地底スタートの幻想郷生活   作:四国の探索人

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第四十三話 レミリアへの報告

 ユウスケは頭を悩ませながら、レミリアの部屋へと向かいました。フランが増えてしまったことで、これからどうなるのか不安が彼の心を占めていました。廊下を歩く途中、狂気フランの声が耳に入ります。「お兄様、そんな悩むなよ。困ったらレミリアを私が倒してあげるよ♡」

 

「いや、狂気、あんたそれはダメでしょ。」フランが即座に反論します。ユウスケは二人のフランに一旦部屋の前で待つよう促し、単独でレミリアの部屋へ足を踏み入れました。

 

「おや、あなたから何もなく尋ねてくるとは珍しいわね。フランとはもう話して落ち着いた?」とレミリアは軽やかな声で問いかけます。

 

「それは大丈夫、問題ないんだけど…」ユウスケは言葉を続けようとしました。

 

その時、レミリアの心の声が響きます。「この私の偉大なカリスマに惹かれて告白でもしに来たのかしら。恥じることないのよユウスケ。この私、レミリアスカーレット相手なら仕方ないわ。」

 

ユウスケは意識を整え、話を続けました。「結界から言うと、フランが狂気に支配されることはないよ。ただ…」

 

言いかけた瞬間、レミリアは「どうせ告白ではないのね…」と思いつつ、フランが狂気から解放されたことに安堵し、喜びました。

 

「安心なさい、ユウスケ。この紅魔館の主たる私が多少のことでは驚かないわ!!」と、レミリアは堂々と宣言します。

 

ユウスケは思い切って言いました。「本当?じゃあ言うよ。フランがもう一人増えちゃった…。」

 

「えぇ!?」レミリアは驚愕の声を上げ、間髪入れずに扉が開きました。

 

「入るぞ」と、狂気フランが堂々と入室します。その後ろには、彼女たちと同じ姿のフランが続きました。

 

「確かに本当のようね。」レミリアは呆れつも、その現実を受け入れます。

 

ユウスケは説明を続けます。「一言で言うと、フランの中から狂気フランを切り分けたんだ。でもフランの能力はいつものように使えるから安心して。狂気フランの方は弾幕と格闘戦しかできないようだけど。」

 

フランは笑顔で言いました。「お姉様、こういうことになったから。」

 

「こらからよろしくな、レミ姉様。」狂気フランも自信満々に挨拶します。

 

レミリアは少し考え込み、「まあ、妹が一人増えたと思うことにするわ。狂気の方のフラン、あなたいちいち狂気の方のフランと呼ぶのも大変だから、名前をつけていい?マッド・スカーレットとかは?」

 

狂気フランは即座に反論します。「マッドとか、頭の可笑しい科学者みたいだからヤダ。」

 

「ウサギフランとかは?」フランが提案します。

 

「ウサギの要素ないし、そんなペットみたいなネーミングなんて終わってる名前ヤダ。ユウスケ、頼む。」狂気フランは不満を口にします。

 

ユウスケは少し考えた後、「え~と、狂気フランだから、もうキョーキ・スカーレットでいいんじゃない?」

 

狂気フランはしばし考え込んでから、「まあ、それが一番マトモだな。私はこれからキョーキ・スカーレットと名乗ることにするよ。」

 

「よろしくね、キョーキ。」レミリアは微笑みます。

 

「よろしく、キョーキちゃん。」フランも続き、和やかな雰囲気があたりを包みました。

 

 レミリアは続けました。「館の皆には私から説明しておくわ。部屋も用意しておくわ。ちゃんと伝えておくから、心配しないでね。それに、ユウスケ、改めてありがとうね。」

 

ユウスケは少し照れくさそうに微笑みました。「いえ、こちらこそフランとキョーキが一緒に過ごせるように手伝えることができてよかったです。」

 

キョーキ・スカーレットは満足そうに頷き、「それじゃあ、私もこの紅魔館で楽しく過ごすとする!」と元気よく宣言しました。彼女の目は好奇心で輝いており、新しい生活への期待に満ちていました。

 

フランはその様子を見て、安心しながらも少し心配そうに言いました。「でも、キョーキはお姉様に迷惑をかけないように気をつけてね。」

 

「当然だよ、フラン。」キョーキは笑顔を見せながら言います。「でも、お兄様と遊びたい時は私を呼んでくれたらいいよ!きっと楽しいことが待っているから。」

 

ユウスケはその言葉を聞いて、少し考え込みました。「そうだな、フランもキョーキも一緒に過ごす時間を持つのも良いかもしれない。お互いに助け合って、楽しく過ごしていこう。」

 

レミリアはその様子を見守りながら、フランとキョーキの関係がうまくいくことを願っていました。「さて、私は部屋を用意しなくちゃいけないし、あなたたちも少し休んでおきなさい。今日のところは、何かあったら私に相談しなさい。」

 

 レミリアの後ろで進んでいく二人のフランを見つめながら、ユウスケは小さく微笑みました。これからどんな冒険が待っているのか、彼は胸の高鳴りを感じつ期待に満ちた気持ちでその瞬間を迎える準備を整えていました。

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