俺が読みたい東方Projectの1シーンを俺が書く   作:Mr.後困る

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墓参り《魔理沙》

高齢の男が二人のお付きと共に墓地にやって来た。

日は落ちているがそれで怯える様な柔な連中では無い。

お付きの1人はがっしりとした体躯の男。

もう1人は優男だが顔に刀傷がくっきりと残っていた。

二人共荷物を持っており、 恐らくこれから墓参りだろうと推測される。

 

「・・・・・」

 

高齢の男は立ち止まった。

軽く溜息を吐き、 歩き始めた。

 

「御嬢さん、 宜しいか?」

 

目的の墓の前で墓参りをしている少女に声をかける高齢の男。

 

「・・・・・」

 

少女は嫌な奴に会ったと言いたげに高齢の男を見る。

 

「そこはウチの家内の墓なんだがね、 悪戯しないでおくれよ」

「それは奇遇ですね、 ここは私の母の墓ですよ」

 

墓の前で睨み合う二人。

 

「お前は家から追い出したはずだがな?」

「家から追い出されても母の娘である事は止めたつもりはないんですがね

親父殿」

「お前に親父殿と呼ばれる筋合いは無い」

「親父殿、 母さんの墓前です

ふりだけでも良いんで荒波立てないで貰えますか」

「荒波立てるなだと!?」

「最初にふざけた事抜かしたのはテメェじゃねぇか!!」

 

お付きの二人が荒ぶる。

 

「止めろ、 何処だと思ってる」

 

親父殿と呼ばれた男は二人を諫めた。

 

「っ」

「・・・・・」

 

二人は歯軋りをした。

 

「しかしお前が墓参りとはな」

「親父殿と普段は時間が被らない様にズラして来てますから」

 

そう言いながらテキパキと花を供える少女。

 

「・・・手慣れてるな」

「月命日には来てますよ」

「・・・暇人が、 親元離れて月一で顔を見せに来る娘が何処にいる」

「自分の妻の顔を月一回も見ていない男に言われても答えに困りますよ」

「おい!!!」

 

親父殿が叫ぶ。

 

「そんなに強く供えの花を握るな」

「は、 はい・・・で、 でも旦那!!言わせっぱなしで良いんですか!?」

 

お付きの男が謝った。

 

「子供の言葉に本気になる大人は居ない

『魔法使いになる』なんて馬鹿みたいな

現実を見ていない事を言う子供の言葉なら尚更だ」

「現実なら見えてますよ親父殿」

 

桶から水を墓にかける少女。

 

「よぼよぼになって今にも死にそうになっている男という現実が」

「妖怪に何時殺されても可笑しくない娘に言われてもなぁ」

 

悪態を吐き合う二人。

 

「ではそろそろ御暇します、 次からは昼間に墓参りに来て下さい

時間が被ると気まずいので」

「そうするわ、 じゃあな霧雨魔法店さん」

「さようなら、 霧雨店さん」

 

霧雨魔法店店主、 霧雨魔理沙はさっさとその場から立ち去った。

 

「良いんですか旦那!! 言わせっぱなしで!!」

「良いんだよ」

 

霧雨店の旦那は軽く笑った。

 

「子供なんて物は生意気な位で丁度良い」




《オリ設定、オリキャラ》

霧雨店の旦那
『偶にオリキャラやオリ設定が出てくるかもしれませんがよろしくお願いします。』
と言っておきながら最初からオリ設定ぶちかまされる人。
色々と過去があるが魔理沙の事は勘当はしているが
それ程排斥していない。

大之木 権兵衛
がっしりとしている方の霧雨の旦那の付き人。
霧雨の旦那の付き人兼用心棒をしている。
シングルファザーで霧雨の旦那には頭が上がらず忠誠心が強く
魔理沙の事を問題視している。

沼知 鄭
優男だが顔に刀傷がくっきりと残っている方の付き人。
顔の刀傷は酔った父親から斬られた。
両親とは死別している。
霧雨店の丁稚、 魔理沙とは昔馴染みで初恋は魔理沙。
恋に片が付く前に魔理沙は家を飛び出してしまい
現在は・・・
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