桐原との稽古を終えると、丁度いい時間になったのでE組の教室に行った。
E組の教室は、昨日の内に顔合わせたやつらで雑談の小集団が形成されていた。
「おはようございます。」
この声は柴田さんの声か。
「おはよう。他の人はまだ来てないのか?」
「エリカちゃんは、お手洗いにいったから。達也くんはまだ来てないよ。」
「そうか。あっ、俺の席探して貰えないか?どうも、端末使うの苦手でな。」
「良いですよ。ちょっと待って下さいね。」
さて、その間近くのやつと話してみるか。
「よお、最近になって端末使えないってやつが居るとは思わないぜ。」
いきなり、話しかけて来やがった。
「確かに使えないわけではないが、苦手な分野は得意なやつに任せるんでな。」
「そうか、あっ、俺の名前は西城レオンハルトだ。親父がハーフ、お袋がクォーターな所為で、外見は純日本風だが名前は洋風、得意な魔法は収束系の硬化魔法だ。志望コースは警察の機動隊とか山岳警備隊とかだ。レオって呼んでくれよな。」
へえ、志望コースまであるのか。
「俺は、立花太刀だ。俺の事は太刀って呼んでくれ。」
そんな自己紹介をしていると、達也や千葉が来た。
適当に挨拶していると、
「太刀くん、席は達也くんの後ろだよ。」
「お、ありがとよ。」
ラッキーだな、近くに知ってる人がいると落ち着くぜ。
☆
兄様から逃げられてから、イライラしていた。
朝御飯を食べてから、何処に行く訳でもないから兄様の部屋に行く。
「鍵が掛かっていますね。壊しますか。」
バキッ
「あら?ドアが壊れてしまいました。全く弱いドアですね。」
後で兄様に言っておきましょう。
部屋の中は、綺麗に片付けられていた。
まずは机から色々物色していく。
「これは.....」
机の上には作りかけのCADが置いてあった。
「古式魔法を使いやすいようにしたCADですね。」
刀の柄の形をしたCAD、おそらく発動させて刃を作り出すCADだろう。
それに、兄様の得意な『放電』を使った魔法のようだ。
これは、そっとして置くとして。
次は本棚、確実に何かあるような場所だ。
しばらく、物色していると
「これは、いかがわしい本ですね。」
見つけて、すぐに魔法で燃やした。
「全く、こんな本読んではいけませんね。後で説教しておかなくては。」
そのあと、しばらく探したが特に何も無かったので学校に行った。
A組に着くと、すでに人が意外といた。
端末を開いて、席を確認するとあの代表の言葉を言った子の後ろだった。
「おはようございます。これから後ろの席に座らせていただく立花鞘と申します。」
丁寧に挨拶しておく。
「そんな丁寧に挨拶して貰わなくても良いですよ。私は司波深雪です。深雪って呼んでください。」
こうして、高校生活初の友達が出来た。
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