無下限アーカイブ   作:サリム

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第29話 もちろん気づいてたよ?

久しぶりに来たけど、やっぱり変わらないな・・・この学校は、けど校舎内の砂が減ったな?

 

ちなみに今はみんな、外に用事があって出かけている

 

「前より綺麗になったね」

 

「えっ!?ありがとう・・・!」

 

「やっぱり人数が増えたから掃除する余裕が出てきたのか?」

 

「あ、・・・うん」

 

なんか急にホシノのテンションが下がったな・・・なにかの地雷踏んじゃったかもしれない

 

「サトルさん・・・」

 

「・・・?」

 

ノノミがドアの隙間から手招きしている、ホシノにトイレに行くと伝えて部屋を出た・・・

 

「戻ってたんだ?あとさ・・・やっぱり、言ったらダメなやつだった?」

 

「いえ、それはいいのですが・・・ホシノ先輩を見て何か気づきませんか?」

 

「あ〜、一目見て分かったよ・・・」

 

「なら良かったです!ホシノ先輩に言ってあげてください」

 

またみんなが居る場所へ戻ってホシノに声をかける

 

「ホシノ、前より強くなったな!」

 

シロコとノノミを見ても思ったがみんな神秘の質が上がっているというかなんというか、そしてその中でもホシノだけは別格で練りあがっていた

 

「・・・うん、ありがとう」

 

あれ?違う・・・?振り返ってノノミの方を見てみると顔に指を指している、うーん

 

ホシノの顔を良く覗き込んでみると前よりも可愛く見える気がする

 

「あと・・・前より可愛くなった」

 

「・・・!えへへ、そうかな〜、最近私も化粧してみたり女の子っぽいことやってみたんだ〜」

 

「俺、化粧とかよく分からないけど・・・よく似合ってるよ」

 

「そっか〜、そういえば私結構強くなったんだよ?今ならサトルにも勝てるかも」

 

・・・それはさっき俺が言った気がするんだけど、まあいいか

 

「それはわからないぞ?、俺も結構いろいろあったからさ」

 

「へぇー、みんなが帰ってくるまで何があったのか聞かせてよ!」

 

そうだなー、まずはC&Cと戦った話でもするか

 

「ミレニアムのC&Cって知ってるか?」

 

「名前は聞いたことはあるけど・・・」

 

「そいつらと前に戦ったことがあるんだよ、最初は結構苦戦してたんだけど、戦ってる最中に・・・なんというか、発動したら俺が強くなる技が出てギリギリ勝てた感じかな」

 

「サトルでもギリギリだったんだ〜?相手はどれくらい居たの?」

 

「相手は4人だけだったけど連携が上手くてほとんど攻められずにいたよ」

 

「でも勝っちゃうなんて、やっぱり凄いね・・・私も前会った時よりも雰囲気が違うなって思ってたけどその技のおかげなんだよね?」

 

「そうだな、ホシノも頑張れば似たようなの出せるかもしれないけど・・・」

 

素手で戦うホシノか・・・DVおじさんだな

 

「なんだか失礼なこと考えてない?」

 

さすがに不謹慎だったか・・・

 

「・・・そういえば芝関ラーメン爆発しちゃったんだよな?大将は無事だったみたいだからよかったけど・・・お店壊れちゃったし、俺もあの店のラーメン食べてみたかった」

 

「そうだね・・・あの味がもう食べれないなんて、やっぱり悲しいよ」

 

まあ、多分屋台みたいな感じでまたやってくれると思うから、その時食べに行こうかな

 

ガラッ

 

対策委員会の扉が開かれた、そこにはシロコが居たけど・・・

 

「ホシノ先輩、ちょっと話せる?」

 

「うへぇ〜おじさん今から告白でもされちゃう?」

 

「・・・」

 

「じゃあちょっと行ってくるね〜のんびりしてて」

 

そう言ってホシノはシロコと一緒にどこかへ行ってしまった

 

 

 

 

ドンッ

 

ホシノがシロコと出ていってから少し経つと隣の教室から大きな音が聞こえた

 

えっと・・・確かホシノの退部届けについてシロコが問い詰めてるところだったはず、俺は別に行かなくてもいいかな

 

退部届けか・・・そう考えるとホシノが対策委員会を去らなくてもいいように何か俺に出来ることは無いだろうか

 

俺が借金返済を手伝うって言っても説得力ない・・・何か大金が稼げるような仕事ないか探してみようかな

 

俺はスマホで大金が稼げる仕事、となんの捻りもない検索をしてみた・・・

 

出てきたのは普通に年収3000万の仕事が出てきた・・・大金なんだけどさ、ここの借金いくらあると思ってるんだよ

 

年収じゃダメだもっと月収1000万とかの仕事とか無いのだろうか・・・投資はよくわかんないしなー

 

いろいろ探してみたけど俺が出来そうな中で一番報酬が高いのはやっぱり指名手配犯を捕まえる賞金稼ぎが良いと思った・・・

 

七囚人が一番懸賞金が高くてどの人も1000万以上ある、毎月一人捕まえれば年収1億行けるな、あの人たちすぐ脱獄するみたいだし・・・セキュリティどうなってんだ

 

やっぱり連邦生徒会長がいなくなった弊害かな、あの人色んなこと管理してたみたいだし

 

でもこの方法は現実味がないな・・・

 

ガラ

 

部屋の扉が開けられてホシノとシロコ、それに先生とノノミが入ってきた

 

「おかえり・・・」

 

「・・・うへ〜、ただいま」

 

・・・なんか空気が重い

 

「ホシノ、そういえば・・・」

 

「先輩たち、大変!!これ見て!」

 

ホシノに話しかけようとしたタイミングでセリカが帰ってきた

 

「アビドス自治区の関係書類を持ってきました!これを・・・」

 

アヤネもあとから入ってきて二人はこの部屋の雰囲気がおかしいことに気づいたようだ

 

先生が二人にとりあえず大丈夫、と言ってアヤネが話し始めた・・・内容はこのアビドス自治区のほとんどがアビドスが所有していることになってないとのこと、みんなが驚いている

 

「・・・ちょっと、なんであんたは驚かないのよ」

 

みんなは反応していたから驚いていない俺だけが目立ってしまったようだ

 

「俺は知ってたから、風紀委員会の幹部だからな」

 

「なんで言わなかったのよ!」

 

「言うタイミングが無かったんだよ・・・みんなが集まった時言おうと思ってたから」

 

そう説明するとセリカは理解したのか落ち着いて席に着いた

 

そして、今の所有者はやっぱりカイザーだった・・・合法の取引だから俺たちにはどうにも出来ない

 

正体隠してカイザーの本部で俺が暴れ回ることもできるんだけど・・・カイザーは色んなところに手を出していて居なくなってもキヴォトスが混乱状態になるだけだ

 

「苦しんでる人たちって、切羽詰まりやすくなっちゃうからね〜」

 

セリカがなんで前の生徒会はカイザーなんかに土地を売ったのよ!と怒っているとホシノがそんなことを言う

 

「切羽詰まると、人は何でもやっちゃうものなんだよ・・・」

 

・・・これは多分、ホシノは自分のことを言ってるんじゃないだろうか・・・まあ、俺には人の気持ちなんてよくわからないんだけど・・・

 

先生がヒナさんから聞いた情報的に次行く場所は決まったようだ

 

「みんな、ちょっと話したいことがあるんだけど」

 

アビドスのみんなが砂漠に行く準備をしようとする前に俺がそう言うとみんなが動きを止める

 

「さっき私に言おうとしたことかな〜?」

 

「そう、みんな集まったし言うておこうかなって」

 

「みんな俺が教えた訓練方法ってまだやってる?」

 

「当たり前、サトル先輩が教えてくれたおかげでここまで強くなれた・・・それがどうしたの?」

 

「それアビドスのみんな以外の他人に教えてないよな?」

 

アビドスのみんななら大丈夫だと思ってるけど・・・一応聞いておく

 

‪「う、うん・・・教えてない」

 

「ならいいんだ、時間取ってごめん・・・砂漠に行くんだったよな?俺も着いていっていいか?」

 

「サトルさんが着いて来てくれれば何があっても大丈夫ですよね〜」

 

「それはわかんないけど・・・まあ戦闘で負けることは無いな!」

 

「頼もしいわね、サトル・・・はアビドス砂漠に行ったことあるの?」

 

セリカにそう聞かれた・・・

 

「行ったことはあるけど・・・」

 

「なによ?」

 

「前にサトルが砂漠に行った時はユメ先輩と一緒に遭難しちゃったんだよね〜」

 

恥ずかしと思っていたので言おうか迷っているとホシノに言われてしまった

 

「・・・コンパスが無くてな」

 

「よくわかったわ・・・」

 

何がわかったんだろうか・・・、別に飛べるからもう遭難なんてしないんだけど?

 

 

 

 

出発する直前にシロコが話があると先生と俺を空き教室に連れてきた

 

「・・・これ」

 

「・・・ホシノ先輩のバッグの中から見つけたの」

 

渡されたのは一枚の紙、さらっと先輩のバッグの中身を漁ってるのは置いといて・・・俺と先生は二人でそれを見る

 

"退会、退部届・・・対策委員会小鳥遊ホシノ!?"

 

「・・・」

 

「・・・ん」

 

「書かれている通りの意味だと思う」

 

「先生とサトル以外には誰にも見せてないし、言ってもないけど・・・そもそもバッグを漁ったこと自体ホシノ先輩にはバレてる気がする」

 

"シロコはどうして?"

 

先生は俺が気になっていたことを聞いてくれた

 

「・・・ホシノ先輩があそこまで長い時間席を外すなんてこと、今までに無かった、それに、風紀委員会からあんなに追い詰められるまで、先輩が来ないなんて」

 

「それがどうしても引っかかって・・・先輩のバッグを漁ってみたら出てきたの」

 

「・・・ごめん、悪いことなのは分かってる、ホシノ先輩からはもちろん、生徒として、先生にも怒られても仕方ない」

 

"まだわかってないことが多いから・・・とりあえず一旦保留で、秘密にしておこうか"

 

「・・・うん」

 

「・・・シロコはどうして俺を呼んだんだ?」

 

「サトル先輩はホシノ先輩と昔からの知り合いみたいだし・・・何か知ってると思って」

 

"サトルはなにか知ってる?"

 

「・・・」

 

「知らない・・・」

 

「そっか・・・」

 

「・・・じゃあ俺、先行ってるから」

 

そう言い俺は教室から出た

 

新しく投稿するならこの小説は残しておきます、タイトルは変えますが・・・上書きだと残念ながら元の話を読み返すことは出来なくなります

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