彼はどうなってしまうのか、そして、彼を襲った犯人は一体何者なのか?
医務室
明石「これは、.....。」
海風「明石さん、司令官は大丈夫でしたか?」
明石「...状況は芳しく無いです。恐らく深海由来の何かで刺されてます。」
海風「深海由来の何か?」
明石「恐らくですが、深海棲艦の外骨格を武器として精錬し直したものを使ってます。これがただのナイフとかであればまだ良かったのですが...。」
海風「司令官がもう起きないなんてことは無いですよね⁉」
明石「.....なんとも言えません。今はとにかく安静させておくしかありません。」
海風「そんな.....。」
海風大和の夢の中
大和「うっ、...ここは?.....!海風は⁉」
イ級「グオォォォ!!!」
大和「な⁉なんで深海棲艦が⁉...!刀が無い⁉」
イ級「グオォォォォォ!!!」
大和「クソッ!」バキッ(体術だけでどうにかなる相手じゃない。どうすれば...。)
??「......。」
大和「!」
とっさに左手を回避しながら自分の後ろに向けて突き出した。
大和「グアァァァ!!!」
見たことのない鋼材で作られたナイフが突如左手に刺さる。そして、毒が塗られていたのかその箇所が段々と黒ずむ。
大和(毒⁉にしては壊死するのが早すぎるし、限定的過ぎる。...それにこの感じ、)「深海棲艦の装甲?」
??「察しが良いな。正解だ。」
大和「何者だ!!」
??「何者...か。Jとでも名乗っておくか。」
大和「J?何者か知らないがどういうつもりだ!」
??「貴様はこの世界を統治するのに最も危険人物だ。あの方の為にもここで始末させてもらう。」
大和「あの方?!まず!!」
食いつこうとしてくるイ級を避けながら会話を続けようとする。しかし、
大和「⁉こいつらいつの間に⁉」
気がついたときには周りを戦艦や重巡を中心とした深海棲艦に囲まれていた。その上、
大和「こいつら、少なくてもElite以上の艦かよ。完全に殺しにかかってきてるな。」
そう、最低でもElite以上。イ級が相手していたのは殺さない程度の実力だったからだ。
大和「なるほど、お前はよほど俺に死んでほしいらしいな。重巡棲姫!」
??「...なぜそう思った?」
大和「これだけの精鋭を動かせる奴で俺と対面してるのはお前だけだからな。まぁ、襲ってきた他の奴等はわからんがな。」
??「...。」
重巡棲姫「察しの良いやつだ。だが、それだから何だというのだ!貴様は丸腰!だがこっちは精鋭打撃艦隊!貴様に勝てるわけが無いだろう!!」
大和「...確かにな。今のままだと俺に勝ち目は無い。だが、ここで諦められるほど素直じゃないんでな!!かかってこい深海棲艦共!俺を簡単に殺せると思うなよ!」
医務室
海風「...!!」
明石「海風ちゃんずっと手を握りしめたままね。」
大淀「自分に責任を感じているのかしら。」
明石「でも、提督が復活しなかったら私達どうなるんだろう。」
大淀「わからないわ。今は提督が復活するのを願うしか無いわ。」
海風(ごめんなさい司令官、わたしのせいで、私が、私が!)
大和(.....大丈夫。海風のせいじゃ無いよ。)
海風「...!司令官?」
大和「.......。」
夢の中
重巡棲姫「...貴様、なぜまだ生きている。」
そう言われた大和の姿は最早無惨な物であった。右足は付け根からなくなっており、出血も酷い。左腕は蜂の巣にされちぎれかけ、体中に砲弾の破片や機銃弾が打ち込まれ血が止まらず左目は榴弾の破片でえぐられていた。
大和「ハァハァハァ。ゴハッ...クッ」
重巡棲姫「貴様の体はここで傷ついた分現実では深海棲艦になっていっている。最早深海棲艦になるまで一刻の猶予も無いぞ!」
大和「ハァハァハァ、お...俺は......俺は死なない!待ってくれている..ハァハァ....皆の為にも!俺は..ハァ....こんなところで死なない!むしろ、所詮俺ごときに殺されるような奴に負けると思うのか?」
重巡棲姫「...貴様はよほど私を怒らせたいようだな。もう良い、ここでくたばれ!!!」ドォォォォォン
砲弾が飛んでくる、最早避けることも敵わない。砲弾がぶつかってしまうその瞬間!
「称号を入手しました。海風の絆を入手しました。また、称号を入手しました。愛の絆を入手しました。これより改装に入ります。」
何かの声がこの付近に響いた。そして、突如謎の光に包まれ飛んできた砲弾がその光に当たった瞬間、砲弾は一瞬にして消えた。
重巡棲姫「な⁉」
医務室
海風「⁉これは一体⁉」
明石「海風ちゃん⁉」
大淀「!!明石さん、提督も光ってます!」
明石「二人が光ってる?」
夢の中
重巡棲姫「奴が出てきた瞬間全艦で一斉砲撃する!撃ち方用意!」
??「まさか、彼は本当にこの場所を救ってくれるのか。」
??「この場所だけじゃない。この世界を救ってくれるかもしれない。」
??「そしたら私達がつくべきなのは。」
光の中
大和「ここは...。」
妖精「始めまして海風大和君。」
大和「妖精?貴方は?」
妖精「僕に名前は無いよ。ただ、君の力になりたいんだ。」
大和「俺の力?」
妖精「そう。君の隠された力。駆逐艦である海風の名前と戦艦である大和の名前を持つ君に力を与える為にね。」
大和「俺に与える...。海風は大丈夫なのか?」
妖精「勿論。それに、僕が与える力は彼女たちの力じゃない、新しい力だ。」
大和「それがあれば奴等を倒せるか?」
妖精「勿論。ただ、これをすると君は半分人間じゃ無くなるんだ。」
大和「どういうことだ?」
妖精「君は新しい艦の力を受け継ぐことになる。だから君は半人半艦となる。そうすれば今の君の記憶が全てなくなってしまい艦の記憶だけになる可能性もあるんだ。それでもやるかい?」
大和「...。」
妖精「暫く考えてk「よし、頼む。」良いのかい?」
大和「ここで死んだら現実に迷惑かけるんだろ?今有効な攻撃が無い以上それにかけるさ。たとえそれが何億分の一だとしてもな。」
妖精「...。君は本当に男だね。よし、任せてくれ!」
大和「頼むぞ。それと、桜、これからよろしく。」
妖精「?」
大和「お前の名前だよ。これから長い付き合いになりそうだからな。」
桜「そっか。よろしく頼むよ大和艦長!」
大和「おう!」
そして、光は桜吹雪のように少しずつ、少しずつ離れていく。そして、夢の世界を照らしていく。
医務室
大淀「二人の光が、」
明石「きれい。まるで桜みたい。」
大淀「!明石!あれ!」
海桜「海桜型駆逐艦一番艦
大淀「すごい。」
そこには戦艦かと思うような姿だが、駆逐艦の制服で桜色と青色のラインの入った新しい制服を着た元海風がいた。
夢の中
??「!来るぞ。」
??「彼が、」
重巡棲姫「全艦一斉射!撃てっ!!」
けたたましい轟音が鳴り響く。放たれた砲弾は現れた一人の男と妖精に向かっていく。だが、その全てが着弾したはずなのにもかかわらず彼は傷一つ追っていなかった。
大和「幻想郷最初の艦にして最後の駆逐戦艦
そこには武士のように刀を帯刀し、桜の家紋が入った和服と羽織を纏った男がいた。その名を海風大和と言い。彼の象徴である桜の名、桜花の名を持つ一隻の艦でもあった。
今回はここで終わります。次回はまた暫くしたら投稿するつもりです。おかしいなぁ、東方なのにあんまり東方キャラ出してないぞ。そろそろ原作詐欺になりそうなので、もっと東方キャラを出していこうと思います。これからもどうかよろしくお願いします。
他作品は今は投稿していませんが、こっちをメインに変えて他をたまに投稿していこうと思います。艦これファンの方とエヴァファンの方には申し訳ありませんがご容赦下さい。