無下限アーカイブ   作:サリム

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第36話 対策委員会編・後日談 1

あの後、帰り道に倒れているカイザーPMCの量に驚きながらも俺たちはアビドスに帰ってきた

 

「サトル、私たちに言うことあるよね?」

 

みんなには感謝してる、覚悟を決めていたとは言え、まだ少しだけ怖かったし・・・

 

「誠に申し訳ございませんでした・・・」

 

「うん、もう絶対しないでよね」

 

「はい、もうしません」

 

「じゃあ先生、あとはよろしく〜」

 

"任せて、サトルちょっとこっち来てくれるかな"

 

「・・・はい」

 

俺は先生にこっぴどく叱られて、気づいた時にはもう夜だった・・・

 

"じゃあそろそろ帰ろうか、暗くなっちゃったし"

 

「はい」

 

実は俺帰るところがない、あの時黒服に「俺の戸籍も全部元に戻してといてくれ」と言った、なんでそんなこと言ったかというとどうせ居なくなるなら全部消してからの方がいいと思ったからと黒服が居ないと生きていけなかった、てのが俺にとっては耐えられなくなってたから

 

高校生でホームレスなんて笑えねえよ・・・

 

お金ももちろん無い、全て口座に入れていたからそしてその口座はもちろんもう無い

 

今日は野宿かと適当な方向に進もうとすると先生に引き止められる

 

"サトルにはこれからシャーレに住んでもらうよ"

 

「天使・・・!」

 

思わずそんな言葉が口からこぼれる

 

"それと戸籍も・・・何とかする、ゲヘナ学園にまた通えるようになるのも少しすれば元通りになるよ"

 

「神様・・・!」

 

"それまでサトルにはシャーレで私の仕事の手伝いをしてもらうからね"

 

「頑張ります!」

 

書類仕事は風紀委員会でやってたし、場所が変わるだけだ、シャーレでの仕事楽しみだな

 

 

 

 

 

 

俺は先生と一緒にシャーレに帰ってきた、ということで今日から俺もここに住む・・・というか先生ここに住んでるのかな?仕事場だけど

 

「先生、キヴォトスに家は無いんですか」

 

"もちろんあるよ、最近は帰れてないけどね・・・"

 

俺はそうですかと返事をする、可哀想に・・・でも大丈夫だ先生今日から俺も仕事手伝うからな、多分家にも帰れるようになるだろう

 

「今日の分の仕事はこれですか?」

 

机の上にある書類を見ながらそう言った

 

"それはまた明日やろうかなって・・・"

 

「これくらいなら俺やっときますよ」

 

この量なら2時間くらいで終わるはず、今日からお世話になるんだしこれくらいはしないとな

 

"やるしかないか・・・"

 

そう言って先生はしぶしぶとデスクに座った、もしかしたら先生は結構めんどくさがり屋なのかもしれない

 

 

 

 

仕事は1時間程度で終わった、先生も手伝ってくれたし・・・そろそろ日課の時間だ

 

「俺の部屋ってどこですか?」

 

"サトルには仮眠室の一つを使ってもらうけど良いかな?"

 

「はい」

 

先生に案内されて部屋に到着した、ベッドと家具が少し置かれている普通の部屋だ

 

"シャワー室とトイレはこっちで・・・"

 

他にも色々案内された

 

「ありがとうございます、じゃあ俺はもう部屋に戻りますね」

 

"もう?いろいろ話したいことあったんだけど・・・"

 

それなら今日くらいサボってもいいか

 

「じゃあ話しますか・・・何か聞きたいことでもあるんですか?」

 

"そうだね〜、あのかっこいい能力について聞きたいな・・・まだ呪力についてしか聞いてないし"

 

そういえばそうだったな・・・先生には詳しく話しといた方がいいか、いつか先生の指揮で戦うこともあるかもだしな

 

「俺の術式ですよね、簡単に言うと無限を具現化する力で・・・」

 

 

 

 

 

「・・・そして前も言った通り俺の心の中を具現化したのが領域展開です」

 

俺が知ってることについてはほとんど話したかな

 

"なるほど・・・領域展開ってもう使えるようになったんだ?"

 

「結構簡単でしたよ、呪術の極地って言われてるみたいですけど」

 

"そうなんだ、私もサトルの心の中見てみたいな"

 

「いつか見れると思います」

 

と言っても、使う機会なんて・・・ほとんどないと思うけど

 

その後もいろいろ先生と話をして、今日はもう寝ることにした

 

 

 

 

 

 

翌日、俺と先生はアビドスに着ていた・・・俺も借金とかがどうなったか知りたいしな、もし金利がまだそのままだったらカイザー潰しに行かないと・・・

 

「二人とも、よく来たね〜」

 

出迎えてくれたのはホシノ、対策委員会の部室には全員が揃っていた

 

今日はあの後のことについて話してくれるらしい

ということでみんなが席に着いて、アヤネが変わったことについて話し始めた

 

アヤネの話によると、対策委員会は先生のおかげでアビドス高等学校の正式な委員会となったようだ・・・そして生徒会長にはホシノを推薦したらしいが拒否されてまだ決まってないらしい

 

借金についてはまだ9億のまま、これは仕方ないことなので置いといて・・・カイザーローンはブラックマーケットでの不正な取引がバレて捜査が入ったみたいだ、ちなみにカイザー理事は生徒誘拐事件の容疑者として指名手配されたって話

 

あのめっちゃくちゃな利子についても問題として挙がって、最終的には前より少ない利子の支払いで済むようになったとか・・・

 

「それと芝関ラーメンは屋台の形で再開しました、お客さんも結構来てくれるようでセリカちゃんもまたバイトとして復帰することになりました」

 

「ラーメン・・・」

 

そういえば俺まだ食べてない・・・お腹すいたし今から食べに行こうかな、ちょうど話も終わったみたいだし

 

「俺ちょっとラーメン食べてくる」

 

「判断が早いね〜、それならみんなで行こうよ〜、先生も居るしさ」

 

"・・・仕方ない"

 

奢って貰おうとしてる・・・?

 

「流石先生!じゃあ行こっか〜?サトル」

 

「そうだな」

 

 

 

 

 

 

芝関ラーメンの屋台に到着した、みんな注文して屋台の横にある椅子に座った

 

「そういえばサトル、気になってたんだけどその服ってあれよね?シャーレの」

 

セリカが俺の服について聞いてきた

 

「ああ、シャーレの制服だよ、あの時ゲヘナ退学したからすぐには戻れないみたいなんだ・・・」

 

「そうなんだ〜、じゃあさ?私たちの学校に入れば良いんじゃないかな〜」

 

アビドスに入るのは無理かもな、ヒナさんにも謝らないといけないし・・・

 

「それも楽しそうだけど、流石にヒナさんに怒られるから・・・」

 

「それは、仕方ないですね」

 

「ん、残念」

 

「それってさ・・・風紀委員長ちゃんを説得すればうちに入ってくれるってこと?」

 

さっきから何か考えてたみたいだけどそんなこと思ってたのかホシノ

 

「いや、戻れるようになったらゲヘナに戻るよ・・・」

 

「そっか・・・」

 

「一緒に学校に通いたいなんて、そんなに俺のこと好きなのか?」

 

ニヤニヤしながら冗談めかしてそうホシノに言ってみた

 

「好きだよ」

 

そんなシンプルな言葉が帰ってくると思わなかった・・・

 

「お、おおそうか・・・ありがとう」

 

多分ホシノは友達としてだと思うけど、それでも少し恥ずかしい、みんなにも見られてるし・・・

 

「なにイチャイチャしてんのよっ!?」

 

そういえばまだ、ラーメン食べている途中だった

 

 

 

 

 

 

「ご馳走様!」

 

みんな食べ終わって帰る準備を始めている

 

「美味しかった・・・」

 

そう呟きながら帰り道を歩く、みんなもお腹いっぱいと言っているし・・・

 

「じゃあ俺はここで」

 

そろそろゲヘナに行かないとまずい気がするので俺はここでみんなと別れる

 

「もう帰るの?まだ来たばかりじゃん」

 

「いや、スマホの通知がね・・・」

 

昨日の夜からずっと、モモトークに通知が来ている・・・全てヒナさんからだ、もちろん返信はしているんだけど・・・

 

「そっか〜、まあ仕方ないね・・・」

 

「じゃあな、みんな」

 

そう言って俺はゲヘナへと向かった

 




心配してるだけです

新しく投稿するならこの小説は残しておきます、タイトルは変えますが・・・上書きだと残念ながら元の話を読み返すことは出来なくなります

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