今日、俺はシャーレに来ていた・・・
「こんにちは、先生」
"こんにちはサトル、今日はなんの用かな?"
「シャーレの部員を募集していると聞いたんで」
まだ誰もシャーレに入部してないと思うんだけど・・・まあ俺が一番最初だろうな
"もちろんいいよ"
先生が机から一枚の紙を出す、入部届けだ・・・俺はそこに名前を書いて先生に返す
"よし、これでサトルは風紀委員会所属兼シャーレ所属になったね"
「ややこしいな・・・」
「ちなみに俺が一番目ですよね?」
"そうだよ"
「やっぱりそっか、えっと・・・今日は何するんですかね」
"まずは書類仕事からだね・・・"
あっ、そっすか・・・アビドスから手紙来るのいつかなー
「俺、書類仕事は結構得意です」
"頼もしいね"
「任せてください」
毎日やってるからな・・・
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「これで終わり?」
"まだまだ着任したばかりだからね、シャーレの認知度が少ない今のところあまり依頼も無いし"
あー、そっか
「これから大変そうですね」
"そうかも"
「仕事も終わったし・・・どうします?」
"そうだなぁ、・・・サトルのこと聞いてもいいかな?"
俺のことか・・・まあいろいろ聞きたいこともあるだろう
「いいですよ、コーヒー入れて来ますね・・・砂糖とミルクはどうします?」
"両方入れてくれると助かるかな"
「わかりました!」
そう言って俺はシャーレにある給湯室に向かった、すぐそばにあるので便利だ
俺はコーヒーを二人分入れて先生のところに戻った・・・ちなみに俺も砂糖とミルクは入れる派だ
「どうぞ」
"ありがとう"
先生がコーヒーを一口飲む
"美味しいね"
「誰が入れても変わらないと思うけど?」
"これなら毎日飲みたいな・・・"
「無理かな、俺も風紀委員会の仕事で忙しいし」
"ははっ・・・そうだよね、ところで気になったんだけどサトルはどうして風紀委員会に入ったの?"
「特に理由は・・・まあ制服がかっこよかったんで」
"男の子だね・・・私もかっこいいものは好きだよ"
「例えば?」
"ロボットとか好きかな"
へえー、あ・・・よく見ると机の上にロボットのおもちゃがある
「これ、かっこいいですね?いくらしたんですか」
"それは限定でね、10万円くらいしたね"
「高っ、お金大丈夫なんですか?」
"ははっ・・・"
これはダメそうだな・・・
「これからは節約しないとですね」
"まあ頑張るよ"
絶対やる気ない・・・どうしようかは後で考えるか
「まあそれはいいとして、先生はどんな女の子がタイプですか?ここにはいろんな生徒がいますよ」
ずっと気になってた・・・先生みんなに好かれてたし
"えー急だね?、私はそういうの無いかな"
つまらないな・・・
「そっすか」
"いや、そもそも私先生だから!"
「知らないんですか?キヴォトスでは生徒との恋愛は犯罪じゃないんですよ」
誰かがそんなこと言ってた気がする
"それでもだよ・・・サトルは好きな子とかいないの"
俺かー、そういえばここに来てから考えたこと無かったな・・・
「そんな暇なかったですよ・・・」
"サトルは・・・私と同じところから来たんだよね、どうしてここに居るの?"
単純な疑問だろうな・・・
「気づいたら居ましたよ・・・まあ楽しいから別にいいんですけど」
ゲマトリア・・・ここに連れてきてくれたのは確かあいつらだけどたまたまらしいからな
「先生と同じところかはわかんないですけど」
"・・・?良かったら教えて貰えるかな、ここに来た時のこと"
「えーと・・・確か目が覚めたらゲヘナの寮にいましたね、その後は普通に学校に通って暮らしてました」
"ゲヘナって大変そうな場所だよね?大丈夫だったの・・・?"
「俺、こう見えて結構強いんですよ・・・風紀委員会で二番目に強いです」
この力が無かったら今頃どうなってたか・・・
"そっか・・・なら大丈夫そうかな"
「俺のこと心配してくれてるんですか?俺より先生の方が危ないですけどね」
"私にはこれがあるから"
そう言いながらタブレットを掲げる先生
「あーシッテムの箱ですよね、久しぶりに見ましたよ・・・」
といっても数ヶ月振りか・・・
"前にも見た事あるの?"
「それ作った人が自慢してきたんですよ・・・」
"・・・そうなんだ"
あの人今なにしてんだろ、案外近くにいたりして
「あ、もうお昼ですね」
時計を見ると12時と表示されている
"そうだね、私はパンを食べようかな"
「何パンですか?」
"コッペパンだけど・・・"
正気か?
「もしかして昼食それだけ?」
"ダメかな・・・"
「下にコンビニありますし弁当買いましょうよ」
"・・・わかった"
ということでシャーレにあるエンジェル24というコンビニで弁当を買うことになった
「どれにします?」
"サトルはどれにするのかな?"
「俺は焼肉弁当にします」
"じゃあ私も"
弁当を二個持ってレジに向かう
「お会計は・・・合計1120円になりますっ!」
ちなみに店員さんはまだ中学生らしい、あらためてこの世界は色々と常識が違うな
「カードで」
"えっ?"
「先生今お金ないんですよね?俺使わないんで沢山あるんですよ」
"いや、生徒に奢ってもらう訳には・・・"
「まあいいじゃないですか」
"ありがとう、来月に必ず返すから"
別にいいのに・・・
シャーレに戻って机に座って弁当を開ける
「いただきます」
"いただきます"
お弁当を食べているとシャーレのドアをノックされ扉が開く
「こんにちは先生、この間お話した請求書のひな型を持ってきましたお手すきの際にご確認ください」
"あ、ユウカいらっしゃい"
「どーも」
「あ、サトルも居るんですね・・・」
「え?」
何故か残念そうに言われた
「いえ!なんでもありません・・・お二人はお食事中だったんですね、お邪魔してしまいすみません」
"気にしなくて大丈夫だよ"
「そうですね」
「では二人がお食事の間、私は机を片付けておきますね」
"ありがとうユウカ"
「いえ・・・」
「・・・?これは領収書ですか?」
"あ、それは・・・"
「購入日が先週・・・購入したものは・・・限定版変身ロボット、10万円?!」
「あーあ、見つかっちゃいましたね先生」
「焼肉弁当を食べていますし・・・シャーレってそんなに高給なんですか?」
"お弁当は・・・サトルに奢って貰って・・・"
「なんですって?先生ともあろうお方が生徒に奢ってもらうなんて!?」
「いや、でも先生最初はコッペパンだけだったから奢ってもらう気はなかったと思うよ?俺が勝手に払っただけだし・・・」
「コッペパンだけ?!この領収書のお金があれば優に一ヶ月分の食費になるじゃないですか!」
それはそう
"でも限定だし・・・もう手に入らないかもって思ったらつい"
「つい、じゃありませんよ!おもちゃのために食事を疎かにするなんて言語同断ですよ!」
"ただのおもちゃじゃ・・・"
「限定だかなんだか知りませんけど!お金の消費は計画的にしないといけません!」
「このままでは良くないですね・・・先生の支出記録、私がこの目で直接確認します!家計簿はどこですか?」
「・・・計画性のないこの先生が家計簿なんかつけてるとでも?」
"サトル・・・えっと、その通りです"
「家計簿をつけてないんですか?、だからこういう衝動的な消費をしてしまうんじゃないですか!」
「というか!そんなことを言うサトルは家計簿つけてるんですよね!?」
「いや、俺そんなのなくても忙しくて趣味とかないから大丈夫・・・」
「関係ないです、家計簿はつけておいて損はありません」
「・・・二人とも、私も手伝いますから、先月の領収書を全部集めて来てください」
「・・・じゃあ先生、俺ちょっと家に帰って領収書探してきます・・・すぐ戻るんで」
"家ってゲヘナだよね?すぐは無理だと思うけど"
「そうなんですか?それならあなたは明日でもいいですよ?」
「大丈夫です、じゃあまた後で」
俺は飛べるから大丈夫、待たせちゃ悪いしできるだけ早く戻ろう
・
・
「戻りました」
"はやっ"
「まだ10分も経ってませんよ?」
「待たせるの悪いんで急ぎました」
「そ、そう?じゃあ領収書見せてもらえるかしら」
机に持ってきた領収書を出す
「・・・ほとんど食費だけね・・・って?!」
「どうしました?」
「毎食、出前じゃない!」
え?だって俺料理とか出来ないし・・・出前美味しいし
"サトルも私の事言えないね!"
「なんでそんなに嬉しそうなんですか先生?」
「・・・寮暮らしよね?食堂とか無いの?」
「あー忘れてました」
「はあ・・・というかこの食費はどうしたんです!?」
黒服が毎月送ってきている・・・俺の生活補助の契約だから・・・でも仕送りみたいなもんか?あいつから送られたものなんて嫌だけど、使わないのも勿体ないので使ってる
「仕送りです」
「・・・」
"・・・"
めちゃくちゃ怒られた
・
・
・
「・・・とにかく!これからは家計簿をつけて残りのお金を頻繁に確認しながら購入なさってください」
「サトルも、仕送りばかりに頼らず自分でお金を稼いでみたらどうですか?」
「うーん、わかった」
「ほんとにわかってるの?!」
"まあまあ"
「先生も!今後5000円以上の物を買う時は、私に相談してください!」
「先生、財布の紐握られちゃいましたね」
"困ったな・・・"
すると突然ユウカが顔を赤くして
「な、なに言ってるんですか!私は先生の妻じゃありませんよ!」
いや、誰もそんなこと言ってない・・・
「・・・と、とにかく!これも先生のためです!絶対に守ってくださいね!」
"毎回か・・・"
「はい、じゃあ私はこれで失礼します」
ユウカがシャーレから出て行った
「大変ですね、先生」
"まあ頑張ってみるよ"
新しく投稿するならこの小説は残しておきます、タイトルは変えますが・・・上書きだと残念ながら元の話を読み返すことは出来なくなります
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