地底スタートの幻想郷生活   作:四国の探索人

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第三十八話 フランと弾幕ごっこ

 レミリアはパチュリーの研究結果を受けて、ユウスケに紅魔館に住んでみないかと誘いました。しかし、ユウスケは微笑みながら、「もし霊夢に博霊神社を追い出されたら、その時はよろしくお願いします」と冗談交じりに答えました。

 

ユウスケがその場を離れると、レミリアは「フランの部屋に遊びに行ってくれる?」と頼みます。ユウスケがフランの部屋に向かった後、レミリアとパチュリーは再び話し合いました。

 

レミリアはため息をつきながら言いました。「ネズミとはいえ、死者を蘇生させるなんて彼の能力は本当に規格外ね。この世の常識から離れすぎているわ。」

 

パチュリーは冷静に応じます。「確かに彼の力は規格外だけど、さすがに不意打ちで一撃必殺の攻撃を受けたらどうしようもない状況もあるはずよ。」

 

レミリアは少し考え込むように話しました。「そうだといいけど…。ユウスケは以前、宴会の時に自分の体を鬼の体に変えられるって言ってたの。もし彼が本当に体を自由に変えられるなら、吸血鬼の体を模倣したらさらに強力になれるかもしれないわ。」

 

 フランの部屋に遊びに行ったユウスケは、フランから「この前の戦いが楽しかったから、弾幕ごっこをしたい」と誘われました。ユウスケは紅魔館が壊れてしまうかもしれないと心配して一旦は遠慮しましたが、フランは「紅魔館は壊れないように魔法で守られているから大丈夫だよ」と自信満々に言います。

 

それを聞いてユウスケは、「それなら大丈夫かもしれない」と思い、フランとの弾幕勝負を受けることにしました。

 

フランは楽しそうに微笑みながら、「先手はユウスケ兄に譲るよ。面白い技を見せて」と言います。

 

彼は過去に見た魔理沙の弾幕からヒントを得て、新しい戦略を練りました。その戦略は、発射に時間差を持たせることで、相手に多方向から同時に攻撃が迫るというものでした。ユウスケはこのアイデアを実行に移し、フランに対して巧妙な弾幕を展開しました。

 

弾幕はまるで舞台上の鮮やかな演出のように広がり、それぞれの攻撃が異なるタイミングで放たれるため、ターゲットとなるフランにとってはまさに四方八方から攻撃が押し寄せてくるかのようでした。これにより、フランは新しいタイプの挑戦に胸を躍らせ、興奮しながら回避を始めます。

 

フランはこの予測不能な攻撃を避けながらも楽しそうに笑い、「本当にすごい!こんな弾幕、見たことがないわ!」と感嘆の声を上げます。

 

 フランは興奮気味に、ユウスケに向けてさらに勢いよく弾幕を放ち始めました。彼女の攻撃は次第に激しさを増し、力強さを帯びています。それに対してユウスケは冷静に対応し、防御のためにエネルギーの盾を展開しました。その盾は、フランの色とりどりの光弾を次々と防ぎ、まるで輝く壁が立ちはだかるかのように機能しています。

 

ところが、戦いが白熱するにつれて、フランの楽しさは次第に狂気へと変わり始めました。彼女は通常の遊び心を超え、戦いそのものに没頭し、次第にユウスケを倒すことが目的となってきました。フランの攻撃はより攻撃的で予測不能になり、彼女の内に秘めた強大な力が表に現れようとしています。

 

ユウスケはその変化を察しながら、フランを落ち着かせるために声をかけるタイミングを図ります。しかし、その間も絶え間なく襲いくる弾幕には注意が必要です。彼はフランとの友情を心に留めつ、どうにかこの状況を収めようと考えます。

 

 

 ユウスケは、通常の様子とは異なるフランに気付き、彼女に話しかけますが、フランは狂気に満ちた笑みを浮かべながら「倒れろ!倒れろ!」と叫び続け、猛烈な弾幕を放ちます。

 

ユウスケはミサイルでフランの弾幕を相殺しつ、アサルトライフルを使って反撃します。しかし、たとえ弾がフランに命中したとしても、彼女に大きなダメージを与えられている様子はありません。

 

狂気状態のフランは、「ちまちま攻撃して鬱陶しい!」と言いながら突撃してきます。ユウスケは咄嗟にフランとの間にエネルギーの盾を生成して防御しますが、フランはその盾に触れると簡単に破壊してしまいます。

 

「これが、ありとあらゆる物を破壊する程度の能力か…」とユウスケは心中で思い、近くで見る彼女の恐ろしさを改めて実感しました。彼女の能力の圧倒的な力を前にし、一歩間違えば命を落としかねない状況であることを理解します。

 

「正面から向かってくるなら…」とユウスケは独り言を口にし、戦車砲を生成してフランに向かって発射しました。しかし、「やったか?」と確認しようとしたその瞬間、煙の中からフランが現れ、ユウスケの首を掴みます。「だめだよユウスケ兄、私は砲弾でも破壊できるよ。忘れたの?」とフランが余裕の笑みを浮かべて言います。

 

絶体絶命の状況でユウスケは瞬時に戦略を練ります。フランが彼に与える可能性のある致命的なダメージを避ける方法を考え始めます。

 

 ユウスケは「マホーディンの鎧」を生成し、フランの激しい攻撃から自身を守ろうと試みます。魔法の鎧は一時的に彼を守護し、フランが「死ね、死ね」と叫びながら繰り返し能力を放ってくるのを何とか耐えます。しかし、その狂気じみた攻撃の数々によって、ついには鎧が限界を迎え、壊れてしまいます。

 

フランは不敵な笑みを浮かべながら、「その鎧はどんな攻撃も何度かは防いでくれるみたいだけど、回数制限があるみたいだね」と指摘します。ユウスケはそれを聞き、「ヤバい」と頭の中で焦りつ、次なる一手を考えます。

 

 ユウスケは必死に助かる方法を考えましたが、焦りが募るばかりです。フランからの「ユウスケ兄、何もしないならもう終わるよ? 3、2、い…」という言葉は、まるで時間が迫っているように響きます。その瞬間、彼の心に恐怖が広がります。

 

「今だ、最後の望みをかけるしかない」と思い、ユウスケは魔法の言葉を口にしました。「生成!自身の体」。キレイ目を閉じている体が〇〇に生成されます。続いて彼は「1分後に死者転生」と唱えます。

 

フランはその瞬間、武器を振りかざし、狂気じみた笑みを浮かべながら「死ね!」と叫びました。ユウスケの肉体は抵抗むなしく崩れ、彼の意識は暗闇に沈んでいきました。彼は、無力感とともに、自身の力不足を痛感します。

 

その瞬間、周囲が静まり返り、フランの狂気が一時的に収まると、彼女は立ち尽くし、一瞬の静寂を迎えます。狂気の波が消えた後、フランには彼女のしたことがどれほどのものだったのか、改めて認識する瞬間が訪れました。

 

ユウスケの意識はゆっくりと薄れていきます。目の前には泣き叫びユウスケを揺するフランが見えます。

 声をかけたいですがもうそんな力はありません。ユウスケは薄れゆく意識の中で心配かけて悪いなと思いながら沈んでいきます。

 

(注意、ユウスケは死にましたが復活します。)




「マホーディンの鎧」
 ゲーム「魔界村」に出てくる着ると無敵になる鎧。作者は魔界村をプレイしてないため原作の設定は知らないが、「デッドライジング2」に出てくる魔界村の鎧はどんな攻撃も耐えるが、一定の攻撃を受けると壊れるためこのような仕様になった。

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