犬の少女   作:シベリアのハスキー

16 / 21
早くももう2024年も九月ですか、時の流れは速いもんですね。










新年だあ!

「今年ももうすぐで終わりだな…」

 

リビングに転がり、ナナを優しく片腕で抱きしめながらテレビを見て、今年のことを思い出す。

 

(今年は色んなことがあったなあ…と言っても、1番記憶に残ってるのはナナが来たことだけどな。最初発見した時は本当にびっくりした。犬だと思ったら人間と犬のハーフなんだから…それにナナが来てから今までの比じゃないくらい忙しくなったし…今までが暇だったのもあると思うけど)

 

そんなことを思っていると、ナナが俺の腕の中で半回転して、俺と目が合う。

 

「ねえご主人!」

 

「ん?なんだ?」

 

「年越しの瞬間って、ジャンプしたら宇宙に行けるんでしょ?ナナやってみたい!」

 

「…」

 

ナナが突然意味不明なことを言い出すので、顔は真顔になって、脳内は無数の?マークで大渋滞を起こしてしまう。

 

「…誰に教えてもらったんだ?」

 

「敬三兄ちゃん!」

 

「そっかあ…敬三かあ…」

 

(なんかアイツ大家さんと違って、余計な知識しか教えてない気がする。…この前のキスの件も敬三が吹き込んだらしいし…)

 

「?もしかして宇宙行けないの?」

 

「まあ、うん。宇宙は行けないね」

 

「わ、なんてこった…!嘘を教えられた…ってコト!?」

 

「うん、そういうことだね」

 

「がるるる!敬三兄ちゃん嘘つき!嘘つき兄ちゃん!」

 

「評価が急降下している…」

 

ーーーーーーーー

 

まあ、そんなこんなで一緒に馬鹿なことをしていると、年越しの瞬間がやってくる。

 

「あと30秒!もうすぐだよ!」

 

「そうだな」

 

スマホの秒単位で刻む時刻を見ながら、その瞬間を待つ。

 

「今年は楽しいことが沢山あったね!」

 

「ああ、そうだな」

 

「ご主人にも会えたし、最高の1年だった!わうわう!」

 

「うん、俺も嬉しいな」

 

そんな会話をしているうちに新年まであと10秒だ。

 

「ん、あと10秒だな」

 

「あう!5、4、3、2、1!」

 

そして、時刻が0:00となる。

 

「わーい!はっぴーにゅーいやー!」

 

「そんな言葉どこで覚えたんだか…ま、明けましておめでとうナナ。今年もよろしくな」

 

「えへへ…♪こちらこそよろしくねご主人!」

 

ナナは、その言葉と共に頭を差し出してくる。

 

「…その頭はなんだ?」

 

「?新年初ナデナデってやつ?」

 

「なんじゃそりゃ…」

 

そんなことを言いながらもナデナデしてしまう俺。

 

「むふふ~♪そんなこと言いながら撫ででくれるご主人、大好きだよ~♪わうわう♪」

 

尻尾を大きくぶん回しながら最高の笑顔を見せるナナ。その時、突然インターホンが鳴る。

 

「?。こんな時間帯に誰だ?」

 

撫でるのを止めて、インターホンに出てみる。そこに居たのは...

 

『来てもうたわ☆明けましておめでとうやで!』

 

「帰れ」

 

敬三だった。話を聞くにナナちゃんが居るからという理由で俺の家に凸って来たらしい...ロリコンか?。まあ、昔から友達のこういうのには断れない性格もあって、しょうがなく家に入れることにしたのでした。ちなみにナナは2時ぐらいに疲れて寝た。

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

~ナナが寝た後~

 

「なあ、クリスマス前にナナに変な事吹き込んだのってお前?」

 

「ん?何の事や?」

 

「...キスの事だよ」

 

「ああ、あれ俺やで。何や?してもらったんか?役得やないか!俺に感謝しーや!」

 

「しばく」






~告知~
何か今作のキャラクターへの質問や、設定などへの質問がありましたら。感想などで書いてもらえましたら可能な限りで答えていきたいと思います。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。