無下限アーカイブ   作:サリム

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小出しにして耐えてきましたがとうとうこれで書き溜めが尽きてしまいました、閑話が思いつか無かったので次話はパヴァーヌ編になると思います


第37話 対策委員会編・後日談 2

ヒナさんに今から行くと伝えて、ゲヘナに向かっているが・・・何か買っていった方がいいかもしれないと思った、そういえばケーキ買う約束してた気がする、そう思うとヒナさんとの約束破りまくってるな俺・・・

 

というわけで少し寄り道してから行くことになった、目指すはトリニティのスイーツ屋さん

 

いつも通り空を飛んで目的地まで移動する、最高速度は多分音速を超えるが危ないのでいつもは電車より少し速いくらいの速度で移動してる、これくらいなら前にいきなり障害物が現れても止まれるし。

 

そんなことを考えていると目的地に着いた。

お店の前に「限定シュークリーム!」と書かれた看板を見つける、ちょうど良かった・・・何買うかも決まってなかったし

 

扉を開けるといらっしゃいませーという声が店の奥から聞こえる

 

「限定シュークリームってやつ4個ください」

 

店員さんにそう言うと「運が良いですね」と言われた、どうやら最後の4個だったようだ・・・本当に運が良かった、日頃の行いってやつかな

 

店員さんがシュークリームを箱に入れてくれたので、お金を払って箱を受け取る・・・ちなみにお金は先生がお小遣いとして渡してくれた、大事に使わないと

 

目的のものは手に入ったのでお店を去ろうとすると・・・見覚えのある4人組が急いだ様子でお店に入ってきたので体を端に避ける

 

「限定シュークリームください!」

 

ミントが好きそうな女の子がレジに両手を置き、店員さんに向かってそう言った

 

「すみません、ちょうど売り切れてしまって・・・」

 

その言葉を聞くと4人組はがっかりした様子でとぼとぼと店の出口へ歩いて行く

 

「待ってくれ」

 

あの様子だと楽しみにしていたんだろう、このままだと可哀想だと思ったので俺は帰ろうとしている子達に声を掛けた

 

「これ、良かったらだけど」

 

そう言いいながらさっき買ったシュークリームを差し出そうとする

 

「いいの!?」

 

金髪の赤い服を着た女の子がそう叫んだ、名前はごめん・・・忘れてしまった

 

「その感じだとこれ買いに来たんだろ?俺は別になんでも良かったからさ」

 

「なんて優しい人なんだ、貰うだけじゃあれだし私たちおすすめのスイーツと交換しないかい?」

 

「わかった・・・俺もその方が助かるしな、じゃあ数は四つで頼む」

 

「わかりました、少し待っててください!」

 

俺がそう返事をすると4人のうちの一人がレジの方に向かっていった。

 

「じゃあ今のうちに自己紹介でもしとこっか、私はトリニティ放課後スイーツ部所属のカズサでさっきの子がアイリ」

 

「スイーツの甘さは人生の喜び、同じく放課後スイーツ部のナツだよ」

 

「私もスイーツ部所属のヨシミ、シュークリーム譲ってくれてありがとう・・・」

 

なんか楽しそうな部活だな、多分スイーツ巡りするとかそういう感じか。

 

「俺は・・・シャーレ所属のサトルだ、よろしく」

 

「シャーレってあれだよね?大人の先生が顧問の、そこの部員さんなんだ?」

 

「まあ、先生の手伝いやってるよ、書類仕事とか」

 

と言ってもまだ入部したばっかりでほとんど仕事してないんだけど・・・。

そう思っているとスイーツを選び終わったのかレジに向かって行った子、アイリが戻ってきた

 

「どうぞ、私一番のおすすめを選びました!」

 

差し出された箱を受け取る、スイーツ部のおすすめなんだ、中身はきっと美味しい物に決まってる

 

「ありがとうスイーツ部のみんな、俺は急いでるからここで」

 

「今度会った時はゆっくり話そう、また逢う日まで止まるんじゃねえぞ・・・」

 

親指を立てながらナツがそう言う、何処かで聞いたことがあるな・・・。

手を振りながらとりあえずその場を少し離れて、飛んでゲヘナに向かった

 

 

 

 

 

 

風紀委員会の部屋の前に着いた。

 

そういえばヒナさんにメールしてから少し時間が経ってしまっている、メールするタイミングを完全に間違えたなこれは・・・。

 

まあ扉の前に居ても仕方ないし、俺は覚悟を決めて部屋の扉を開けた

 

部屋の中にはメンバー全員が揃っている、ヒナさんはいつもの机に、そしてアコさんはその横に立っていた・・・他の二人は部屋の真ん中にある机に座っている

 

扉を開いたまま俺が固まっているとヒナさんが椅子を降りてこちらに近づいてきた

 

ギュウッ

 

「サトル、無事で良かった」

 

「っ!?」

 

いきなりハグをされて戸惑う俺。

・・・少しの沈黙の後ハグは解かれて俺は口を開く

 

「ごめんなさい、風紀委員会を退部して・・・」

 

風紀委員会どころか学校も辞めてしまっているのだけれど・・・。

 

「戻ってきてくれるなら別にいい、先生からも事情は聞いてる・・・」

 

「怒らないんですか?」

 

「あの先生からも怒られたみたいだし、なら私から言うことはもう無い」

 

いつの間に先生の事がそんなに分かるように?、多分会ったの一瞬のはずだよな・・・

 

「そうですか・・・」

 

「・・・どうして残念そうなの?」

 

「え?」

 

そう見えてただろうか、もしかして俺・・・ヒナさんに怒られたかったのか?。

気づいたら俺に変な癖が着いてしまっていたのかも・・・。

 

「そういえばケーキ買ってきました、みんなで食べましょう」

 

手に持っていた箱を掲げながらケーキの話へと話題を逸らす

 

「ケーキ・・・、だから来るのが少し遅かったのね」

 

俺もヒナさんはみんなが座っている机の方へと移動していき、机の上にケーキの入った箱を置いた

 

「改めてみんなごめん、迷惑かけた・・・」

 

頭を下げて謝罪をする、俺が居なくなったことら多分ゲヘナの治安は多少なりとも悪化する・・・。

考えていなかった訳じゃないけど、みんななら何とかできると思った・・・俺の我儘だ。

 

「手紙でも何回も謝罪文がありましたし、私はもう気にしていません」

 

「そうですね」

 

「これから規則違反者を簡単に片付けられないのは少し面倒だけどな」

 

ん?

 

「手紙読んだの?」

 

「ええ、きっちり読みましたよ」

 

てっきり先生、助けるつもりだったから渡してないと思った・・・まあいいか。

 

「委員長へのメッセージだけ異様に長かったのが印象に残ってますね」

 

そうだっけ?手紙の内容はよく覚えていないからよく分からない。

 

「ちなみにその手紙はどうしたんだ?」

 

イオリが「それなら委員長が持ってるぞ」と言うのでヒナさんを見ながら、その手紙は燃やしといてくださいと俺は言った

 

「・・・わかった」

 

少し返事の間があった気がするけどこれで手紙は大丈夫だな、残しとくのはなんか恥ずかしいし。

 

話が終わったので俺は食器棚の方に向かい、お皿とフォークを人数分持ってくる

 

「じゃあ、味が落ちないうちにケーキ食べちゃってください」

 

箱の中身はショートケーキでチョコレートの飾りが付いていた

 

「四つだけ?別にサトルのも買って良かったのに」

 

「さすがにそれは出来ませんよ・・・」

 

謝りに来たのに一緒にケーキ食べる人とか居ないだろう。

 

「「「いただきます」」」

 

みんながケーキを食べてる間、俺はこれからのことについてもう少し考えてみることにした、こういう時間を有効活用しないとな。

 

今回の事はとりあえずハッピーエンドなのかな?借金自体は減らなかったけど利子は減ったし、そういえば砂嵐の原因、俺的にはデカグラマトンの預言者の一体、ビナーだと思うんだけど・・・。

だってあいつ砂嵐起こす技みたいなの使ってたしというか移動が派手すぎて砂嵐みたいになってる

でも倒すって言ってもどこにいるか分からないんだよな・・・、一度も見かけたこと無いし。

だからあいつの事はとりあえず無視だな・・・。

 

次に起こる出来事はパヴァーヌ編、アリス好きだから直接会ってみたいってのもあるけど、多分先生の手伝いとして一緒に行くことになると思う。

そういえばゲーム開発部が作ったやつ、あれもやってみたいな。

 

エデン条約はどうだろうか、シャーレ部員として動くことになるか・・・それとも復帰して風紀委員会として動くことになるか、それは時が来るまで分からない。

 

とりあえずもうすぐ起こる事はこれくらいかな、もう既に色々首突っ込んでるし、俺はこれまで通り好きにやろうと思う。

 

さてと、一通り考え終わったしみんなも食べ終わっただろう。

 

周りを見てみると食べ終わっていたので俺はお皿を片付けようとする

 

「流石に片付けくらいは私がしますよ」

 

チナツが立ち上がって皿を手に取っていく、みんなが小声でお礼を言っているのが聞こえた

 

「みんなこれから仕事ですよね、暇だし俺も手伝っていいですか?」

 

「復帰するまで折角だし休んだら?もちろん戻ってきたら沢山働いてもらう」

 

「まあ俺が今やれそうな仕事パトロールくらいしかなさそうですしね、そうします」

 

「じゃあ私たちはそろそろ仕事がありますから」

 

「はい、また来ますね」

 

 

 

新しく投稿するならこの小説は残しておきます、タイトルは変えますが・・・上書きだと残念ながら元の話を読み返すことは出来なくなります

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