なんて忘れて強くて優しい男と結ばれて欲しい、俺はそう願ってる···はは、なんか変な空気になってそうだな、だけどこれは全部俺の本音だ、ゼーレやブローニャ、それに他の奴にも俺以外の奴と結ばれて欲しいし、幸せのまま生涯を過ごして欲しい。···お前は美人だからすぐに見つかるさ···こんな所かな、すまん、あんまり感動的な事が言えなくてな、俺はこういうのは嫌いなんだ」
本編とは関係ありません