無下限アーカイブ   作:サリム

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第23話 vsメイド軍団

「いや卑怯だろ」

 

「んだとぉ?」

 

「ネル先輩がここまで手こずるだなんて、やはり四人がかりじゃないと厳しそうですね」

 

「これから面白くなるところだったんだが、仕事だから早めに終わらせねえとなっ!」

 

「部長楽しそう!私も頑張ろっと!」

 

「では、いつも通りの作戦でいきましょう」

 

スナイパーが隠れた・・・まずはあいつからやりたかったんだけどな

 

まあいい、とりあえずまずは一人行動不能にしよう、壁も壊されたしもう蒼は使ってもいい・・・

 

ターゲットはアスナだな

 

「おっと!」

 

避けられた?

 

「なんですか!?今のは?」

 

「さあな、でもその技はあたしらには直接使えねえみたいだな?!」

 

人体にってことか?確かに俺は周りの石しか吸い込んだことが無いが・・・人に使ったことないからどうなるか分からねえよ・・・

 

「・・・」

 

「沈黙ってこたぁ・・・図星か?」

 

「どうしてそうなる、やらないだけでできるぞ?」

 

ダダダダッ

 

アスナの銃弾を避けながらネルと近接戦、こいつらチームワーク完璧だな

 

ドカーン

 

ヒュンッ

 

そして爆弾とスナイパー、反撃する隙がない・・・それにちょくちょくアスナの弾が当たるっ

 

「これ俺以外にもやるのか?オーバーキルだろ!」

 

「普段はここまで長引かないんですけどね・・・」

 

流石に仕方ないか・・・

 

「はあ・・・死なないでくれよ?」

 

「あ?」

 

初めて蒼を人に使う、どうなる?

 

「なんだ!?」

 

持ち上げられるだけか・・・ならよかった

 

ドーンッ

 

掴んだまま蒼ごと壁に叩きつけた

 

「っ!?少しは驚いたが大したことないな!」

 

そんなに効いてないか・・・だが動きは止められるな

 

もう一度ネルを掴んで今度は空中にとどまらせておく・・・この隙にっ

 

「オラよっ!」

 

っ!は?なんでっ?まだ蒼は継続しているはず・・・!

 

「・・・どうやってそこから抜け出したんだ?」

 

「なんか気張ったら動けるようになったぜ!?」

 

こいつ・・・チートだろっ!

 

ならターゲットをアスナに変えるか・・・

 

蒼で掴んだっ、俺はそのままアスナに向かって攻撃しようとする

 

「アスナぁ!気張れ!」

 

「うん!」

 

そう言うとアスナも蒼を抜け出した・・・まずいな

 

だが攻撃は間に合う!

 

バンッ

 

「がはっ」

 

焦りすぎてカリンのスナイパーをもろに喰らってしまった・・・

 

「はっ!やっと血がでたなぁ!?」

 

「当たり前だろ・・・!」

 

「なあ?お前なんでこんなところにいるんだ?」

 

「・・・」

 

「あたしらのとこに来るなら、見逃してやってもいいぜ!」

 

「もう勝った気か?勝負はまだこれからだろっ!」

 

ドーンッ

 

床を全力で殴りつける、今いるのは1階だかここには地下がある!

 

「ネル先輩よりも力がありますね・・・」

 

「ああ、もろに喰らったら流石にあたしでもやばいかもな」

 

とりあえず一旦隠れて・・・

 

「ここだな?!」

 

クソっなんでわかるんだよ!

 

「お前からは気味わりぃ気配がすっから一発で場所がわかるぜっ!」

 

呪力・・・感覚が鋭い人にはわかるのか、ならアスナにもバレるだろうな

 

「そろそろ終わりにするか!?」

 

「便利屋のみんなは無事なんだろうな?」

 

「ああ、あいつらなら離れた場所で縛ってるぜ?だが仲間の心配より自分の心配したほうが・・・」

 

・・・ならあれを使えるな、蒼の完全詠唱

 

『位相、黄昏、知恵の瞳・・・』

 

「っ!?全員逃げろ!」

 

『術式順転:蒼』

 

ドーンッ

 

地下を崩した・・・これで何人かはやれるはず

 

「とんでもねえ技だな・・・?」

 

瓦礫の下からネルがでてきた・・・まあこいつはいるよな

 

「おい!・・・無事か!?」

 

「私もなんとか・・・」

 

「私も大丈夫だよ!」

 

「・・・」

 

「カリンはやられたか・・・」

 

一人だけか?まあいい・・・一番火力が高いやつをやれたし

 

「・・・アカネはカリン探してこい、アスナはあたしと一緒にこいつの相手だ!」

 

「・・・二人だけで大丈夫か?」

 

「何言ってんだ?お前そろそろ限界だろ」

 

確かに、そうかもな・・・

 

「・・・」

 

「なんだ?」

 

「部長・・・早くした方がいいかも・・・」

 

「ああ、そうだな」

 

・・・なんだかこいつらの声が遠のいていくな・・・でも周りの音はいつもより鮮明に聞こえる・・・

 

 

まだ俺はこいつらの前で瞬間移動を使っていない

 

「部長!」

 

「なっ!?」

 

ネルの前に瞬間移動し拳を振り上げる

 

《打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した

瞬間》

 

《空間は歪み》

 

《呪力は黒く光る》

 

 

『黒閃』

 

 

 

バゴッ

 

「ぐあっ!?」

 

ドカーンッ

 

殴り飛ばされたネルが壁にぶつかる

 

「咄嗟にガードしたみたいだが・・・流石にこれは無理だったみたいだな?!」

 

「部長!大丈夫?!」

 

威力は平均、通常の2.5乗・・・流石に気絶したみたいだ・・・

 

「おまえらに感謝したいくらいだな!」

 

今まで意識的にやっていた呪力操作が呼吸をするように無意識にできる・・・

 

「さてと・・・第二ラウンド開始だ!」

 

「・・・どうやらっ、本番はここからみたいだなぁ?」

 

もう起きたか、だが目に見えてボロボロだ

 

「お前はあとだ」

 

まずは今のところ無傷のアスナからだ

 

ドスッ 「うっ?!」

 

「追加でもう一人退場だな」

 

「チッ・・・さっきより速いな?」

 

「ほんとに・・・見えてんのか?」

 

「・・・あたしも乗ってきたってわけだ!」

 

・・・こいつホントに人間か?ボロボロなのにさっきよりも動いている

 

「サトルって言うんだろ?!名前っ」

 

「・・・まあな」

 

「サトル、あたしが勝ったらC&Cに入れっ!」

 

「俺もメイド服着るのか?」

 

「それもいいかもな?!」

 

冗談に決まってるだろ、何も良くねえよ

 

「でも、そこに入ることも無さそうだなっ」

 

ドスッ「がはっ」

 

ガードの下から拳を叩き込んだ・・・

 

バサッ

 

「ふう、そこそこ楽しかったよ・・・」

 

・・・残りあと一人だけだ

 

「ネル先輩、アスナ先輩!」

 

カリンを抱えたアカネが瓦礫の山からでてきた

 

ドスッ「なっ?」

 

瞬間移動で近づき・・・気絶させた、これで全員だな

 

「はあー」

 

C&C・・・強かった

 

 

外に縛られていた便利屋のみんなを運びながら、事務所に帰っていると

 

「え?!ちょっとここどこ?」

 

「飛んでる〜」

 

みんな起きたようだ・・・

 

「おはよう」

 

「サトル、あの人たちはどうしたの?」

 

「全員倒した・・・めっちゃっ強かったけど」

 

「お腹から・・・血が・・・」

 

「ああ、これ表面だけ」

 

「ごめんなさいアル様、負けてしまいました・・・死にます」

 

ハルカが暴れる・・・

 

「暴れんないで・・・疲れてんだから」

 

「申し訳ありません・・・帰ったら死にます」

 

「勝ったから死ななくていいんじゃない?」

 

ムツキ・・・そんな適当な慰めでいいのか

 

「というか結局、依頼達成か?これ」

 

「そうよ!これだけ頑張ったんだから!」

 

アルがスマホを確認して絶望の表情を浮かべる

 

「あははっ!アルちゃん顔、面白ーい」

 

仕事は守ったんだから別に依頼料貰ってもいいと思うんだけど・・・

 

「でも、ありがとうみんな・・・」

 

「え?私たち何もしてないけど」

 

依頼に連れて行ってくれたおかげで、やっと黒閃が打てたし、怪我は少ししたけど我慢出来る・・・

 

「焼肉でも奢るよ」

 

俺の金じゃねえけど・・・

 

「ホント!?」

 

アルが息を吹き返した

 

「ほんとほんと、高いところでもいいよ」

 

「じゃあー、あのお店にしよ!」

 

ムツキが下に指を指しているがわかるわけない

 

「どこ?」

 

「あそこだよ!」

 

少し降りるてみる・・・どこだ?

 

「・・・この付近に焼肉屋なんて無い」

 

「騙したなムツキ?」

 

「クフフ・・・折角、空飛んでるんだからもっと楽しまないとダメだよ?」

 

「いや、俺日常的に飛んでるから」

 

「えー、ズルーイ」

 

「あ!ここにしましょう!?」

 

「どれどれ・・・了解!」

 

アルが見せてきたお店に向かう

 

 

「これ美味しそう〜」

 

「あっ、ムツキ!それ私のよ?!」

 

「いっぱいあるからいいじゃーん?」

 

「・・・それもそうね!」

 

「あれー?」

 

「アルいいのか?ずっと焼いてたやつだろ?」

 

「・・・社長も久しぶりの焼肉で嬉しいみたい」

 

「アル様!焼けましたよ!」

 

「ありがとうハルカ・・・でもあなたももっと食べていいのよ?」

 

アルがハルカのお皿にお肉を移す

 

「ありがとうございます・・・アル様はやっぱり優しい・・・」

 

「当たり前よ!」

 

「・・・そういえば依頼料貰えなかったんだろ?これからどうするんだ?」

 

「いつも通りだと思うよ、依頼を失敗するなんて初めてじゃないし」

 

「今日は相手が悪かったのよ!」

 

確かに・・・ヒナさんなら余裕で勝てたんだろうか?明日帰ったら聞いてみよっと

 

「そうだね、サトルもまさかあのC&Cに勝っちゃうなんて」

 

「最初は余裕で勝てると思ってたんだけどな・・・」

 

「まあ勝てたならいいじゃない!ほら、お肉もたくさんあるしもっと食べて!」

 

「今日は新入社員、入社祝いよ!」

 

「・・・まあ今回みたいな依頼だったら手伝ってもいいかもな」

 

案外楽しかったし

 

「ホントかしら?!」

 

「クフフ・・・これからよろしくね、サトル?」

 

 

 

 

「いや便利屋には入らないから」

 

新しく投稿するならこの小説は残しておきます、タイトルは変えますが・・・上書きだと残念ながら元の話を読み返すことは出来なくなります

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