多分、初めてだから最悪の出来かもしれません。
それでもいいなら、読んでください。お願いします。
達也達と離れてから、直ぐに第二小体育館に向かった。
道中、迷って近くの先生に聞いたのはいつもの事だった。
「兄様、遅いです。」
早速、鞘が来ていたようだ。見て分かる通りご立腹だ。
「どうしようもないだろ。俺が方向音痴だってこと分かるなら、そのくらい許してくれ。」
「まあ、許しましょう。」
よかった、そんなに怒っていないようだ。
「それより、早くやりましょう。この体育館の中全体を使って良いようですし。」
そう言って、二本の木刀の内、一本を渡してきた。
そう、今日ここを借りた理由は鞘と組み手をするため。
立花家同士だと遠慮なく組み手出来るからありがたいものだ。
「では、早速行きますね。」
えっ!?ちょっと待ってくださ...
ヒュン!
首筋をかすめる強烈な突きがきた。
「いきなり危ないな。」
「普通に避けられましたがね。」
まぁ、避けなきゃ気絶もんだし。
「それより、縮地覚えたんだな。偉いぞ〜」
「これ、覚えないとろくに兄様と組み手出来ませんよ。」
鞘が話し終わった瞬間、いきなりの攻撃。
横薙ぎ、振り上げ、唐竹などといった攻撃の連打。
(だいたい、一秒間に三撃か。確かに、昔よりは早くなったが...)
それが、三十秒位続いたが、
(そろそろ、攻め時だな。)
鞘が振り上げをした瞬間、ちょっとした技を入れてやった。手元に唐竹を一つ、それだけだ。
カンッ!
だが、それに反応出来なかった鞘は驚きの表情のまま木刀を落とした。
「ふうっ....俺の勝ちで良いよな?」
「....やっぱり兄様にはかないませんね。あのタイミングを狙っていたんですね。」
もちろんと言わんばかりのドヤ顔を見せてやった。
「それじゃ、帰るか。」
「そうですね。あっ、それと今日から兄様の家に住むので。」
そうかー。
....えっ?
「いきなり、泊まるとか言われても困るぞ!」
「如何してですか?兄様一人暮らしでしょう?」
やばい、やばいぞー、非常にやばい。
俺の家には遥さんが居るんだぞ。実家には一人暮らししてるって言ってるけどよ。言い逃れ出来ない状況じゃねえか。
「どうしたんですか?まさか、誰かと住んでいるんですか?」
ギクッ!
「.....居るなら正直に答えたほうが良いですよ?」
ダメだ、逃げられん。
「実はな、公安の女性と一緒に住んでるんだよ。知ってるだろ?立花の当主は成人するまでは、監視されてないといけないことは。」
これで、分かってくれるはず....
「女性と住んでるんですね。」
鞘の周りにサイオンの流れが現れる。
その瞬間、俺は意識を失った。
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