魔法科高校の剣士   作:あからき

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今回は長めです
仕方ないです戦闘描写って難しいですから駄文になっているのは仕方ないことです


18.試合

試合を行うことも決まり第三演習室への移動中だ

ちなみに鞘もしっかりついてきている

「鞘、CAD貸してくれ」

「嫌です」

この会話は今ので13回目だ、なんでこんなに頑固なんだ?

「なあ、そろそろ理由を教えてくれよ」

「私が兄様の魔法を見たいからです」

なんでそんな理由を今まで言わなかったんだよ

「けどな、あんまり右腕を見せたく無いんだが」

「....いつかは見せなければいけないものです。それが少し早くなっただけと思えばいいんじゃないでしょうか?」

「確かにそうだよな。なら、いいか」

「頑張ってください」

まさかこんな形で励まされるとは思わなかったな

今回は達也の実力を見るためのものだ

当然、こっちもそれなりに力を見せなければいけない

腕輪を外す必要は無いからいいか

 

 

 

 

 

 

第三演習室で暫く待っていると達也と深雪さんが入ってきた

達也の右手には黒のアタッシュケースがある

「意外だったな」

入ってから直ぐに言う言葉がそれかよ

「何がですか?」

「君が案外好戦的な性格だったということが、さ。他人の評価など余り気にしない人間だと思っていたからね」

お前、案外って言ってるけどものすごく楽しみって目してるぞ

「こういう私闘を止めさせるのが風紀委員の仕事だと思っていましたが」

「私闘じゃないさ。これは公式な試合だ。真由美もそう言ってただろう?ちなみに太刀に勝てる一科生は私と真由美と十文字会頭ぐらいだろうな」

そこまで過大評価しないでくれよ、みんなだって動揺してるじゃないか

「先輩が風紀委員になってから、『正式な試合』が増えたんじゃありませんか?」

「増えてるな、確かに」

「とりあえず、とっとと始めようぜ。達也も準備しろよ」

達也にそう声を掛ける、俺は上着を脱ぎ右腕が見える姿になる

「太刀、その右腕は....」

晒される右腕は黒色の機械の腕、二の腕の辺りには白い棒のようなものが見える

「こいつは俺のCADの『片腕』ってやつだ。見ての通り俺には右腕が無いもんでな」

うーむ、そんなに興味ありげに見られても困るんだが

達也は黒いアタッシュケースから拳銃形態のCADを取り出す

その様子を皆が興味深げに見詰めていた

「お待たせしました」

「いつも複数のストレージを持ち歩いているのか?」

確かにそこは気になるな

特化型のCADは使用できる起動式が限られている。特化型を大量に持つより汎用型を持っていた方が楽だ

「ええ。汎用型を使いこなすには、処理能力が足りないので」

処理能力が足りない?起動式を読み取れるのにそれは無いだろう

「よし、それではルールを説明するぞ。直接攻撃、間接攻撃を問わず相手を死に至らしめる術式は禁止。回復不能な障害を与える術式も禁止。相手の肉体を直接損壊する術式も禁止する。ただし、捻挫以上の負傷を与えない直接攻撃は許可する。武器の使用は禁止。素手による攻撃は許可する。蹴り技を使いたければ今ここで靴を脱いで、学校指定のソフトシューズに履き替えること。

勝敗は一方が負けと認めるか、審判が続行不能と判断した場合に決する。双方開始線まで下がり、合図があるまでCADを起動しないこと。このルールに従わない場合は、その時点で負けとする。あたしが力づくで止めさせるから覚悟しておけ。以上だ」

俺と達也は頷き、五メートル離れた開始線で向かい合う。

達也のCADは特化型だ、恐らく俺の足元に加速魔法を使い、俺を後ろに飛ばし気絶させる気だろう。

ならば、後ろに飛んだ後攻撃に移れば問題なしだ

「始め!」

!?下に起動式は無く、一気に接近してきた

「狙いは後ろだったか!」

直ぐに後ろを向くが達也の魔法はもう起動していた

激しい『波』が俺を揺さぶる。

連続した3つの波

「ぐっ、うおお!」

瞬時に下に加速魔法の起動を作り後ろに飛ぶ

「....凄えな、あんな波を作れるなんてな頭が割れるところだったぜ」

「その割には魔法を使えていたな、それと気になるものが飛んでるな」

俺の周りには3つの白い棒が飛んでいる

「こいつか?こいつは『描写魔法(ディスクリプションマジック)』だ。ちょっとは聞いたことがあるだろ?チョークで起動式を描いて発動させる魔法だ。もう衰退した魔法だがな」

「何でそんな魔法を使っているんだ?お前ならもっと良い魔法を使えるんじゃないのか?」

「こっちの方が早いからだよ、こんな風にな」

達也の周りにどんどん起動式が描かれていく

そう、本来の描写魔法と見違えるほどのスピードで

「チョークに加速魔法を使っているのか」

「ご名答、ただし加速魔法には自信があるもんでな」

描かれている起動式を避けながら俺に接近してくる

(そっちがその気なら俺も接近戦といくか)

CADを使えないように格闘戦に持ち込む

どちらも蹴り技は使えない、技量がものを言う接近戦だ

(さて、お手並み拝見といきますか)

とりあえず、首元に手刀を一つ

軽々と達也は避けたと同時に右の突きを放つ

それを片手で受けて投げる、そこには描いていた起動式がある

達也はそれが見えていたようで返し技を使ってきた

「おおっと!」

返し技を返す気は無いのでそのまま投げられて受け身を取る

達也の方を見るとCADを構えていた

あの波が来た、今回は4発か

周りに描いていた起動式を使う、起動したのは達也と同じような波を作り出し反響させる

同じ強さの波がぶつかり合えば二つとも消える

それに驚いている達也の後ろにある起動式を起動させる

「古式魔法『影縫い』だ。それなりの力で縛った動けねえだろうな」

「....参った」

そこで勝負はついた




ここでちょっと解説
太刀君の使った『描写魔法』は右腕でチョークを制御してチョークにサイオンを流しながら起動式を描いてます
名前を『描く魔法』に最初はしようと思ってました
私のネーミングセンスに呆れるぜ
あと、描ける魔法に種類はありません。基本的に覚えている起動式は全て描ける設定です
ああ、そのうち設定とかの話を出さないといけないんでしょうか
私の苦労が多くなる気配しかない
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