博麗神社の境内で、霊夢は心配そうに空を見上げていました。数日間姿を見せないユウスケのことが頭から離れません。彼が外に遊びに行っているだけかと思っていましたが、連絡もなく、今日遊びに来た魔理沙も彼の行方を知らない様子です。
霊夢:「ユウスケ、どこに行っちゃったのかしら…」
魔理沙はいつものように箒にまたがりながら、霊夢の懸念を共有しました。
魔理沙:「霊夢、私も手伝うよ。ただし、森の方を探してみるぜ。」
霊夢は頷き、二人は別れて捜索を開始することにします。霊夢は人里に向かい、行き交う人々にユウスケのことを尋ねました。しかし、住人たちは「新聞で見かけたぐらいで、2、3日前からは見ていない」と口々に言うばかりでした。
一方で、魔理沙は神社を離れ、魔法の森を捜索します。手がかりが見つからず途方に暮れていると、どこからともなく風に乗って現れた射命丸文が声をかけてきました。
射命丸文:「おや、魔理沙さん。何か悩みごとかしら?」
魔理沙は少し苛立ちながら応じました。
魔理沙:「今、人を探してるんだ。他を当たってくれよ。」
しかし、射命丸はその言葉を聞くと、顔に笑みを浮かべて情報を提供しました。
射命丸文:「それは残念。でも、聞いて欲しい情報があるわ。昨日の文々。新聞によると、霧の湖にある西洋の館、紅魔館に関する興味深い話が載っているの。」
魔理沙はその新聞を興味深そうに受け取り、目を通しました。記事には謎めいた紅魔館の厳重なセキュリティについて書かれており、その中に何が隠されているのかを取材しようとした射命丸自身の体験談も含まれていました。
魔理沙:「ふむ、紅魔館ね…。興味が湧いてきたぜ。もしかしたら、ユウスケもそこにいるかもしれない。」
そうして、新たな目標を決めた魔理沙は、紅魔館へと向かうことにしました。
一方で霊夢は聞き込みを続けるものの、ユウスケに関する具体的な情報はなかなか得られませんでした。数日前に団子屋で見かけたという断片的な情報しか手に入らず、その後の動きについては手がかりを掴めずにいました。
そこで、霊夢は少し視野を広げて、最近人里で変わったことがないかと尋ねてみることにしました。その質問に対し、ある住人が興味深い情報を提供してくれました。
住人:「そういえば、最近見たこともない西洋の服を着たメイドさんが人里を歩いていたんだよ。あんな格好はここでは珍しいから、少し話題になっていたね。」
霊夢はその情報に興味を引かれました。幻想郷には様々な異変や不思議なことが起きますが、人里にはあまり見慣れない人物が現れたというのは気になる話です。そこで、霊夢は今度はそのメイドについての聞き込みを始めることにしました。
霊夢:「そのメイドさん、どんなふうに見えたの?どこで見かけたのか、詳しく聞ける?」
住人:「え、確かにあの時は夕方で、商店街の方を歩いていたよ。長い銀髪で、エプロンがついたクラシックなメイド服を着ていたんだ。少し急いでいるように見えたけど、そんなに多くの人と話している様子はなかったね。」
霊夢は頷き、その情報を心に留めました。この謎のメイドがユウスケの失踪と何か関わりがあるのか、もしくは別の異変の前触れなのか判断はつきませんが、探索のヒントになるかもしれないと考えました。
霊夢は、ユウスケの手がかりを求めてさらなる情報を集めるため、そのメイドの行方を追うことに決めました。この捜索が彼女をどんな事態に導くのか、期待と不安を抱きつ、霊夢は行動を続けていきます。