無下限アーカイブ   作:サリム

19 / 43
第19話 温泉パトロール

あの日から今日までナグサを探してみたが見つからなかった・・・連絡先ぐらい交換しとけばよかった

 

結局・・・俺はなにがしたかったんだか、この一週間の時間は何も出来なかったな

 

「サトル・・・?」

 

考え事をしているとヒナさんに話しかけられる

 

「はい?」

 

「ぼーっとしてるけど何かあったの?」

 

「いや・・・」

 

「・・・俺、人助け向いてないなって」

 

「・・・?サトルに助けられた人は大勢いると思うけど」

 

「物理的にじゃなくて・・・心の問題ですよ」

 

「・・・それはあなたが気にすることじゃない」

 

俺はまだ子供だ・・・こういうことは大人に任せた方がいいかもしれない

 

「それもそうなのかな・・・」

 

先生に会えたらいつか聞いてみるか!

 

「ちょっとスッキリしました、ありがとうございます」

 

「そう?じゃあいつも通り仕事を始めましょう」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

 

今日は一週間ぶりの訓練楽しかったな〜、近接戦闘もだいぶ上達したし・・・まあ結局素手て戦うのは最終手段になったけど、考えたらわざわざ殴りに行く必要ないんだよな・・・ということで今は銃を使った近接戦闘を練習してる・・・

 

ちなみに俺は今帰り道を歩いているんだけど・・・周りに人の気配がする、誰もいないはず・・・

 

「誰だ?」

 

これで誰もいなかったら恥ずかしいが、まあいるのはわかっている

 

「居るのは分かってるぞ?」

 

頼む早く出てきてくれ・・・気配を隠すのが上手くて俺もどこにいるのかはわからないんだけど

 

「・・・」

 

無視、仕方ない・・・俺から行くしかないか、どうせこの路地にいるだろ・・・いかにもって感じだし

 

俺が路地に入るとそいつは逃げたらしく気配がしなくなった

 

「なんだったんだろ」

 

 

 

 

 

 

家に到着した

 

やっぱりさっきのことが気になる、ストーカー?ニュースで女のストーカーっていうのを見たことがある

 

いや・・・ただのストーカーにしては気配隠すの上手すぎか

 

ということは誰かが俺を監視してる可能性があるな、どうしよ・・・もしもの事であの日記見られたらまずいし・・・消すか

 

俺は何かあった日、日記をつけている・・・それはいいのだが問題は後ろのページ、ブルーアーカイブのメインストーリーについて書いている・・・俺が忘れないようにここに来た時に書いたものだ

 

もう原作も始まりそうだしこの日記は必要ないだろう・・・不安要素は潰しておくに限る

 

日記は塵にした、これで安心して眠れるな!

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから時間が経って俺たちは三年生になった・・・

 

「今日からやっとヒナ委員長と呼べます!」

 

「ですね」

 

ヒナさんも委員長になったし前より仕事が終わるのが早くなるかもしれないな、前の委員長も仕事はできる方だったけど

 

「アコさんも行政官になりましたね・・・」

 

「はいっ!ヒナ委員長の隣に立つ資格がありますから・・・」

 

「俺も委員長とか行政官とかのかっこいい役職が良かった」

 

ちなみに俺は隊長になった・・・

 

「それで十分だと思いますが?」

 

「隊長ってなんか普通じゃないすか」

 

「よくわかりません・・・」

 

「特攻隊長とかに変更できません?」

 

「できませんよ・・・」

 

「二人とも・・・そろそろ他のメンバーが来るわ」

 

風紀委員会のメンバー、幹部は委員長が決める

 

コンコン

 

「「失礼します」」

 

二人が入ってきた

 

「ようこそ二人とも、とりあえず座って」

 

二人が椅子に座ろうとしている・・・緊張しているようだし和ませてあげよう

 

「新入りは床に座るって決まりがありますよね」

 

「「えっ?」」

 

何故か二人とも床に座ってしまった・・・

 

「そんな決まりは無い・・・サトル、ふざけてるの?」

 

「いや・・・緊張してるようなんで和ませようと」

 

「バカですか?」

 

「あの・・・?」

 

「はあ・・・」

 

なんか俺が悪いみたいな空気だな

 

「じゃあ二人とも、自己紹介してもらえる?」

 

「はい、私は一年生の火宮チナツです」

 

「私は二年の銀鏡イオリ・・・です」

 

「一年生って風紀委員会に入れるんですか?」

 

確か二年生からだった気がする

 

「私が規則を変えた、あとサトルは少し黙ってて」

 

「・・・はい」

 

その後、みんな自己紹介し終わって仕事が始まった

 

 

 

 

 

 

「とりあえずまずはパトロールから始める」

 

俺はイオリに仕事を教えていた

 

「隊長って委員長と仲いいのか?」

 

「二年前に会って、色々あったから・・・一年の付き合いだな」

 

「色々って・・・?」

 

「訳あって一年くらい入院してたんだよ」

 

「確かに、ヘイロー無いから・・・」

 

「いや怪我・・・はしたけどそれが原因じゃないんだよ、あと俺普通に強いから」

 

自分で言うのもなんだがあのヒナさんとほぼ互角だぞ?

 

「委員長よりも?」

 

「俺が本気出したら勝てるね!」

 

「へえー」

 

こいつ・・・絶対嘘だろ、って顔してる

 

ドカーンッ

 

「お、よし!いくぞ」

 

ちょうどよく誰かが暴れてくれている

 

「本気か?」

 

爆発した方へ走っていくと温泉開発部たちがいた

 

「あれはよく暴れる温泉開発部というやつらだ」

 

「それくらい私も知ってる・・・委員長呼ぶのか?」

 

「いや、俺がやる」

 

「やめといた方が・・・」

 

「まあ見とけって」

 

ここで先輩の凄さを見せつけてあげないとな!

俺は温泉開発部の方に歩き出していく

 

「許可取ったんだろうな?」

 

リーダーのカスミに話しかける

 

「!や、やあサトル、パトロールご苦労、許可だね?もちろん取ったさ・・・ほら」

 

一枚の紙を渡される

 

「・・・」

 

「もういいだろう!?私たちは温泉開発に忙しいんだ・・・」

 

書類はちゃんとしている・・・

 

「ハンコ見せてもらえる?」

 

「もちろんだとも!」

 

ハンコを見て確信がつく

 

「なんでこのハンコを君が持ってんのかな?」

 

渡されたものは万魔殿のハンコの偽造品

 

「しまった!」

 

カスミは計算高いけど俺かヒナさんを前にするとすぐにボロを出す

 

「ゆ、許してくれ・・・そうだ!こうしよう、空崎ヒナの写真を差しあげようじゃないか!」

 

「写真?」

 

「君も男だ・・・欲しいだろ?」

 

・・・そもそもヒナさんは温泉なんか入らないんだけど

 

「論外」

 

「・・・全員戦闘準備だ!」

 

カスミがそう叫ぶと周りの温泉開発部が集まってきて囲まれる

 

「今日はずいぶん甘いじゃないか・・・いつもなら問答無用で攻撃してくるだろう?」

 

「気分かな」

 

「そうか・・・全員攻撃開始だ」

 

気をつければいいのは赤髪の下倉メグだけ、他は・・・

 

「やっほーまた会ったね!?」

 

「そーだね」

 

この子の武器はクソでかい火炎放射器、広範囲攻撃だし射程に入ったら避けるとか無理ゲーだ・・・俺は、中距離からその辺の瓦礫に呪力を込めて投げつける

 

この子いい子そうなんだけどなぁ、欲望に忠実というか・・・ゲヘナはだいたいそうだけど、みんな悪気が無い分ちょっとやりにくい

 

「痛いよっ!」

 

「武器を捨ててくれたらやめるからさ?」

 

「温泉はいりたいからそれは無理!」

 

・・・やっぱり悪意が無い分、害悪かもしれない

 

「うっ」 バタッ

 

やっと倒れた・・・、他の温泉開発部は先に倒してある、前に油断して囲まれた時・・・一斉に火炎放射器を当てられて死にかけたことがある、酸素がなくなってね、まあすぐ脱出したけど

 

・・・あとはカスミだけか、と思っていたら何故か風紀委員会の人たちが来たようだ

 

「サトル、お疲れ・・・あとは私がやるから」

 

「あ、じゃあお願いします」

 

ヒナさんが来たのであとは任せていいだろう、・・・イオリのところに戻るか

 

「隊長・・・ほんとに強かったんだな、温泉開発部を相手に一発も被弾しないなんて」

 

「当たったら怪我するだろ?」

 

と言っても軽い火傷で済むだろうが、さすがにずっとあてられ続けたらまずい・・・

 

「じゃあパトロールはこんな感じで・・・」

 

「参考にならないんだけど・・・?」

 

「相手が強かったらヒナさんか俺を呼べばいいから」

 

「・・・わかった」

 

 

 

新しく投稿するならこの小説は残しておきます、タイトルは変えますが・・・上書きだと残念ながら元の話を読み返すことは出来なくなります

  • 新しく投稿する
  • このまま上書きする
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。