俺が読みたい東方Projectの1シーンを俺が書く 作:Mr.後困る
聖白蓮は酒が呑めない。
いや、 呑めるかもしれないが仏教徒故に戒律上呑む事が出来ない。
そうなると呑みの席に参加出来ないので交流の機会が少なくなってしまう。
「『故に煙草でも一服如何ですか』、 か・・・」
歩きながら呟く雲居一輪。
聖と一輪が二人で歩いている先は喫煙所である。
豊聡耳神子が喫煙所を始めたらしい。
酒席に来ない聖が一人で寂しいだろうと言う気遣い、 或は煽りから
喫煙所を始めたと言っているが
近年増加している幻想入りした紙煙草の蔓延による利権争いの一環と聖は思っている。
「まぁ良いでしょう、 煙草程度付き合いますよ」
笑う聖。
「煙草って仏教で禁止されてないんですか?」
「えぇ、 そもそも仏教が出来た時は煙草なんて物は有りませんからね」
「はぁ、 それなら良いんですけど・・・でも一応は豊聡耳とは敵対しているのでしょう?
敵から出された物を口に付けるのは・・・」
「安心しなさい、 既に調達済みです」
すっ、 とMILDSEVENを取り出す聖。
「何処でそれを?」
「香霖堂ですよ、 『煙草吸われるんですか?』と店主に尋ねられました」
「そうですか・・・しかし紙煙草ですか、 最近幻想入りしてきた」
「てっきり
「煙管って結構なお値段するので買いませんよ
二つ岩の大明神からお借りしようとも思いましたが
流石に煙管の貸し借りは抵抗が有ったので」
「それもそうですね、 所でそれ、 吸ったんですか?」
「勿論、 吸い方が変だと豊聡耳殿に馬鹿にされますからね」
「はぁ・・・しかし喫煙所ですか、
外の世界では灰皿を皆で囲む地味な物と聞いています
商売になるんですか?」
「実際は喫煙所、 と言うよりも喫煙出来る茶店の様な物らしいわ
煙草を吸いながら何か注文させる、 中々良い商売ね」
「そうですか・・・意外とせこい事をしますね、 豊聡耳殿は」
「いや、 豊聡耳殿は良くやってますよ
煙草による利権の第一は何と言っても健康被害
健康に関しては永遠亭に叶う訳も無い、 ならば他の利権を考えなければいけない」
「結構考えてますね、 聖様」
「色々面倒なのよ、 人間は」
体を切り刻まれながら笑い話を話す様に聖を言葉を吐いた。
聖は豊聡耳と喫煙所ではそこそこ話をする事が出来た。
なるほど、 確かに喫煙所での会話は中々に悪くない。
とは言え飲食物が他の店よりも割高になっていてしかも大して旨くない。
宇佐見菫子が見れば『たばこ税が形を変えて消費者を襲っている様だ』と言うだろう。
「豊聡耳殿からすれば
『煙草は健康に悪いから吸わない様に割高にしている』と言うのでしょうね」
「言いそうですねぇ」
聖と一輪が二人で帰路に着いている。
行きよりも帰りは朗らかな雰囲気だった。
「・・・・・」
一輪は聖と豊聡耳との語らいを思い出した。
煙草を吸いながらも語らう彼女達二人を美しく感じた。
そして少しの嫉妬。
敵対と言うマイナスの関係ながらも豊聡耳ほど強い繋がりの相手は居ないだろう。
「聖様」
「何です?」
「煙草一本頂けます?」
「・・・・・」
何でその言葉が出たのか、 一輪自身戸惑った。
「止めましょう、 体に障りますし路上で吸うのは駄目ですよ」
「・・・そうですね」
公序良俗よりも自分の身を案じてくれたことに一輪は嬉しく思った。
ボツ展開
①
トヨサトミミィ「ようこそ聖和尚、 煙草を用意してあります」
ヒジリィ「いえ手持ちが有ります」つマイルドセブゥン
トヨサトミミィ「え、 うちの煙草はこれですけども・・・」つミズタバコォ
ヒジリィ&イチリィン「「思ってたのと違う!!」」
②
一輪も煙草を二人と一緒に煙草を吸おうとしてむせて吸えずに悲しくなる。
③