「お寝坊さん、起きなさい」とレミリアに起こされるとユウスケは布団から起き上がり、紅魔館の面々と共に博麗神社へ向けて歩き始めました。夕暮れの中、彼は紅い空を見上げ、目の前にある不思議な出会いと出来事を思い返していました。歩いていると、彼はふと思い立ってレミリアに話しかけます。
「どうして僕のことを介抱してくれたの?」とユウスケが尋ねると、レミリアは興味深げに微笑みました。
「あなたを葬ろうと考えたことに対するせめてもの償いだわ。そして、あなたの能力を見てから、どうやら面白い運命があなたを待ち受けている気がしたのよ。」彼女は少し楽しげに答えました。「まさか私のスピア・ザ・グングニルと相殺できる技を持つ人間がいるとは…あれは凄い技ね。」
ユウスケは苦笑しながら、「あの技は威力はあるけど、大きくて空中でないと生成できないんだよね。」と答えました。
そばにいたフランドールが微笑んで、「ユウスケ兄、私のフォー・オブ・ア・カインドをコピーしていたけど、兄の能力はいろんなことに応用できそうだね。」と感心した声で言いました。
ユウスケはその頭を優しく撫でながら、「ありがとう。でも、流石にフランの能力には太刀打ちできるものはまだ思いつかないな。」と笑顔で答えました。
その時、咲夜が少し真面目な表情で指摘しました。「ユウスケさん、ただし、近距離戦になった時の手数はまだ少なくて、経験も浅いから敵に遅れを取ることが多いわね。」
ユウスケは頷きながら、「そうなんだよね、それについては考えてはいるけど、まだどうするべきかわからない。」と返しました。
話しているうちに、彼らはとう博麗神社に到着しました。神社は静かに佇んでいましたが、どこかしら賑やかな雰囲気が漂っており、今夜の宴会が始まる予感をユウスケは感じ取りました。彼は紅魔館の仲間たちに感謝しつ、神社の中へ入ります。
神社の中に入ると、そこには様々な面々が賑やかに集まっていました。お馴染みの霊夢と魔理沙、新聞記者の射命丸文、山の妖怪たち、音楽を奏でるプリズムリバー、そしてユウスケにとって懐かしい地底の仲間たちまでが揃っていました。
その賑やかさの中で、ユウスケの耳に元気な声が飛び込んできました。「ユウスケ!」と名前を呼び、駆け寄ってきたのは水橋パルスィでした。彼女はニコニコしながらユウスケに近づき、「宴会には来ないけど、ユウスケに久しぶりに会えるかもと思って来ちゃった」と嬉しそうに言いました。
その横から、古明地こいしが少しおちゃめな声で現れました。「パルスィは普段は誰かと関わろうとしないから宴会には来ないけど、今回ばかりは真っ先に行くって言い出したんだよね〜。」と、パルスィが見せた意外な行動を面白そうに話します。
パルスィは顔を赤らめながら、「恥ずかしいから言わないでよ」とこいしに少し抗議しつも、ユウスケの腕を取って微笑み、「こっちで話しましょう」と誘います。ユウスケは彼女に連れられて、神社の縁側へと向かいました。
縁側では、秋の涼しい風が心地よく通り抜け、葉がさらと音を立ていました。ユウスケはパルスィと並んで腰かけ、久しぶりの再会を喜びながら互いの近況を語り合いました。
「地底はどう?」とユウスケが尋ねると、パルスィは微笑みながら、自分の日々の出来事や考えていたことを静かに話し始めます。彼女が語る地底の様子は変わらず、しかしどこか懐かしくもあり、ユウスケは心の中に温かさを感じました。
「あまり変わらないかな。でも、あなたに会えたから今日はとても良い日になったわ。」パルスィが穏やかな声でそう告げると、二人の間には心地よい沈黙が流れました。
ユウスケが縁側で心地よい風を感じていると、隣に座るパルスィの表情がふと影を落とします。その瞬間、彼女の声がいつもとは違う重みを持って響いてきました。
「ねえ、ユウスケ。」彼女は静かに言葉を紡ぎ出しました。「何で女の匂いがするの?」その問いは柔らかなものではありながらも、どこか鋭いものを含んでいました。
ユウスケは瞬間的に息を飲み、何を言われたのかを考え始めました。パルスィの視線は、彼に逃げ道を与えないかのように真っ直ぐに向けられています。
「ちょっとだけなら会話したりするだろうから分かるけどさ…」彼女は言葉を続け、ユウスケをじっと見つめます。「ユウスケにはびっしり女の匂いがついてる気がするんだ。」
その言葉は彼の心を掴むように重く、次の瞬間、彼はパルスィが感じ取っている何かが単なる勘違いではないことを悟りました。
「しかもこの匂い、気のせいじゃなかったらユウスケと一緒に来てたあのメイドさんのだよね?」パルスィの声は淡々としているものの、彼に向けられるその質問には答えるべきものが隠されています。
ユウスケは言葉を探そうとするが、パルスィはさらに一歩踏み込みます。「ユウスケ?怒ってるわけじゃないの。でも何でなのか気になるの?」
その瞳は、理解を求める一方で、ユウスケの真意を逃さないようにじっと彼を見据えます。彼は答えを出さなければいけないというプレッシャーを感じながら、今ここにいる意味を問われているようにさえ思えました。
ユウスケは言い逃れができないと悟り、心の準備をして正直にパルスィに向き合いました。「実は、咲夜と関係を持ったんだ…」と、静かに告げます。
パルスィはその告白にしばらく黙ったままでしたが、やがて微笑みを浮かべて口を開きました。「そっか、正直に話してくれてありがとう、ユウスケ。私は怒ってないからパルパルパルパルパル」と、穏やかな声で返します。
ユウスケはパルスィの反応に少し驚きましたが、その優しさに救われた気がしました。「ありがとう、パルスィ」と、彼もまた感謝の言葉を返しました。
するとパルスィは、「だって、ユウスケの全てを理解してあげられるのは私だけだもんね。」と、少し誇らしげに言いました。
ユウスケはその言葉の意味を完全には理解できませんでしたが、パルスィが許してくれたということに安堵しながら、再び宴会の席へと戻っていきました。彼は自分に対して向けられる様々な感情と、これからの関係を深く考えながら、神社の中の賑やかな雰囲気に包まれていくのでした。
パルスィが今回パルパル言ってるのは精神統一のためです。
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