無下限アーカイブ   作:サリム

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第3話 入学式

1時間ぐらい呪力操作の練習をしてみた・・・結果はまあまあ、体内の呪力操作は感覚で出来た、呪力操作で呪力を纏うとキヴォトス人と同じ『神秘』を纏った状態にと同じ状態になれる・・・つまり俺にとっても銃弾は痛いで済む・・・はず、流石に自分で試す度胸は無い

 

「とりあえず!これで外に出てもすぐに死ぬ可能性は減ったわけだ」

 

術式の方はまだ試してないが、無下限呪術が使えるってのは何となく分かる・・・だが、そろそろ学校に行く時間のはずなので俺は外出の準備を始める、ちなみに登校時間はスマホのメモ帳に書いてあった。

 

とりあえずスマホはポケットに入れる、クローゼットを開き中に入っていたスクールバッグと銃を取り出す・・・銃はよく見る護身用の拳銃だ、威力がどれくらいかは分からないけどあまり期待しないほうがよさそうだな・・・一応銃は制服に標準搭載されているホルスターにしまっておいた

 

玄関の扉を開け外に出る、そこに広がるのは透き通った青い空・・・ではなく、空には今にも雨が降ってきそうな灰色の雲しか見えない・・・

 

「はあ・・・初外出が曇りとは付いてない」

 

一応折り畳み傘を持っていき学校へと向かう、どうやら学校はすぐ側みたいだ、これなら学校に向かう最中にトラブルなんて起こらないだろう

 

真っ直ぐ学校に向かっているとチラチラと周りの人から視線を感じる・・・なんだろうか、ヘイローがないから弱そうだとか思われてたりしないよな?

そう思っていると

 

「あの」

 

「は、はい!?」

 

後ろから一人の女の子に声をかけられびっくりして声を上げてしまった

 

「これ落としましたよ」

 

女の子が見せてきたのはポケットに入っていたはずのハンカチだった、まさかわざわざ拾ってくれたんだろうか

 

「あ!ありがとうございます」

 

顔はよく見えなかったが長い銀髪の髪、立ち振る舞いから見るにどこかのお嬢様だろうか?この人は他の人とオーラが違うな

 

「いえ、では私はこれで」

 

そんなことを考えているうちにそう言ってあの人は行ってしまった・・・まさかゲヘナでハンカチを拾ってくれるなんて思わなかった、名前聞いとけばよかったな

 

ハンカチを落としていまうという小さなトラブルはあったものの無事にゲヘナ本校へたどり着くことができた、今日は入学式らしい

俺は入口の受け付けの人に学生証を見せて中に入る、外も黒かったが中も全体的に黒い、入学式って普通白色がメインじゃないか?椅子が並べられていて周りに風紀委員会らしき人が銃を持って立っている、流石にこの状況で暴れる人は居ないと思っていいだろう

自分の席に着くとしばらくして入学式が始まった

 

 

入学式の流れは生徒会長らしき人が挨拶をしてその後の流れはだいたい前世の入学式と同じ感じだった新入生の名前一人一人呼んでいくやつとか・・・

まあそんな感じで何事もなく入学式が終わり今日はもう帰ってもいいらしい

俺は少し学校の敷地や部活を見て回ることにした

 

部活は今は特に入るつもりはないが今の環境が落ち着いたらどこかの部活に入ろうと思ってる、やっぱり入るなら風紀委員会だろうか、制服もかっこいいし、何より俺は強くならなくてはいけない今のままじゃまだ俺は無下限呪術というF1カーを乗りこなすことができない、そういうの意味でも風紀委員会に入って訓練することができると思う

 

(風紀委員会にはキヴォトスでトップクラスに強い人も入る予定だしな)

 

そんなわけで入る部活は風紀委員会に決めた・・・まだ入らないけど

学校の敷地をぶらぶらしていると大きなタワーが前方に見える、とりあえず行ってみるか・・・

入口まで来てみた、すぐ側に風紀委員会の人が立っているのでここがなんの建物か聞いてみよう

 

「すみません、このってなんの施設ですか?」

 

俺がそう質問すると風紀委員の人は質問に答えてくれた

 

「ここはゲヘナ風紀委員会本部だ、新入生か?」

 

どうやらここは風紀委員会の本部だったようだ、まさかこんなにでかいとは思わなかった

 

「はい、今年から入りました、よろしくお願いします先輩」

 

「ああ、ところでここに何しに来た?」

 

「見学です、風紀委員会って試験とかあるんですか?」

 

射撃試験とかあったら0点を叩き出す自信しかない・・・こちとら最近まで銃なんか触ったことない一般人だったんだぞ!

 

「簡単な試験はあるが風紀委員会に入れるのは2年生からだ、それまで1年生は情報部で経験を積んでもらう」

 

なるほど・・・情報部か、部活に入る予定は無かったけど何かいい情報が手に入りそうだし風紀委員会に入るのにも必要そうだし

 

「風紀委員会に入りたいんですけどどうすればいいですか?」

 

「そうか、そこの受け付けで入部届けを貰ってこい書けたらまた受け付けで提出すればいい、余程のことがない限りそのまま問題なく入部できる」

 

意外と難しいことはしなくていいらしい、情報部なんて言うから機密情報とかを扱う場所だから念入りに調査されるとか・・・

 

「ありがとうございます、入部出来たらまたあいさつに来ますね!」

 

「すぐ終わると思うぞ?」

 

親切な風紀委員会の人にそう言って俺は風紀委員会本部の建物に入っていった・・・内装は灰色と黒のチェック柄の床に赤いレッドカーペットが敷かれていて壁はクオーツのように透明感のある白さだ内装を作った人はセンスがいい

辺りを見てそう思いながら俺は受け付けへと向かう

 

「すみません、風紀委員会に入りたいんですけど入部届け貰えますか?」

 

風紀委員会の制服を着た受け付けの人に話しかける

 

「入部ですね、風紀委員会に入るにはまず情報部から入部しないといけないのですがその説明はお聞きになられますか?」

 

「いえ、大丈夫です」

 

「でしたらこちらの紙に必要事項を記入してください」

 

サッとカウンターに入部届けの紙が置かれる、記入するのは名前と加入動機だけでいいらしいそのまま名前と加入動機を書き提出した・・・ちなみに加入動機は「かっこいいから」にした我ながらシンプルな答えだ

 

「受け取りました、確認してきますので少々お待ちください・・・」

 

そういい受け付けの人は奥の部屋へと入っていった・・・30秒くらいですぐに帰ってきて

 

「確認できました、情報部への入部おめでとうございます、明日・・・新入生の歓迎会が行われるのでこの時間にまたここに来てください」

 

「はい、ありがとうございました」

 

俺はそのままカウンターを背にして風紀委員会本部を出た、そして入口でさっきの親切な風紀委員の人に話しかける

 

「無事、入部することが出来ました!明日からよろしくお願いします!」

 

「そうか、基本的に情報部は忙しい、明日から頑張ってくれ」

 

「はい、じゃあまた明日!」

 

そのまま手を振って別れる・・・それにしてもゲヘナは今のところいい人ばかりだな、案外ここでの生活も悪くないかもしれない。

 

新しく投稿するならこの小説は残しておきます、タイトルは変えますが・・・上書きだと残念ながら元の話を読み返すことは出来なくなります

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