無下限アーカイブ   作:サリム

4 / 43
第4話 入部

あの後家まで何事もなく帰ってきた。今日は入学式で疲れているが帰ってきてすぐの俺にはやることがある、そう術式の確認だ朝時間が無くてできなかったことをやりたい。

 

使い方は分かる、まずは基本的な無限の具現化から初めてみる・・・掌印を結び呪力を術式に込める、すると俺の周りに無限が具現化しているのが見える・・・一般人には見えないだろうが俺には六眼があるから無色無臭の無限も見えるのだろう。

 

そして術式に使っていた呪力が空中に霧散していく様子もハッキリと見えている、どうにか霧散しようとしている呪力を集めてそのまま身体の中に戻した、・・・使った呪力を身体に戻す、永久機関が完成してしまった、これで呪力の問題はほぼ解決したと思っていいだろう

 

次は無限の強化・・・普通の強化つまり術式順転をすると蒼に、術式を反転すると赫になる、簡単に言うと蒼が吸い込む力で赫が弾く力だ、術式反転を使うには反転術式という技の習得が必要になるが今の俺では使えない、術式順転は今のままでも使うことができる。

 

試しに消しゴムを術式順転蒼で手に引き寄せてみる。机の上に消しゴムを置いた、俺は机のすぐ側に立っており今は消しゴムの真上に手のひらがある状態だ、この状態で呪力を込め術式順転:蒼を最低出力で発動させた。

 

バタバタバタッ

 

部屋中の物が俺に向かって飛んできたり倒れてきたりした・・・、それはまあ当たり前か都合よく消しゴムだけ引き寄せることはできないのめ次は条件を付けてやってみる・・・その前に部屋の片付けだ

 

部屋をある程度片付けてもう一度やってみる、今回は机の上にある消しゴムのみという条件を付けた、その状態で術式を発動させると見事消しゴムだけ引き寄せることに成功した。これが術式対象の指定というやつだろう

 

「よしっ、これでいつでも術式が使えるようになったな」

 

この能力を使えば空も飛べるようになる、だがまだ呪力操作は初級の段階・・・空を飛ぶのはもう少し基礎を強化してからにする。

 

「とりあえず今日はシャワーだけ浴びて寝るとするか」

 

この寮には浴槽が無くシャワーだけしか置いてないのだ、まあ近くに温泉はあるから入りたくなったらすぐ入れるんだけど・・・そう思いながら服を脱ぎシャワー室に入るそして水を出してお湯になったのを確認するために手を水にかざすと・・・

 

「アッツッ!?」

 

異常にお湯の温度が熱かった、体感温度70度ぐらいあったぞ?急いでシャワー室の外にあるお湯の温度が書かれてある機械を見る、【76.0℃】と書かれている、おかしいだろ!?

 

俺は設定温度を38℃に設定してシャワーを浴び直した、あとから寮長に聞いた話だがゲヘナの人は70℃がお風呂の快適な温度らしい・・・知らなかった・・・

今日は風呂を出てすぐに寝た

 

 

翌日、制服に着替えて昨日と同じく学校に向かっていると一般ゲヘナ生に絡まれた・・・

 

「ちょっとそこのお兄さん、今うちお金無いんだよね〜素直に渡してくれれば痛いことしないからさ」

 

お手本通りのカツアゲ、だが俺も大人しくお金を渡すつもりは無い

 

「バイトでもして自分で稼ぐんだな」

 

「アア!?」

 

軽く返事を返しただけのはずなのに一瞬でキレられた・・・昨日はなんてこと無かったのに

 

「痛い目見ないとわからないようだな・・・」

 

一般ゲヘナ生が背中から銃を取り出そうとしている、見た感じアサルトライフルっぽいし流石に撃たれたら痛いだろうな、ここは先制攻撃を決めるしかない!

 

俺は制服のホルスターから拳銃を手に取り女の子に向ける・・・絵面がやばい、映画でもこんなシーン無い。

 

「なっ!?」

 

俺が反撃してくると思っていなかったのか女の子はうろたえている、銃の知識はほとんどないがとりあえずセーフティを解除し引き金を引いて撃ってみる。

 

バンッ

 

銃声が響く、問題なく撃てたようだ・・・女の子に当たるがさほど効いてない様子

 

「あれ?全然痛く無い?」

 

もちろん想定内だ今のは実験に過ぎない、次は呪力を込めて撃ってみる

 

バンッ

 

「グハッ」

 

まさか1発で倒せるとは!・・・武器に呪力を込めると威力も上がるのは呪術廻戦の本誌で見た

一般ゲヘナ生は一応このままだと可哀想なので保健室に連れていくことにした。※おんぶして

 

その様子を遠くから眺めている・・・白い髪の少女が居た

 

 

ガラガラッ

 

保健室のドアを開け中に入る、中には誰も居ないけど勝手には入っても良かったのだろうか?

 

「新しい死体ですか?」

 

後ろから声をかけられる、けが人のことを死体なんて言葉で使うのは俺の知る限り一人しかいない

・・・確か名前は氷室セナだ、一年の頃から救急医学部に入部していたのか

 

というかなんて言えばいいのだろう、襲われたので返り討ちにしましたって言えばいいのか?

 

「えっとこの子に襲われて・・・」

 

そう言うと察してくれたのか

 

「とりあえず、目立った傷は無さそうなのでベッドで寝かして少し経てば目が覚めるでしょう」

 

「そうですか、じゃあ俺はこれで・・・」

 

そろそろ授業が始まってしまう、初めての授業で遅刻とかしたくないし俺は急いで自分のクラスへと向かう

 

 

「確かここだよな」

 

自分のクラスに着いた、一応目立たないように後ろのドアから入り静かに自分の席に着く・・・

特に何ともなかったがやっぱりチラチラと周りから視線を感じた・・・やっぱり男子がいるのは珍しいのだろうか?

 

その後は先生が来たが、少し説明をしてすぐ出ていってしまった・・・とりあえず配られたこのBDで勉強でもしとけばいいのか?

周りを見てみるともうみんな好き勝手に話している、ところどころ大人しそうな子が勉強をしてるけど・・・俺も一応勉強しとくか。

 

「おい!」

 

勉強を始めようとするとまた絡まれた

 

「なんですか?」

 

俺は適当に返事をする

 

「ヘイローがない男なんて珍しいな、お金持ってそうだしちょっと分けて貰えないか?」

 

俺のどこを見てお金を持ってると思ったのだろうか・・・ちなみに今の所持金は1万5000円で小銭がちょっとあるくらい、このお金はバッグの財布に入ってたやつだ、ちなみに財布には他にも定期やら学生証やらが他にも入ってた。

 

「お金無いです」

 

「嘘つけよ、あるんだろ?この辺に・・・」

 

ガサガサ

 

そう言って不良は俺のバッグを漁り始めた、おいおい・・・こいつらの倫理観はどうなってるんだ?

この不良に俺の全財産を渡すわけにはいかないので俺は拳銃に手をかけようとする・・・

 

「何してるの?」

 

不良のことを見てたらいつの間にか横に誰か立っていた。

見た目は白くて長い髪に頭に紫色の模様がついた角が生えている・・・多分空崎ヒナ、こんなところで会うなんて。

 

「ゲッ・・・いや、これはなんというか・・・こいつにお金を借りようと思って、な!?」

 

不良はそう言いながら俺のことを見てくる、もちろん答えはノーだ

 

「金持ってそうだって言われて許可なくカバン勝手に漁られてます」

 

「どうせそんなことだろうと思った」

 

少女は大きな銃を構えようとすると不良は教室の外に逃げていった、まあさすがに教室でこの大きさの銃は使うつもり無かっただろうけど

 

「ありがとうございます、名前聞いてもいいですか?」

 

「空崎ヒナ、同じクラスだからこれからよろしく」

 

やっぱり空崎ヒナだったようだ・・・この人もなんて言うか纏っているオーラが違う、他の人は体からちょっと出ているくらいしか無いんだけど、これが『神秘』というやつだろうか

 

「俺はサトルっていいます、助けてくれてありがとうございましたヒナさん」

 

「あなたならこれくらいどうにかできたでしょ?朝みたいに」

 

朝?一般ゲヘナ生に絡まれた件かな?、ヒナさんに見られていたのか

 

「まあそうですね」

 

「気になったのだけど、どうして朝あなたを襲った不良を保健室に連れていったの?」

 

「えっとあのまま置いてくのも可哀想だったので」

 

「ふふっそう、ちなみに次からはそのまま放置して大丈夫よ少し経てば風紀委員会か救急医学部が来るから」

 

えっ?そうなのか、てっきりそのまま放置かと

 

「最近入ってきたばっかりで知りませんでした」

 

「私は幼等部から通ってるから、何か困ったことがあったら何でも言って」

 

「はい、ありがとうございます」

 

「じゃあ私はこれで」

 

ヒナさんはそのまま自分の席へと帰って行った・・・まさかヒナさんと同じクラスだったとは、運がいいな。

 

 

授業は大体終わった一時間目が自習だったようで2時間目からは普通に大人の先生が授業してくれた、ロボットだったけど・・・

 

そろそろ時間だし風紀委員会本部へ行くか、初の部活だし楽しみだ

 

 

風紀委員会本部に着いた、昨日と同じく入口の人にあいさつをして中に入る・・・そのまま情報部の部室へと入っていった

 

中には既に結構人が居た、空崎さんも居たけど隣にも誰かいるけどよく見えない

そのまま時間が来たので歓迎会が始まった。

歓迎会は今の風紀委員長があいさつをしてその後は新しく入った人同士で話していいらしい、時間が来たら明日に向けて仕事の説明をするみたいだ

そんなわけで俺がうろうろしていると

 

「あなたも風紀委員会に入るのね」

 

ヒナさんが話しかけてくれた

 

「はい、制服がかっこいいんで!」

 

「ふふっ、そう」

 

「えっと隣の人は?」

 

わかりきっているが一応名前を聞いておく

 

「私は天雨アコです、ヒナさんに気に入られたようですがあまり調子に乗らないように・・・」

 

「あっはい、よろしく」

 

なんだコイツは初対面から当たりが強くないか?

 

「アコとは初等部からの幼なじみなの、悪い子じゃないから・・・」

 

「仲良いんですね!」

 

「当たり前です!ヒナさんとは長い付き合いですからっ」

 

「幼なじみなのにさん付けで呼んでるんですか?」

 

「ヒナさんはいずれ風紀委員長になる予定ですから、今は仕方なくさん付けで呼んでます」

 

「そうなんですね、ちなみにヒナさんはどうして風紀委員会に入ったんですか?」

 

「私は強いから・・・」

 

「・・・なるほど」

 

何となく分かった、原作でもヒナさんはめんどくさいと言いながら仕事は完璧にこなしていた、責任感が強いのだろう

 

「話してたらそろそろ説明が始まりそうですね」

 

「ええ、そうね」

 

情報部の説明会が始まった。

 

 

説明会が終わって各自解散、明日から仕事が始まる。説明会の内容は入ってきた情報を軽くまとめて風紀委員会に渡すだけの簡単な仕事らしい、簡単なら良かった。

 

(明日から仕事頑張るか・・・)

 

新しく投稿するならこの小説は残しておきます、タイトルは変えますが・・・上書きだと残念ながら元の話を読み返すことは出来なくなります

  • 新しく投稿する
  • このまま上書きする
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。