魔法科高校の剣士   作:あからき

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メリークリスマス!
私からのプレゼントです


特別編 クリスマス

立花 太刀 10歳

七草 真由美 12歳

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は12月25日、クリスマスだ。

別にクリスマスだからといってやる事も無い、だから家でのんびりしていると、

prrrrrr....

電話か....

「もしもし、太刀です。」

『おはよう太刀くん♪今日は何の日だか知ってる?』

この声は真由美か、これはクリスマスだから出掛けようと言われそうだな。

ここは逃げる作戦でいこう。

「今日はキリストの誕生祭です。家族と一緒に暮らす日です。なので私は外に出ません。」

フハハ!こう言えば完璧だろう!

『私ね、今貴方の家の前にいるの。これはどういう意味だか分かる?』

なん........だと.........!

そんなまさか、前もってこう言うと思い先読みしていたのか!?

いやまて、まだ焦る時じゃ無い。

俺の家は今は一人暮らしだから、鍵は閉まっている。

ガチャ

「!?」

『合鍵、鞘ちゃんから貸して貰ったの♪』

バカな!あいつが一枚噛んでいるのか!

「真由美!話し合おう!俺は今日は用事があるんだ、分かるだろう?用事ってのは大切だからな。」

そう言うと真由美は怖い笑顔で、

「ダメ♪」

お終いだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あら、着替えるまでそんなに時間掛からなかったね」

「当たり前だ。男性として女性を待たせるのは些か問題があるからな」

真奈美の服装はあれか?トレンチコートだっけかな?とりあえず言うことは、

「似合ってるな、その服装。」

「あら、嬉しい♪」

俺の衣装?ジーパンに右手隠せるようなコートだが?

「で、どこ行くんだよ?行き先が決まってないとか無しな。」

歩きながら行き先決めるのも無しにしてほしい。

ちなみに、今日は帯刀してない。別に問題無いだろう。

「最近、大きなデパート出来たじゃない。そこに行こうと思うの。」

「デパートか....そこで何すんだよ。何もすることないだろ?」

デパート行ったところで何の面白みもない。

「良いからついてきて!」

進行方向に走っていく真由美。

「分かったよ、だから走るな。」

どうやら俺のクリスマスは長くなりそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デパートに着くと服屋に行って服を選び始める真由美。

試着して「似合う?」と聞いてくるがどれも似合うので毎回良いんじゃないか?といってしまう。

一通り服を選び終えて店を出ようとすると、

ドォーン!

近くで何かが爆発した音が聞こえた。

「え?なに?」

「真由美、落ち着け。このデパートで爆発音がしたのは確かだ。だからといって焦ってはいけない。」

驚いている真由美を落ち着かせていると

「動くな!このデパートにいるやつは全員中央ホールに集まりやがれ!」

「こっちは魔法師もいるんだからな!無駄な抵抗は止めろよ!」

チッ!よりによってこんな時にテロリストかよ。

「真由美、落ち着いて聞けよ。お前はこのまま中央ホールに行け。」

「え!?じゃあ太刀はどうするの!」

「俺はあいつらをなんとかするから、分かったか?」

「でも」と聞こえた気がしたが真由美を置いて行動に移る。

(とりあえず、警察どもはなにをしてるかだな)

「....式神『人吹雪(ひとふぶき)』」

小声で魔法を起動させる。

そうすると、近くの紙が人型になって飛んでいく。

この魔法は紙を人型にして式神というものを作り出すSB魔法だ。そしてこいつらは俺の視覚と繋がっているのでこいつらが見えるものは俺も見える。

(ざっと、テロリストは5人か。警察は外で交渉中。それにテロリストの内二人は魔法使えるのかよ。)

式神から得た情報を頼りにテロリストが居ない道を歩いていく。

....しまったな、やはり刀はいつでも帯刀すべきだった。

真由美の事も心配だし、一気に終わらせるか。

『腕輪』を外し右腕を外に出して集中する。

テロリストだけに雷を通すのは簡単なことじゃない。

集中してないと確実に他の人に当たる。

だから別の方法を取らせてもらう。

まずは停電を起こす。

「なんだ!暗くなりやがったぞ。」

テロリストどもが驚いている間に...

「ぐわぁ!」

「おい!どうした!」

予め切っておいた電線に雷を通して動かす。

「「ぬおぉ!」」

あと一人

「何処だ!何処に居るんだ!」

「てめえの後ろだよ。」

声をかけた瞬間手刀で気絶させる。

丁度良く電気も復旧したようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとした事件の所為で俺も真由美も事情聴取を受けて夜になってしまった。

「あーあ、楽しみが一つ無くなっちゃった。」

「何を楽しみにしてたんだよ。」

「実は言うとね、このデパート夜になるとクリスマスツリーの形に電気がつくのよ。」

そのためにここに来たのか。

真由美が悲しそうな顔をしている。

....あー!仕方ねえな!

「ちょっとデパート見てて待ってろ。」

「えっ?」

デパートの中に入って配線室を見つける。

そこに電気を通して動かす。

外から「凄い!」「綺麗だ。」などといった声が聞こえる。

どうやらしっかり電気はついたようだった。

「太刀!ありがとう!」

真由美の声もしっかり聞こえた。

その日このデパートの明かりはずっとついていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後日談

「兄様、これ見てください」

「どれどれ?『有名なデパートで不法に使われた魔法があることが見つかる。警察などの話では配線室で多くの魔法が使われたそうだ』って俺じゃねえか!」

「兄様の魔法だとは分かられていないそうですよ。それよりも兄様がそんな無駄なとこに魔法使うのが疑問ですね。」

「うっ、それはその場のノリというものでだな。」

「まあそういう事にしておいてあげます。」

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