俺が読みたい東方Projectの1シーンを俺が書く   作:Mr.後困る

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饅頭《霊夢、魔理沙、早苗》

「饅頭だな」

「「は?」」

 

グダグダと駄弁っていた霊夢と魔理沙と早苗。

魔理沙の言葉に二人は呆気にとられる。

 

「・・・えーと魔理沙? 私たちはお茶漬けの話をしていたと思うんだけど?」

「うん? だから饅頭だろ?」

「いやいや、 おかしいおかしい、 お茶漬けって普通は海苔とか梅とかでしょ?」

「後は鮭茶漬けですかね」

「鮭はこっちにはないけどね」

「まぁ私も梅茶漬けや鮭茶漬けは好きだぜ? でも一番は饅頭だな」

「「・・・・・」」

 

顔を見合わせる霊夢と早苗。

 

「早苗、 あんた知ってる? 饅頭茶漬け」

 

「い、 いえ・・・」

「えぇー? 皆好きだぜ?」

「皆って誰よ」

「霧雨屋の店主と香霖」

「「は?」」

 

顔を見合わせる霊夢と早苗。

 

「それは・・・どうなの?」

「霊夢さん、 きっと特別な饅頭なんですよ」

「いや、 特別な饅頭じゃないぞ、 粒あんでもこしあんでもどっちでもいい

饅頭を割ってご飯の上に乗せてお茶をかけるだけだ

何なら食べてみるか?ちょうど饅頭三つあるぞ」

「・・・・・いや、 饅頭は饅頭で普通にお茶と頂きたいんだけど」

「そうか、 でも美味しいぞ?」

 

残念そうにする魔理沙。

 

「・・・霖之助さんは何でそんな食べ方してるの?」

「何でって確か・・・えーっと・・・あぁ、 思い出した

拾った小説の作家先生が好きな食べ方だから作ってみたらしいぞ」

「拾った小説ぅ? 何の小説よ、 そんなイカれた食べ方するなんて」

「確か・・・舞姫とか言ってたっけ」

「「森鴎外が!?」」

 

顔を見合わせる霊夢と早苗。

 

「良い作品書いてる大先生だし権威としてはこちらの圧勝だな」

「酷い言い分ね・・・」

「で、でも、お茶漬けとして美味しいかは別ですよ!!」

 

早苗が巻き返す。

 

「ふ、ならば私も言い返すぜ?

『鮭や梅や海苔がお茶漬けにして食うのが一番うまい』

とはならないだろうぜ?」

「これは痛い点を突いた気になっているのかしら?

そもそも饅頭は饅頭で加工されているんだから

鮭や梅や海苔と比較するのはズルじゃない?」

「旨ければ良いだろう」

「じゃあ聞き返すけども『饅頭はお茶漬けにして食うのが一番うまい』って言えるの?」

「と言うよりもお二人ともお茶漬けってそんなに美味しいものでもないでしょう?」

「「は?」」

 

顔を見合わせる霊夢と魔理沙。

 

「いやいや早苗、 それはおかしい」

「確かに一番旨い、 とは言えないけれども毎日食べても良いとなると

お茶漬けはかなりの高順位だと思うわよ」

「そうですかね・・・」

 

早苗はまだまだ外界の常識が抜けていないようだった。

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