あいえす! ~一夏の従兄は自由人で混沌(カオス)~   作:レタスの店長

9 / 14
試合後と代表決定

 

 

試合が終わり制服に着替えた翔はそのまま部屋に戻ろうとすると…

 

 

「天崎」

 

 

「ん?どしたのセンセ?」

 

 

突如千冬が現れては翔を呼び止めた。

 

 

「お前のIS…一体どうなっているんだ?少し見せてもらえないか?」

 

 

「……センセ、みっともねぇぜ。俺が一夏に勝ったからって自分権限でIS取り上げようとするなんてよ…」

 

 

「おい、私がアンチ作品の時にする定番ネタみたいに言うのやめろ。と言うか別に取り上げるとか言っとらんだろう」

 

 

千冬が翔のISの機能…恐らく先ほどスティレットと同化した姿やマガツキと同化した姿が全然違う為に気になってそう尋ねたであろう。すると翔はそんな事を言い出す為に心外だったのか千冬はツッコミを入れるようにそう言った。

 

 

「……悪いが企業秘密…じゃねぇけどそう言うようなモンだ、詳しく知りたいんだったらあの人に聞きなよ」

 

 

「…やっぱりアイツが作ったISか………」

 

 

しかし渡して見せる事が出来ない為にその製作者に聞けと翔が言うと千冬もその製作者を知っているのか少し呆れた表情になっていた。

 

 

「………でもまぁ特別に展開して見せるってのは良いぜ?」

 

 

「…分かった、では頼む」

 

 

ただ、武装展開は特別に見せても構わないという事で翔はISを展開する……のだが…

 

 

「…おい!?また形態変わっとるじゃないか!?てかそれISか!?さっきの全身装甲の装甲は何処に行ったんだ!?」

 

 

「あ、やべ…」

 

 

先ほどのスティレットやマガツキと同化した時の全身装甲のISとは違い肘と膝にプロテクターだけの装甲、更に腰には大ジャンプできる程度であろうブースターが付いた…ほとんど生身丸出しのISが展開された事に流石の千冬もツッコミを入れざるを得なかった。

 

 

「………フォルムチェンジしてないとこんな姿なんだよ。フォルムチェンジする事によりあの全身装甲のISになるんだよ(間違いは言ってない)」

 

 

「…つまりそのフォルムチェンジをしなければまともに戦えないIS…と言う訳か」

 

 

「そゆ事」

 

 

融合するFAガールの事を話す訳にもいかないので翔は一夏に話したようにフォルムチェンジと言う形で全身装甲になるという事を誤魔化すと千冬も納得したのだった。

 

 

「とまぁそんな感じよ。詳しく聞きたいんだったらあの人に聞きなよ。…まぁちーちゃん先生でも教えてくれないと思うけどな」

 

 

「ちーちゃん言うな。……まぁそうだろうな」

 

 

自分が教えられるのはここまでなので翔はそう言いつつも部屋へと戻って行った。……翔の言う通りその人物が教えてくれる可能性は低いが一応コンタクトを取ってみようと千冬は内心で思うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~セシリアの寮部屋・シャワー室~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

 

「……………………」

 

 

一方場所は変わってセシリアの部屋……セシリアはシャワー室でシャワーを浴びながら先程の戦いの事を思い出していた。

 

 

「……織斑…一夏………」

 

 

まずは一夏との戦い……戦う前に手加減はしないとは言ったものの恐らく自分は相手が初心者だからと言って心の隅には油断と言う気持ちがあったであろう事を思い知らされた。

…そして何より前半戦は初期設定の状態で戦っていた事、そこから一次移行した後は本当に初心者かと思う位に動きが変わり自分は追い詰められていった。零落白夜のエネルギー消費の自滅が無ければ自分は確実に負けていたのだった。

 

 

「……わたくしも…まだまだ…と言う事ですわね……」

 

 

その事からセシリアは幾ら自分がイギリスの代表候補生と言われてもまだまだ所詮は肩書きだけの実力だという事を痛感したのだった。

 

 

「…そして………翔さん……」

 

 

そして次に翔との戦い…こちらはもう手も足も出ないまま敗れてしまった。最後の無謀だが考えに考えて引き出した策もあっさりと見破られてしまい完全敗北してしまった。だが不思議と悔しさは湧き出ず寧ろ清々しい気持ちになっていた。確かに最初から勝てないという気持ちもあったが最後の翔のアドバイスにより自分はまだまだ強くなれる事を教えてもらったのだ。だからこそ次に翔に勝つことは出来なくとも今度こそ一太刀浴びせる事が出来るようにと考えていた。

 

 

「…………」

 

 

…そして何より………トドメを受けてやられてしまい地面に激突しそうな自分を翔は抱きかかえて助けてくれた。まるで白馬の王子様がお姫様を抱き抱えるように……それを…自分が好意を抱いた相手がしてくれたのだ……

 

 

「……っ………っっ……………っっっっ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……きゃ~~~~~~~~~~~~~~~♪翔さんカッコ良過ぎますわぁぁぁ♪更に惚れてしまいますわぁぁ♪濡れてしまいますわぁぁぁ♪おしっこチビりそうですわぁぁぁぁぁ♪

 

 

『……オルコットさん!?ど、どうしたの!?』

 

 

「…はっ!?……す、すみません…////」

 

 

ついつい翔に対しての感情が爆発してしまい黄色い悲鳴を上げながら騒いでいると同室の生徒がそんなセシリアの悲鳴を聞いて驚き心配して声を掛けてきたのでセシリアは我に返って赤面してしまうのだった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________________________________________________

 

 

 

 

 

「それでは一年一組代表は織斑一夏君に決定です。…あ、一繋がりで良い感じですね♪」

 

 

その翌日、昨日のクラス代表決定戦によってクラス代表が決まった。代表は翔……では無く何故か全敗した一夏だった…

 

 

「…あ、あの…先生……」

 

 

「はい、織斑君」

 

 

「……俺、昨日の試合で全敗したんですが何故代表になっているのでしょうか?」

 

 

勿論何故か代表になっている事が理解、納得できない一夏はその理由を真耶に尋ねた。

 

 

「あ、わたくし辞退しました」「俺も」

 

 

「何で!?」

 

 

するとセシリアと翔は辞退した事を言う為に一夏は驚く。翔はともかくセシリアは代表になりたいと意気込んでいた筈だ。そんな彼女が何故に辞退したのかの理由が分からなかった。

 

 

「……あの戦いにおいてわたくしはまだまだ未熟だという事を痛感させられました。なのでまだクラス代表には相応しくない実力だと思い辞退しました。」

 

 

「いや、だったら代表になりながらも実力着けて行けばいいじゃんかよ!」

 

 

「………それでもです。それに…その為にも思う事ややるべき事が決まりましたので辞退して翔さんに譲ろうと思ったのですが…」

 

 

「同時に俺も辞退したんだよな」

 

 

セシリアは自分がまだクラス代表に相応しい実力では無い事を痛感し、辞退した事を話すも一夏の言う通り代表をしつつも実力を着ければいい話だがセシリア的に思う事ややりたい事を見つけた為に翔に譲ろうとしたが翔もそれと同時に辞退した為に一夏に移ったと言う事だった。

 

 

「……んで…翔兄はなんでだよ?」

 

 

「…めんどくさそうだったから」

 

 

「やっぱりか!!」

 

 

その一方の翔が辞退した理由を聞くと案の定だったので一夏はそう騒ぐ。

 

 

「全勝したの翔兄じゃん!実力的にもこのクラスで一番なの翔兄じゃん!!やれよぉ!!」

 

 

「うるせぇ負け犬、負け犬は勝者に従えw」

 

 

「ごぶぅっ!」

 

 

「だ、だから翔さん、オブラートに包んで敗北者って…」

 

 

「あぎゃんっ!!」

 

 

((((いや、あなたも大概なんだけどなぁ……))))

 

 

全勝してこのクラスで実力が一番である翔がやるべきだと思った一夏がそう騒ぐので再び翔に…そして箒の言葉のストレートを喰らいダウンした。翔も翔だが追い打ちかける箒にもクラスメイト達は少し引いていたが…

 

 

「……とまぁそう言う訳だ。敗者は勝者に従え、織斑」

 

 

「うぐぅぅ……ち、千冬姉まで「織斑先生だ馬鹿者」あぐっ!?」

 

 

千冬にもそう言われ、更に出席簿シュートまで喰らう一夏。もう踏んだり蹴ったりである……

 

 

「分かった…分かったよ!!こうなったらとことんやってやらぁ!!」

 

 

そしてヤケクソになった一夏は代表になる事を決心したのでクラスメイトから拍手を貰うのであった。

 

 

「…あ、でももしも俺が代表として出られない時にはどうするんだ?」

 

 

「……その時は…天崎、お前に任せる」

 

 

「ま、そりゃしゃーないか」

 

 

ふと一夏は自分が代表として出席できない場合の事を考えてそう言うと千冬は翔を指名したので翔は渋々了承した。…要は一夏の補佐と言う事である。

 

 

「…けど俺も出られないってなった時は……セシリア、頼む」

 

 

「え!?あ、は、はい!頑張りますわ!///」

 

 

更に翔は自分も出席できない場合の事を考えその場合はセシリアに頼もうと指名するとセシリアは嬉しそうに了承した。一夏の補佐の翔の補佐と言う事である。

 

 

「……あ、ですがもしもわたくしが出られない時は…」

 

 

「…もうええわ!!そこまで考えんでも!!」

 

 

するとセシリアまで出席できない場合の事を考え出すのでキリが無い為に千冬がツッコミを入れて止めるのだった。

 

 

 

 

 

………こうして一年一組のクラス代表は一夏に決定した。(その補佐は翔、その補佐の補佐はセシリア)

 

 

 

 

 




・翔のIS=肘と膝にプロテクターだけの装甲、腰に大ジャンプできる程度のブースターが装備されただけでほぼ生身が丸出しなお粗末なIS。シールドエネルギーも一撃貰えば全て削れる量しか無く、真の力を発揮するにはFAガールと融合しなければならない。

・千冬がアンチ作品の時にする定番ネタ=アンチのオリ弟がいる作品にて千冬がやるネタ。弟が負けたからと言って上の命令だとかいう嘘を言ってオリ主や一夏からISを取り上げようとする。



  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。