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「実験体の様子がおかしい・・・」
薄暗い部屋の中異形のマネキンが呟く。
「あのような命令はしていないはず・・・それにあの力はなんだ・・・?」
「ククッ私が直接確認しに行ってみましょう、ある程度予測はつきますがね・・・」
全身を黒スーツで着込んだ男はそう言い暗闇へと消えて行った・・・
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家に帰ってきた俺は、昨日と同じく呪力操作の練習をしたあと風呂に入って寝た
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今日から予定があるから学校は昼から行く、予定とは本格的にユメ先輩を救う計画を始めることだいつ砂漠で行方不明になるか分からないのでこれから毎日昼まで見張っとく作戦・・・ちなみにどうして昼までかと言うとゲーム内でホシノがポスターを破ってユメ先輩が出ていくのが大体朝だから。
ちなみにゲヘナは別に授業には出なくていい、最終的にテストで結果を出せば卒業出来るらしい・・・基本的にみんな学校に来てないしね。
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というわけで俺は駅まで来ていた、アビドスは結構遠いので電車で向かう・・・俺が空を飛べるようになったらこの辺も時短できるから、早めに空を飛べるようにするのが最近の課題だ
キキーッ
電車が来たので、それに乗ってアビドスに到着するまで待つ・・・その間は呪力操作の練習、人が多いので立ったままやる。
窓の外を見るとトリニティが見えてきた、いつか行くことになるのだろうか・・・その場合制服は変えないとな、でないと大変なことになる。
トリニティが過ぎて少し経つと次はミレニアムが見えてきた、俺のスマホもミレニアム製だし遠くから見ても発展してるのがよく分かる・・・飛行船やら何やらが飛んでいて近未来って感じだ、あそこにもいつか行ってみたい。
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アビドスに近づくにつれて乗車している人が少なくなってきた・・・あの辺に住んでる人はほとんど居ないのだろう・・・、そんなことを考えているとアビドスに到着した。
アビドスは広いので俺はスマホで地図アプリを開く、アビドス高校の場所を目的地に設定して広大な土地へと足を踏み込んだ。
歩いているとちらほらヘルメット団や不良がたむろしている、めんどうごとは避けたいので見つからないように進んでいった。
そんなこんなでアビドス高校に着いた、さすがにアビドス高校に入ると怪しまれるので近くのマンションの屋上から学校を観察することにした。
屋上からじゃ見えないだろ、と思った人もいるかもしれないがもちろん双眼鏡を持ってきているこれで誰が出入りしているか丸わかりだ、不審者に見えるかもしれないがこれもユメ先輩を助けるため・・・仕方ない。
そんなわけで普段は肉眼で見ながら誰かが来た時は双眼鏡で見るを繰り返す、ほとんど人は通らない・・・人が来てない時は呪力操作の練習をしている効率的な見張り方だ
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そんなことをしていると学校に入っていく二つの人影が見える、すかさず俺は双眼鏡を覗く・・・ピンク色の髪の少女と薄水色の髪の女性、ホシノとユメ先輩だ一緒に登校してきたのだろう。
二人が学校に入っていくのを確認して俺は双眼鏡を下ろす、とりあえずまだ生きていることが確認できて俺はほっとする。
その後も監視?を続けた。
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少し経つとヘルメット団が学校の前に集まってきた、襲撃だろう・・・、俺はどうしようか考えていると学校からホシノがショットガンを構えて出てきた、ヘルメット団の一人が何か言っているが当然ながらここからじゃ聞こえない、ホシノが呆れたように何かを言うとそのまま戦闘が始まった・・・
結果から言うとホシノの圧勝だった、戦闘が始まった瞬間、前にいる数人が倒れて敵が動揺しているところをなぎ倒していた・・・チラッとこちらを見られた気がするが気の所為だろう、この遠さで俺を認識できるのは鷹くらいだ。
その後は何事もなく時間が経っていきそのまま昼になったので、今日は帰ろう・・・と思いながら帰る準備をしていると
「少しよろしいでしょうか?」
俺以外誰もいないはずの屋上で誰かが話しかけてきた。
「なっ!?」
そこに居たのは黒いスーツをきた黒い顔の男・・・黒服だった、ゲマトリアという組織の一人だ。もう俺のことがバレたのか?・・・いつかは来ると思ってたが早すぎる。
「誰ですか?」
俺は知らないふりをして返事をする
「おや?あなたは私のことを知っているはずなんですがね・・・」
(バレてる?まだ会ったことないはず・・・)
「あなたみたいな怪しい人一度見たら忘れませんよ」
「クックック、どうやら記憶が無くなっている・・・いや・・・塗り変わっているようですね」
(記憶が塗り変わっている?どういうことだ?)
「どういうことですか?」
「いえ、なんでもありません・・・それよりあなたはなぜこんなところに?」
「あなたには関係ないですよ・・・じゃあ俺はこれで」
俺は会話をそうそうに切り上げて帰ろうとする
「クックック、他にも聞きたいことはありましたが・・・次の機会にいたしましょう」
俺は黒服を背にして足早にマンションを出た
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帰りの電車の中でさっきのことを考える、どうして黒服に俺の存在がバレたのか・・・これはまあ、ゲマトリアの情報網がすごいってことで・・・次は黒服が言っていた「記憶が無くなっている」といった言葉・・・俺はこの世界に来てから数日しか経ってないはずなんだけど、どうやら黒服とも会ったことがあるらしい。
その辺もよく考えてみたがやっぱりわからないので後回しにした、いつか分かる時がくるはずだ。
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電車がゲヘナに到着したので俺は電車から降りた、今日から情報部の活動があるので風紀委員会本部に向かう
風紀委員会本部に着いて中に入り情報部がある部屋へと向かっていった、他のみんなはもう仕事を始めているようだ、近くにいる部長に話しかける
「今日から入ったんですけど何から始めたらいいですか?」
「自分のデスクに座って机の上に置かれた資料をマニュアル通りに処理するだけだ、出来たら私にもってこい」
「わかりました」
とりあえず自分のデスクを探す・・・あった、デスクの上には俺の名前が書かれたファイルとマニュアルが置いてあった・・・あと紙の束、みんなこの量をやっているのだろうか?俺はマニュアルを見ながら仕事を始めた。
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大体の書類はマニュアル通りにやればできる、わからないやつは部長に聞けばいい、そんな感じで今日の分は終わった・・・肝心の情報についてだけどもう少し上の役職につかないと重要な情報は見れなさそうだ、今だとどこかの部活が暴れたとかそう言う情報しか入ってこない、まあやってたらいつか上にいけるだろう。
「お疲れ様」
椅子に座って背伸びしているとヒナさんが話しかけてきた、隣にはアコさんもいる
「二人もお疲れ様です」
「これくらいの仕事なら全然疲れませんけどね」
アコさんがいう、そうなのか二人ともこういう仕事には慣れているのだろうか
「俺はもうくたくたですよ、もっとかっこいい仕事だと思ってました」
「かっこいい仕事って例えば?」
「不良と戦ったりとか・・・情報を集めに行ったりとか」
「あなたはヘイローがないから戦えないでしょう・・・?」
呆れた様子でアコさんがいう
「俺結構力ありますよ?腕相撲でもしますか?」
机に腕を置いて腕相撲のポーズをとる
「本気ですか?どうなっても知りませんよ」
アコさんは俺の手を握り開始の合図を待つ
「じゃあヒナさん合図お願いします」
「わ、わかった・・・始め!」
ヒナさんの声で勝負が始まる、俺はもちろん呪力を使う
「なっ!?」
アコさんは力を入れているようだが俺の腕は微動だにしない
「貧弱ですねー」
そのままゆっくり腕を倒して俺は腕相撲に勝った
「ね!?言ったでしょ」
「どうやら本当だったみたいですね・・・」
アコさんは少しだけ悔しそうな表情を浮かべている
「次は私がやる」
「なら俺も本気を出さないとですね」
次はヒナさんとの勝負、どれくらい力が強いのか分からないが俺は本気でやるつもりだ
さっきと同じように俺とヒナさんは構える
「始め!」
アコさんの声でスタートして俺は一気に勝負を終わらせようと力を込める
「ぐっ・・・」
力は今のところ互角
「驚いた・・・ヘイローもなしに私と互角の勝負ができるなんて・・・」
「鍛えてるんでッ・・・」
呪力操作を、だが
「そろそろ私も本気を出す」
ヒナさんがそういうと力が強くなり徐々に俺の手の甲が机に近づく・・・このままじゃ負ける!
ここで一気に勝負をつける!術式順転:蒼で俺の腕だけ指定して引っ張る
ドンッ
一気に力が強くなり、ヒナさんの手の甲が机に当たる
「あっごめん、大丈夫?」
俺はヒナさんの手を掴んで手の甲を見てみる
「大丈夫、問題ない」
良かった・・・
「それより、さっきのは何?」
「なんの事ですか?」
「・・・一瞬であなたの手が、吸い込まれたような・・・」
「私も見ましたよ!なんですがさっきのは」
どうやら言い訳は無理そうだ、俺は能力について話すことにした
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一応、適当に昔から使えた能力だってことにしといた
「ズルじゃないですか!?私の時もつかっていたんですね!?」
「勝ちは勝ちですから!、あとアコさんの時は使ってないよ」
「そうまでして勝ちたかったの?」
「女の子に腕相撲で負けるなんてかっこ悪いですから」
「そうかしら?」
だいたいの男の人はそうじゃないだろうか?
「まあ、腕相撲以外じゃ負けそうですけどね」
「あなたがズルしなければ腕相撲も今ごろヒナさんが勝っていましたけど」
確かにそうだな・・・
「次は正々堂々勝てるように訓練しますよ」
早く強くならないと・・・黒閃キメたいなぁー、そうだ
「俺が戦える場所とかないですかね?」
二人に問いかける
「2年生になったら嫌でも戦いに参加しないといけないけど・・・まあ情報部にそのまま残る人もいるけどほとんどの人は風紀委員になる」
「2年生か、入学したばっかりだしまだまだ先だな」
「そんなに戦いたいなら街にうろついてる不良でも倒してきたらどうです?たまに賞金がついている指名手配犯なんかもいますよ」
アコさんがスマホの画面を見せてくる、キヴォトス指名手配犯サイトと書かれている点滴その下には写真が貼られていた
「へえーじゃあ明日から探してみようかな」
「いくら力が強くても危険じゃないかしら?」
「確かに俺、まだ銃弾を撃たれたことないからあたったらどれくらいのダメージを受けるのかわからないな」
「そういうことなら私と訓練する?サトルが嫌じゃないならだけど・・・」
「え!?いいんですか!是非!」
まさかヒナさんが手伝ってくれるとは・・・頑張れば総力戦ボス級のやつにも一人で勝てるようになるかな。
「ヒナさんが手伝うなら私も一応手を貸してあげないこともないです」
アコさんも手伝ってくれるらしい
「ありがとうございます、ヒナさんとアコさん!」
「じゃあ早速、運動場に行くわよ」
そのまま俺たちは運動場へ向かっていった
新しく投稿するならこの小説は残しておきます、タイトルは変えますが・・・上書きだと残念ながら元の話を読み返すことは出来なくなります
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