あいえす! ~一夏の従兄は自由人で混沌(カオス)~   作:レタスの店長

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中国代表候補生の幼馴染とクラス対抗戦編
やって来たのはセカンド幼馴染


 

 

一夏のクラス代表就任パーティーを行ってから数日が経った。いつものように朝のSHR前の時間にて……

 

 

「ねぇ織斑くん、転校生の噂って聞いた?」

 

 

「転校生?何で今の時期に?」

 

 

クラスメイトの一人が一夏にその話題を話す。……この数週間で色々なイベントがあったかと思われるが実はまだ4月である為に普通だと入学の筈であるが何故か転入であった。

 

 

「何でも中国の代表候補生なんだって~」

 

 

「へぇ~」

 

 

どうやら代表候補生と言う事でありそれもあってか転入と言う形になったのだと何となく一夏は把握した。

 

 

「中国の代表候補生……ですか…」

 

 

「仲間が増えるよ!やったねセシちゃん!」

 

 

「おいばかやめろ!?アンタそのセリフは使うのはやめとけ!?」

 

 

セシリアはその中国の代表候補生が気になる素振りを見せる……が、翔はそんなセシリアにそんなセリフでそう言う為に箒はギョッとしてツッコミを入れた。

 

 

「…ゴホンッ……だがこのクラスに転入してくる訳では無かった筈だ。そこまで騒ぐ事でもあるまいが…」

 

 

ツッコミを入れた箒は咳払いをして気を取り直しそう言う。…どうやらその代表候補生は翔達のクラスに転入してくる訳では無いらしく箒の言う通り『そっか…』で済ます位の事ではあったが…

 

 

「どんな奴なんだろうな……」

 

 

「…む、気になるのか…?」

 

 

「いや、まぁ…もしかしたらクラス対抗戦の時に戦うかも知れないしな…」

 

 

「それもそうか、代表候補生となればそうなる可能性もあるか…」

 

 

一夏が気になっている様子である為に箒が尋ねるとそう答えた為に納得した。…因みに『クラス対抗戦』と言うのは呼んでそのままの意味でありクラス代表同士によるリーグマッチを行うイベントであった。このクラスの代表である一夏はそれに参加しなければいけないのでそうなれば対戦相手になるであろうその代表候補生が少し気になった様子であった。

 

 

「織斑くん、頑張ってね~!」

 

 

「そうだよ!織斑くんが勝つとクラスのみんなが幸せになるんだから~!」

 

 

「…現金な連中だなぁ……」

 

 

そんな一夏にクラスメイト達が応援する…も一夏は少し呆れながらそう呟く。…何故かというと優勝クラスには優勝賞品として学食デザートのフリーパスが配られるからであった。

 

 

「心配せずとも一夏を優勝させてやるさ、その為にも血反吐吐く位の特訓を行うぜ!」

 

 

「…やめてくれよぉ……(泣)」

 

 

「そりゃあ俺だってフリーパス欲しいからな」

 

 

「……じゃあ翔兄が出ろよ……」

 

 

すると翔はクラスメイトを鼓舞するかのようにそう言う…も一夏的には地獄である為にそう言った。全くもって一夏の言う通りである…

 

 

 

 

 

 

 

 

「……その情報古いよっ!」

 

 

そんな時、教室の入り口から声が聞こえた為に一同は入口の方に振り返る。するとそこには小柄なツインテールの少女が立っていた。

 

 

「二組も専用機持ちが代表になったわ、そう簡単には優勝できないんだから。」

 

 

「…鈴……?お、お前……鈴か…!?」

 

 

「そうよ。中国代表候補生『鳳鈴音(ファン・リンィン)』、今日は宣戦布告に来たって訳。」

 

 

「お前……何格好つけてんだよ、スゲェ似合わねぇぞw」

 

 

「んなっ!?う、うっさいわねぇ!人の勝手でしょ!!///」

 

 

一夏は二組の生徒で噂の中国代表候補生である『鳳鈴音(ファン・リンィン)』とそんな会話をしていた。……この様子から彼女は一夏の知り合いである様子だった。

 

 

「一夏、このちんちくりんと知り合いなのか?」

 

 

(…あ……)

 

 

「…誰がちんちくりんじゃあぁぁぁぁぁ!!???」

 

 

するとそんな一夏にノンデリの翔がそう尋ねるとそれを聞いた鈴音は猫のようにブチギレては今にも翔に襲い掛かろうと言わんばかりに威嚇していた。

 

 

「おい」

 

 

「あァッ!?うっさいわねぇ!!邪魔すんじゃn…(スパーーンッ)っっっ~~~~!?!??」

 

 

そんな鈴音の背後から邪魔だと言わんばかりの声色で鈴音に呼び掛ける。しかし鈴音は怒りを露わにしながらそう言ってその人物を睨みつけた瞬間、鈴音は頭に出席簿アタックを喰らった。

 

 

「…ほぉ、代表候補生になったからと言ってデカい口を叩くようになったんだなお前は?」

 

 

「…ひぃっ!?ち、ち、ち、千冬さん!?「織斑先生と呼べ」あぎぃんっ!?」

 

 

そう、この必殺技からしてその人物は千冬であった。そんな口を利いてきた鈴音にニッコリと笑みを浮かべながらそう言うと鈴音は青ざめて驚くが再び出席簿アタックを喰らってしまった。

 

 

「SHRの時間ださっさと二組の教室に戻れそして入り口を塞ぐな邪魔だ」

 

 

「す、す、すみません…」

 

 

千冬にそう言われ鈴音は怯えながらも千冬の言う通りにし、自分の教室に戻ろうとしたが……

 

 

「一夏、またあとで来るからね!!それとオレンジ髪、覚えときなさいよ!!」

 

 

最後に一夏、そして翔に捨て台詞を言って一組の教室から去って行った。

 

 

「……またお前が何かやらかしたか?」

 

 

「知らね」

 

 

「いや、翔兄…鈴にはちんちくりんは禁句だから注意してやってくれよ?」

 

 

「あぁ、分かった」

 

 

((…絶対分かってないだろうな……))

 

 

先程の鈴音の捨て台詞を聞いてまたもや翔がやらかしたかと思い千冬は呆れながら尋ねると翔はそう返す。しかし今回は一夏も鈴音が怒った理由が分かっている為か翔にそう言うと翔は頷くが絶対にまたやらかすであろうと千冬と箒は内心で思った。

 

そして千冬がやって来た事でSHRが始まった。

 

 

 

 

「…あれ?わたくし二章開始早々空気じゃなくないですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

____________________________________________________

 

 

 

 

 

 

 

「待ってたわよ一夏!!」

 

 

朝の授業が終わり昼食の時間……食堂にて先程宣言していた通りに鈴音は待ち伏せしていたのか一夏を見つけてはそう言う。

 

 

「おう、待たせたな。まぁとりあえずそこどいてくれ、食券出せないし普通に通行の邪魔だぞ?」

 

 

「う、うっさいわね、分かってるわよ!」

 

 

そんな鈴音に一夏がそう言うと鈴音はそう言いながらも券売機の前から退いた。

 

 

「…っ……!オレンジ髪……!」

 

 

その際に翔の姿が目に入った為に鈴音は先ほどの恨みを込めるかの如く翔を威嚇するように睨んだ。

 

 

「よう、さっきぶりだな。ちんちく鈴」

 

 

「いや、だから…」

 

 

「だぁぁぁかぁぁぁらぁぁぁぁだ・れ・が!!ちんちくりんじゃぁぁぁい!!!」

 

 

するとまたもや翔がそう言い出す為に鈴音は再びブチギレた。

 

 

「だって名前は鈴なんだろ?だから、ちんちく鈴」

 

 

「誰がうまい事言えっつった!?」

 

 

翔の発言に鈴音はブチギレながらもツッコミを入れる。

 

 

「まぁまぁ鈴、話の続きは座ってからにしよう!それにそんなに騒いでちゃラーメン零れるし他の人達に迷惑だぞ?」

 

 

「そうだよ(便乗)」

 

 

「アンタねぇぇ……!」

 

 

(……あぁ、コイツもおもちゃにされる未来が見えるなぁ……)

 

 

そんな鈴音の怒りを宥める為に一夏はそう言う…も翔が便乗してそう言うので鈴音は納得いかなそうにしながらも怒りを少し抑えて渋々と席に座る。意外にもあれだけキレ散らかしておいてながらラーメンや汁が丼から零れていなかったのは流石と言うべきであろう。……因みにその際に本来であれば鈴音は恋のライバルである筈なんだが彼女も将来翔に弄り倒される未来が見えた為か箒は流石に同情してしまうのであった……。

 

 

「それにしても久しぶりだな、ちょうど一年ぶりになるのか…元気にしてたか?」

 

 

「そりゃあ元気にしてたわよ、アンタこそ偶には病気怪我しなさいよね」

 

 

「いや、そりゃあどういう意味だよ」

 

 

席に座って早々一夏は鈴音と話を始め翔や箒達を置いて会話に熱中してしまう。するとそんな二人に箒が咳ばらいをし…

 

 

「…一夏、そろそろどう言う関係か説明して欲しいのだが…」

 

 

「これ程仲良しと言う事は…まさか一夏さん、この方とお付き合いしているんですか!?」

 

 

箒はそう言いセシリアは何故かニヤニヤしながらそう尋ねる。……案外恋バナが好きであるセシリアであった…

 

 

「な、なっなな!?べ、べべべ別に付き合ってなんか…///」

 

 

「そうだぞ、何でそんな話になるんだ?ただの幼馴染だよ」

 

 

「………」キッ!

 

 

「……何で睨むんだ?」

 

 

「「……はぁぁ……」」

 

 

そう言われた鈴音は赤くなりながら誤魔化すよう何かを言おうとすると一夏はそう言う…が、鈴音は一夏を睨んだ。睨んで来る鈴音に一夏がそう言うも一夏が い つ も の を発動させた為に翔とセシリアは呆れながら大きくため息を吐いた。

 

 

「……幼馴染…?」

 

 

「……あ~そうか、お前ら二人初対面だったな…え~とな…箒が引っ越していったのが小四の終わり頃だったろ?鈴が引っ越してきたのが小五の頭なんだよ。で、中二の終わりに国に帰ってったから会うのは一年とちょっとぶりなんだよ」

 

 

箒は一夏の言う幼馴染と言う言葉に反応した。……確かに箒からすれば自分だけが幼馴染ではないのかと思ったからでありそんな箒に一夏は説明する。

 

 

「鈴、こっちが箒。ほら、前に話しただろ?小学校からの幼馴染で俺の通ってた剣術道場の娘」

 

 

「…ふーん、そうなんだ」

 

 

一夏が鈴音に箒を紹介すると鈴音はじろじろと箒を見ていた。

 

 

「…ま、これからよろしくね」

 

 

「…あぁ、こちらこそ」

 

 

鈴音と箒はニッコリと笑みを浮かべながら挨拶をし合う。……無論火花を散らし合ってだが……

 

 

「……ゴホンッ…初めまして、中国代表候補生の鳳鈴音さん」

 

 

「………誰?」

 

 

「……えぇ…?」

 

 

するとセシリアは咳払いをしつつも鈴音に挨拶をする…が、鈴音にそう返されては困惑してしまう。

 

 

「い、いや、わ、わたくしはイギリス代表候補生のセシリア・オルコットですわ。い、一応名前くらいはご存じじゃないでしょうか?」

 

 

「ううん、あたし他の国とか興味ないし」

 

 

「いや!?それはどうかと思いますが!?」

 

 

セシリアは鈴音にそう言うがバッサリと切られた為にツッコミを入れる。…他国とは言え一応同じ代表候補生である為に競い合う仲とは言え交流はある為に名前だけでも覚えるのは礼儀であると思っていたセシリアである為にそれは正直少しショックであった。

 

 

「だって他の国の代表候補生だろうがあたしが一番最強なんだから」

 

 

「ぐっ!?……ふ、ふふふ……あまり強い言葉を使うものでは無くてよ…?

 

 

 

 

 

 

 

 

弱く見えますわよ?」

 

 

「いや、張り合わんでいい張り合わんでいい…」

 

 

鈴音の発言にセシリアは少しカチンと来てしまったのか鈴音にそう返す為に箒はそんな彼女を宥めながらツッコミを入れた。

 

 

「だって代表候補生とか言っときながらクラス代表じゃないじゃん。そういう事でしょ?」

 

 

「ごほぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」グサァァァァッ

 

 

「せ、セシリアーーーーッ!?」

 

 

鈴音の言葉に痛い所をぶっ刺されてしまった為にセシリアは白目を剥きながら血を吐いて倒れてしまいそんなセシリアに箒が介抱した。…いや、セシリアは一夏には勝ってはいるのだが……

 

 

「おっ……おっ……おおぉぉぉぉぉぉぉぉんっ!!」

 

 

「あ~泣くな泣くな…」

 

 

(……あれ?なんかこの二人距離かなり近くないか?もしかしてあの時の告白…)

 

 

そしてセシリアは悔し泣きをし、そんな彼女を翔は抱き寄せながら頭を撫でていた。……明らかに付き合っているような距離感に箒は勘付き内心でそう思ったが実際は付き合ってはいなかった…。

 

 

「…ところで一夏、アンタクラス代表なんだって?」

 

 

「ゑ?あ、あぁ、成り行きでな。」

 

 

そんなセシリアを放置して鈴音は一夏に尋ねる。突然話を振られた為に少し驚きつつもそう答える一夏…そして鈴音はラーメンのスープを飲み干すと…

 

 

「あ、あのさ…何だったらISの操縦、見てあげても良いけど?」

 

 

「おぉ、そりゃ助か…「ちょっと待った」ゑ?」

 

 

鈴音は一夏にISの操縦の事を指導してくれる様子でありまだまだ初心者である一夏にとっては嬉しい事である為に是非頼もうと返事をしようと思ったが突如箒が待ったをかけた。

 

 

「生憎だがその役目は私が頼まれている。だから申し訳ないがお引き取り願おうか。」

 

 

「ゑ?そ、そうだっけ(ゴスッ)ごほっ!?」

 

 

箒がそう言い出す…も、一夏は初耳だったのかそう言おうとした瞬間に箒から脇腹にエルボーを喰らってしまい一夏は悶絶した。

 

 

「あたしは一夏に言ってんの、関係ない人は首を突っ込まないでよ」

 

 

「いや、関係ならある。そもそもお前は二組なんだから一組の私達が教えるのが筋と言うモノだろう。」

 

 

「そ、そーーですわ!!最強とかデカい口叩いてようがあなたなんか翔さんの敵ではありませんわぁ!!だから一夏さんは翔さんが教えた方が強くなるに決まっておりますわぁ!!」

 

 

「…セシリアぇ……」

 

 

鈴音の発言に箒は負けじとそう返す。するとセシリアが便乗してそう言う…も明らかに負け犬の遠吠えに近いようなセリフを吐く為に箒は呆れた表情となっていた。

 

 

「……翔さん…?」

 

 

「あ、あぁ、鈴にはよく話してただろ、翔兄の事……」

 

 

「…は?………はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!???」

 

 

そんな時、鈴音は翔の名前に聞き覚えがあるのか首を傾げるので一夏は改めて翔の事を紹介する。すると本日何度目か鈴音はまたもや叫び声を上げた。

 

 

「ちょ、ちょっとちょっとちょっと!!まさかこのノンデリオレンジ髪がアンタがよく言ってた翔兄って人!?」

 

 

「ま、まぁ…そういう事」

 

 

「ノンデリってひでぇなぁ…」

 

 

(…いや、それはその通りだろう……)

 

 

鈴音は一夏に問い詰める。どうやら一夏は翔の事を鈴音によく話していた為に一夏がここまで大きく持ち上げる人物である為に見た事は無くても凄い人物であると思っていたがまさか自分をちんちくりん呼ばわりした人物が翔である事に衝撃が隠せなかった様子であった。一方翔はノンデリ呼ばわりされた事にムッとしていたが事実である事を箒は内心でツッコミを入れていた。

 

 

「…ゴホンッ……兎に角だ、一夏の指導の手は足りているから申し訳ないがお前の出番は無い。」

 

 

「そーですわそーですわ!後から出てきて図々しい事を!」

 

 

「………セシリア、もうこれ以上自分を落とすな……」

 

 

そして箒は咳ばらいをして鈴音にそう言う。するとセシリアは相変わらず便乗してそう言う為に箒はツッコミを入れるのであった。

 

 

「……別に後からじゃないけどね、あたしの方が付き合いが長いんだし。」

 

 

「それを言うなら私の方が付き合いは早いぞ?何たって何度もうちで食事をしている間柄だ、付き合いはそれなりに長い」

 

 

「うちで食事?それならあたしンとこもしょっちゅうそうだったけど?」

 

 

「なん……だと……!?」

 

 

鈴音の発言に箒は負けじとマウントを取るようにそう言う。しかし鈴音も同じく自分の家で…それも恐らく箒の所よりも一夏と食事をした仲であると発言した為に箒は驚きの表情を浮かべる。

 

 

「お、おい一夏!?しょっちゅうとはどう言う事だ!?そんな事聞いてないぞ私は!?」

 

 

「箒さんと違ってあの堂々とした発言の仕方、やっぱりあなた達付き合ってるんじゃないんですか!?」

 

 

「お前はどっちの味方だよ!?」

 

 

箒は聞き捨てならなかったのか一夏に問い詰める。するとセシリアはあれだけ鈴音にああ言っておきながらも恋バナは聞きたいのか手のひらを返したかのようにそう言い出す為にまたもや箒はツッコミを入れた。

 

 

「お、落ち着けよ二人とも…説明も何も幼馴染でよく鈴の実家の中華料理屋に行ってた関係だ。」

 

 

「な、み、店だったのか……」

 

 

(…あ~これ絶対に分かってない顔ですわこの人……)

 

 

騒ぐ二人に一夏は説明する。それを聞いた箒は少し安心したような様子を見せる…が、セシリアは一夏のこの反応、そして鈴音がそんな一夏を睨んでいる為に内心で呆れてしまうのだった。

 

 

「そう言えば鈴、親父さんは元気にしてるか?まぁあの人こそ病気とは無縁だよな。」

 

 

「ゑ?あ、う、うん…元気……だと思う…」

 

 

「…?」

 

 

中華料理屋の話で思い出したのか一夏は鈴音の父親の事を尋ねると鈴音は歯切れが悪い言い方で表情も何処か少し曇ったように話す。流石の一夏でも鈴音のその様子に少し何か気付いた様子であった。

 

 

「そ、それより一夏、今日の放課後って時間ある?久しぶりにどっか行こうよ!ほら、駅前のファミレスとかさ…」

 

 

「…先程も言った通り生憎だが一夏はISの訓練をする事になっている。残念だが放課後は埋まっているという事だ。」

 

 

そんな鈴音は誤魔化すように一夏と放課後に何処かに遊びに行こうと誘うが箒はそう言って阻止をする。……一夏の意見もガン無視で…

 

 

「……そ、まぁ良いわ。だったらそれが終わったら迎えに行くから空けといてよね!じゃ後でね、一夏!」

 

 

箒がそう言うので鈴音は食って掛からずに訓練後に行こうと約束をしては丼を片付けに行ってその場から去って行った。

 

 

「………一夏よ、あいつもああ言ったのだから当然訓練優先で来るよな?」

 

 

「………………けどさ箒よぉ、IS訓練するつっても箒はIS持ってないだろ?どうするんだ?」

 

 

「そ、それは……それは何とかする!」

 

 

「何とかって……また剣道の練習になっちゃわないか?」

 

 

「う、うるさいバカ!!」

 

 

箒はそんな一夏に釘を刺すように言う。しかし一夏の言う通り箒は専用機を持っていない為にどうやってISの訓練をするのかを…そして代表決定戦前みたいに結局剣道の練習になってしまわないかと言われた為に箒は痛い所を突かれそう言うしか出来なかった。

 

 

「しょ、翔さん!い、一夏さんの訓練ついでに私をシゴいてくださいまし!!」

 

 

「ゑ?」

 

 

「あ、あれだけあんな事言われてわたくしは悔しいです!!このまま黙っていちゃオルコット家の名が廃ります!!だからどうか…お願いします!!」

 

 

「分かったよ、セシリアは良い子だな~」

 

 

「…えへへ…///」

 

 

(………やっぱり距離感可笑しいよなぁ……付き合っているのか…?)

 

 

するとセシリアの方は鈴音にアウトオブ眼中された上にああ言われて悔しかったのか翔に一夏の訓練のついでに自分も訓練して欲しいと願い出た。そんな熱心なセシリアに翔は感心し、セシリアの頭を撫でるとセシリアは照れながらも嬉しそうな表情を浮かべた。そんな二人を見た箒は明らかに距離感が可笑しい事とそんな距離感の二人を何処か羨ましそうに思っていた。何度も言うがこんな距離感ではあるがこの二人は付き合っていないのである。

 

 

 

 

……何はともあれこうして昼食の時間は過ぎていくのであった…

 

 

 

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