ガサツな性格でありながらのあのルックスや闘う時の彼女の武道スタイルなど、色々と魅力があるが何より『天使』という『名前』が決定的だった。
そこで、真正面から神羅は告白した。
「好きです! ぜひ、俺の子供を産んでください!!」
「あ? 馬鹿じゃねーのお前?」
当然、バッサリと斬られた。
しかし、神羅は本気で彼女が大好きになっていたので、どうしたら手に入れられるのか彼女を調べ尽くした。彼には、あるツテでお金も情報面も豊富であったため、すぐに彼女の素性はわかり攻略を開始した。
まずは、彼女が慕っている釈迦堂という男に接触した。
「あ? 天と結婚したいだぁー? そんなもん自分で何とかしろや」
一切の協力を拒む釈迦堂。そんなことは最初から理解しており、タダでは絶対に協力はしてくれないとわかっていた。そこで条件を取り付けての協力を申し込んだ。
「そうだな。俺の行きつけの店の梅屋の代金を毎回払うっていうなら考えてもいいぜ?」
「へ? そんなんでいいですか?」
その返答に釈迦堂は面を食らった。
どう考えたって不条理な条件。完全に協力する気がないといっても過言じゃない条件。
「それでいいなら・・・」
そう言って、彼はスマホを取り出しどこかと電話すると・・・。
「話つきました。今後は、このカードを持って見せればいくらでも食べれますよ」
彼は条件をクリアしてしまった。もちろん嘘はついておらず、実際に試してみると本当にタダだった。
「いいぜー、協力してやるぜ! お前たちの交際応援してやるよ!!」
釈迦堂は彼の味方になった。
ちなみに。
「どうして、俺と闘って勝てたらとかにしなかったんですか?」
と釈迦堂の性格を調べて知っている神羅は尋ねた。
「あ? それもいいが、それじゃあ腹の足しにはならねえだろ?」
意外と現実的な返答返しををする釈迦堂だった。
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次に、彼女の姉達に会った。
「へー・・・私は賛成だよ。天ちゃんきっと幸せになるねー」
板垣辰は即決で賛成。
「ふーん、もの好きな奴だね。別に私としてもしたいならすればいいが・・・」
と板垣亜巳も賛成してくれたが、少し歯切れが悪い。
「悪いけど、貧弱な男では天は扱えないよ?」
忠告をくれる優しいお姉さん。でも、次にこう言ってきた。
「でも、天なんかよりも私と付き合ってみないかい? アイツよりも全てを超えているよ」
舌なめずりをしながら亜巳は逆に誘ってくる。
「嬉しい誘いですが、自分は彼女以外に豚になるつもりはないので」
バッサリと彼女の誘惑を斬った。
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板垣竜兵とは喧嘩するはめになった。
しかも、一歩間違えれば彼に貞操を奪われるような事態までに・・・。
でも、最後に彼がここは住みにくい街だと言うのでとある筋の軍隊を紹介すると、彼は喜んでその軍隊に入隊してしまい協力以前の話になっていた。
「まぁー・・・貞操守れただけでもいいか」
そう自分に納得させて、次の協力者へと向かった。
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最後に向かったのが彼らを操っている『闇』だった。
「つまりは、彼女達から手を引けと?」
神羅結城はそうしないなら、実力で潰すと脅す。だが、所詮は『闇』はそんなものに一切の弱みを見せずに言う。
「どうぞ、ご自由に。彼女達の力がなくても問題ありませんから」
そう『闇』は呟いて消えた。
「・・・」
彼は一応、その闇を払おうとある計画を立てていたが実行は移さなかった。なぜなら、すでにあれは『闇』であって『闇』じゃない存在へと変わっていたからだ。
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・・・とりあえずは彼女の不安要素は全部取り除いた神羅。
後は板垣天使だけの問題となり・・・。
「彼女だけの問題なら、ここは男らしく堂々と行こう」
そう言って、一応姉や釈迦堂に許可を確認してから堂々と行った。
結果。
「・・・本当に、アイツの子供出来てしまうそうだ」
天使はお腹をさすりながら、彼との交際を認めるのだった。