宴会を終えた次の日の朝、ユウスケは霊夢に起こされました。彼は少し重い頭を抱えながら起き上がり、霊夢が用意してくれた味噌汁をすすります。
「二日酔いの後の味噌汁は体に染みるなぁ」と、ユウスケはその温かさに感動しながら言いました。
朝食を終え、一息ついたユウスケは霊夢に「今日は人里に行ってくるよ」と告げました。霊夢は軽く頷き、彼を見送りました。
ユウスケが人里に来た理由は、霊夢への詫びの品を買うためでした。紅魔館の異変の影響で、しばらく顔を合わせることができなかった霊夢に、仲直りの印として里で評判のシュークリームを贈ろうと思いついたのです。
人里へと足を踏み入れると、その住宅や商店の周りには小さな人だかりができていました。どうやら、里の人々がある人物を遠目から物珍しげに眺めているようです。
ユウスケも気になってそちらに目を向けると、色合いの鮮やかな青の衣装にピンクの髪を持ち、やや落ち着かない様子の女性がいました。彼女は里では見慣れない魅惑的な雰囲気を纏っています。
「何か困っているのかな」と思ったユウスケは、少し勇気を出してその人に声をかけてみました。
声をかけられた女性は少し驚いた様子でしたが、すぐにほっとしたように「ありがとう」と礼を言いました。その女性は西行寺幽々子と名乗り、事情を話し始めました。
「実は、私の従者が人里に買い物に来たのですが、うっかり買い物リストの紙を家に忘れてしまって。それで急いで届けに来たのですが、里では少し迷ってしまって…」と幽々子は少し恥ずかしそうに説明しました。
ユウスケは軽く頷き、「それならお手伝いしますよ。買い物リストを届けるために一緒に探しましょう。」と申し出ました。
幽々子はその提案にエレガントな微笑で応じ、「それは助かりますわ、ありがとう」と感謝しました。
ユウスケと幽々子が人里を歩きながら従者を探していると、ユウスケは興味を持って幽々子にその従者がどんな人か尋ねました。
幽々子は微笑みながら答えます。「白髪で刀を持っててね、分からないことがあるとすぐに切りたくなる娘なの。名前を妖夢って言うの。」
ユウスケは少し驚きつも、「なんだその危険物…」と内心思いながらも、幽々子の従者についての話を興味深く聞きました。
しばらく探しましたが、妖夢はなかなか見つかりません。そこで幽々子は「少し団子屋で休憩しない?」と提案します。
2人は団子屋に入り、甘い団子を楽しみながら時を過ごしました。しかし、宴会の疲れもあり、ユウスケは次第に眠気に襲われます。それに気付いた幽々子は優しく微笑んで、「ありがとう、ユウスケくん。寝ていいわよ。」と言い、ユウスケの頭を膝に乗せました。
ユウスケはその暖かさに包まれ、気持ち良さそうにそのま眠ってしまいました。幽々子はユウスケの寝顔を見て、まるで我が子を見るかのように優しく語りかけます。「ユウスケくんは可愛いねえ、連れて帰りたいくらい。お母さんの膝枕でこんな顔しちゃって。」
しばらくすると、妖夢がようやく幽々子を見つけて近づいてきます。「幽々子様、何かあったのですか?」と心配そうに聞きます。
幽々子は微笑みながら、「買い物リストを忘れてね、この寝ている子が妖夢を探すのを手伝ってくれたのよ。」と説明しました。
妖夢はユウスケの顔を覗き込み、「この子が手伝ってくれたんですね…。ありがとうございます。」と感謝の言葉を述べ、ユウスケの顔をじっと見つめます。
その間、ユウスケは少し寝ぼけながら目を開け、「幽々子さん、このお姉ちゃん誰?」とぼんやり尋ねます。
幽々子は楽しい顔で答えました。「お姉ちゃんだって、妖夢〜。」
妖夢は嬉しそうに微笑み、少し頬を染めながら「可愛い子にお姉ちゃんと呼ばれるなんて…」と喜びます。
ユウスケは自分が知らない人に「お姉ちゃん」と呼んでしまったことに気づき、慌て起き上がり「ごめんなさい!」と謝りました。
それに対して妖夢は、「もう一回言ってもらってもいいですか?」と冗談めかして楽しげに言いました。ユウスケは戸惑いながらも応じましたが、そこへ幽々子が「もうその辺で。」と止めに入りました。
幽々子と妖夢はユウスケにお礼を言い、楽しそうに立ち去っていきました。
その後、ユウスケは霊夢へのシュークリームを購入しようとしましたが、残念ながら売り切れ。代わりにせんべいを購入し、神社に戻ります。霊夢も特に気にすることなく、二人は仲良くせんべいを食べながら、穏やかで楽しいひと時を共有しました。
妖夢「幽々子様、この買い物リストなんか大量のお菓子が書き足されていませんか?」
幽々子「気のせいよ、妖夢。」
戦闘描写に満足してる?
-
してる
-
してない