この素晴らしい剣士に祝福を!〜可惜夜に希った後に〜   作:はらみ

13 / 15
12話魔王幹部ベルディア戦!2

「クククッ!面白い…クククハハハハ!面白い!面白い!面白いぞぉ!本当に配下を全滅させるとは思わなかったっ!」

 

「よし、では約束通り!」

 

「イオリ、私に守りは任せろ!」

 

「ああ、頼りにしているダクネス」

 

「この俺自ら、貴様等の相手をしてやろう!」

 

「(めぐみんはもう魔力が無い、アクアの魔法も致命打にはならない!ダクネスは攻撃が当たらない、伊織の魔法も致命打にはならないだろう、剣も確かアンデットには物理攻撃が効きづらいはず、いったいどうすれば…!)」

 

「ビビる必要はねえ!直ぐにこの街の切り札がやってくる!魔王軍の幹部だか何だか関係ねえ!」

 

「(この街の切り札…?)」

 

「一度に掛かれば死角ができる!全員でやっちまえぇ!」

 

「待て!くっ、地の型!」

 

と街の冒険者達が一斉に押し寄せる、あれ程の剣気を放つベルディアが囲まれた程度でやられる筈がない。

 

「余程、先に死にたいらしいな」

 

そう言いベルディアは自分の頭を真上に投げた、あれは…!俺は遅れながらもベルディアの元へ駆け出した。どうやらカズマも気づいたらしい。

 

「やめろぉぉ!!行くなああああ!!」

 

空中に赤く巨大な眼が現れた、その刹那囲んでいた5人の冒険者は、次々と対応され斬り伏せられた。次は遅く駆け出した俺に標的を決めたのか、斬りかかって来る。

 

「はあぁっ!」

 

「フンッ!」

 

鍔迫り合いになり、後ろに飛び退きながら貴石を消費し魔術を放つ。

 

「蛍火!」

 

しかしそれも、巨大な剣で防がれてしまう、空中から落ちて来た、自分の頭を手に取ると。

 

「貴様セイバーだろう?何故魔法など…魔導具か?まあいい、次は誰だ?イオリと言ったか貴様1人で戦うか??」

 

後ろで、様子を見ていた冒険者達が動揺する。6人ほぼ同時で攻撃を仕掛けてもベルディアには傷1つ負わせられない。しかし、鎧を着てあの速さで動けるとは…!

 

「あっ!あんたなんか!今にミツルギさんが来たら、一撃で斬られちゃうんだから!」

 

「(ミ、ミツルギって……俺が、魔剣を取り上げて売り払った…?)」

 

「ほう?ではそいつが来るまで」

 

「(やばい!まじやばい!)」

 

「持ち堪えられるかなぁっ!!」

 

「ダクネス!」

 

「ああ!はあぁぉぁ!!!」

 

後ろに居るダクネスと交代するように、入れ替わるそして地面が割れる程の衝撃をダクネスは受け止めた。

 

「よくもっ!よくも皆を!」

 

「よせ!ダクネス!お前の剣では無理だ!」

 

「守る事を生業とする者として、如何しても譲れない物がある!!」

 

「くっ!その豪腕で、見世物として淫らな責苦を受ける姿を皆の前に晒すつもりだろうが!やれる物ならやって見ろ!寧ろやってみせろぉ!」

 

「へ、変な妄想はよせぇ!お、俺が誤解されるわ!」

 

多分、考えていないだろうがベルディアの意識がダクネスに、向いている、気配を消し後ろから貴石を消費し一撃を食らわせる!

 

「獅子殺しの一太刀!!」

 

「なに!?」

 

ベルディアは、ダクネスを弾き飛ばすと俺の攻撃に守る選択肢をした、相当防御力に自身があるらしい。

 

「ぐうぉぉぉ!!!」

 

と大きく吹き飛んだ、いやあれは衝撃を受け流す為にわざと飛んだ様子だった。ダクネスの元に駆け寄り言葉を交わす。

 

「大丈夫か?」

 

「ああ、この程度何でもない!もっと来い!」

 

「守りは任せる」

 

「イオリは、攻撃を」

 

「いくぞ!空の型!」

 

「相手は聖騎士と凄腕の剣士…是非も無し!本気で行くぞ!」

 

「上等……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

伊織とダクネスが戦っている、伊織に向かった攻撃を、ダクネスが受け止めその隙に伊織が、神速の居合でベルディアに攻撃をしている。

 

「ハアッ!」

 

「させるか!」

 

「そこ!」

 

「甘いわ!」

 

何か、何か考えないと…!2人が有利に戦える様に…そうだ!

機を伺う、どこかでベルディアが動きを止めるその時を!

 

「ちょこまかと!」

 

「イオリ!」

 

「雁火!!」

 

伊織が至近距離から放った、5つの火の玉が全てベルディアに当たった。相当な威力だった様でベルディアの動きが硬直する。

 

「(今だ!)クリエイトウォーター!」

 

「ぬう!」

 

ベルディアがやや大袈裟に回避する、だが足元には水溜りが出来た!

 

「フリーズ!」

 

「くっ!抜かったっ!だが、こんな物すぐにっ!」

 

「一瞬回避出来なくなればそれで十分だ!本命はこっちだ!スティール!」

 

ミツルギにやったように、ベルディアの武器奪う…!

 

「なっ!」

 

「悪くは無い手だったな…レベル差と言う奴だ、もしや貴様もこいつらのパーティか?面白い奴らだ…本当に!」

 

「ダクネス!カズマを!」

 

「させるかぁ!」

 

「貴様は、先程から攻撃をして来ないな、舐めているのか?フンッ!」

 

横薙ぎに一閃されたそれを、ダクネスは直撃し吹き飛ばされた。

 

「ダクネスっ!」

 

「ベルディア!火の型!」

 

それを見た伊織が、火の型で攻めて掛かったあの型は確か、逆境で強くなるはずの物だ伊織も余裕は無いと見ていいだろう。

 

「二河白道!」

 

「まだまだ期待に、答えてくれるか面白い!」

 

くそ、レベル差?そんな物で防がれたら何をすれ…ば…待てよ?何であいつは、伊織の強力な攻撃に対して防いで見せたのに俺の下級魔法を避けたんだ?まさか…。

 

「クリエイトウォーターッ!」 

 

「くっ!邪魔だ!」

 

やっぱり!あいつの弱点は…。 そう思いついた瞬間、避けて耐えていた伊織が斬られた。

 

「ぐうっ!」

 

「なかなかに楽しめたぞ聖騎士に剣士、元騎士として貴公等と手合わせ出来た事に、魔王様と邪神に感謝を捧げようさらばだ!勇敢な…「クリエイトウォーター!!」ぐう!さっきから何のつもりだ小僧!!」

 

「水だああああああ!!!」

 

「「「「クリエイトウォーター!」」」」

 

「よせ、そんな攻撃!貴様等ぁ!」

 

「当たれ!当たれ!くそ!魔力が尽きちまう!」

 

「ねえ、何してるの?カズマったら何を遊んでいるの?馬…「あいつは水が弱点なんだよ!」

 

「なんちゃって女神でも水の1つでも出せるだろ!」

 

「あんた!そろそろバチの1つでも当てるわよ無礼者!洪水クラスの水だって出せますから!」

 

「出せるのかよ!?」

 

「謝って、水の女神様をなんちゃって女神って言ったことちゃんと謝って!」

 

「今はそれどこじゃない!後で幾らでも謝るから!伊織今も戦ってんだぞ!」

 

「もう!見てなさいよ!女神の本気を見せてやるから…!」

 

「この世に或る全ての眷属たちよ、水の女神アクアが命ず!」

 

「これは…!」

 

「我が求め、我が願いに応え、その力を世界に示せ!」

 

「い、いかん!」ガシッ!

 

「貴様は聖騎士!離さんか!」

 

「セイクリッドクリエイトウォーター!!」

 

「ぎゃあああ、水がああああ!!!」

 

「もういい!もういいって!うぶぉあああ!」

 

俺達はアクアが呼び起こした水に、流されていった…。

 

 

 

 

 

 

 

「ぐっ!何を考えているのか!馬鹿なのか大馬鹿か貴様は!?」

 

何だ、今の馬鹿げた量の水は、敵味方問わず巻き込むなど何を考えて!と考えた所で、声がした。

 

「空の型、破魔の心得」

 

「はっ!弱体化したが、貴様の火力では!」

 

「参る、秘剣!」

 

ぞくりと背筋に悪寒が走る、あれを放たせてはいけない、元騎士としての直感がそう言っている。見慣れぬ剣を両手に持つ剣士、腕を交差し此方に迫ってくる、2連撃の攻撃を完全に両方防ぐには足りないだろう、ならばこの鎧で受ける!

 

「燕返し!」

 

しかし、向かって来た斬撃は2つでは無かった、6つ同時に斬撃が飛んでくる。──何だこれは何かの魔法か?それとも神器と呼ばれる物か?

 

「(いいや、これは技だ…!)」

 

あり得ないはずなのに何故かそう思った。元騎士として、いや剣を扱う身として。ならばと──頭を軽く放り投げる

 

「(この技を、攻略する!)」

 

6つ同時の斬撃を、この絶技を。

 

「ハアッッッ!!!」

 

1つ目を防ぎ、2つ目をなんとか防ぐ、3つ目を……防ぐ事は出来ずに残りの全てを斬撃をこの身に受ける、ピシッと鎧が砕ける音がした。

 

「比翼の段!」

 

 

 

 

 

 

「……………」

 

「……………」

 

「…俺の負けか、まさか最期にこのような技に出会うとはな」

 

「俺はまだ未熟の身、1人だったら貴殿を倒せなかった」

 

「あんな技を放てる未熟が何処にいる…まったく…」

 

「此処まで弱った俺は、あの頭の可笑しいアークプリーストに浄化されるだろう、もう一度名を聞こう、我が名はベルディア」

 

「宮本伊織」

 

「ミヤモトイオリか…覚えたぞ」

 

ベルディアは此方に視線をやると、静かに目を瞑った。

 

「アクア!!」

 

「わかってるわよ!セイクリッドターンアンデットッ!!」

 

しばしベルディアがいた場所を見ていると、笑みを浮かべながらカズマが走り寄ってきた

 

「伊織、やったな!」

 

「カズマ…助かった、俺1人では倒せない強敵だった」

 

「何言ってんだよ!そのためのパーティだろ?」

 

「パーティ、そうだ、そうだな…そういえばダクネスは無事か?」

 

「もう、起き上がってあっちにいるぜ」

 

 

 

「おや?何をしているんですか」

 

「祈りを捧げている…私の事を、鎧の中はガチムチ何だぜと大嘘を流してくれたセドル…団扇代わりにその大剣で扇いでくれ、何なら当ててもいいけど、当たるんならなと私を揶揄ったヘインズ…そして1日だけパーティに入れてもらった時、何であんたはモンスターの群れに突っ込んで行くんだと泣き叫んでいたガリル…」

 

「皆、あのデュラハンに斬られた連中だ…もう一度会えるのなら一緒に酒でも呑みたかったな」

 

「「「おっおう!」」」

 

「はっ!」

 

「剣が当たらない事、実は気にしてたのか…ああその、悪かったな今度奢るからよ…」

 

「い、生きて…る、うう!」

 

恥ずかしいとばかりに、顔を覆うダクネス。

 

「私ぐらいになると、死にたてホヤホヤだったら蘇生可能よ!」

 

「これで一緒にお酒が飲めるじゃない!」

 

「し、死にたい…」

 

「遠慮するなよ、3日間ぐらいこの話で攻め続けてやるからさ」

 

「こっこう言う攻めは、私の望む羞恥プレイとは違うかりぁ!」

 

どうやら、ダクネスは辱めを受ければ何でもいいと言う訳ではないようだった。




戦闘描写が下手!!!1回9割ほど書いたんですがこれ伊織ばっかりで他のキャラ動いてなくね?となり消して1から書きました。
ベルディアサッカー回避、ちゃんとした剣士がベルディアさん位となったのでこうなりました。 
あと風の型くんの使い方がゲームでも書き方でもわかりません。


感想や誤字など気になったことを教えてくれると嬉しいです!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。