昨日投稿した作品なのに読んでいただいてる方が多くて驚いています。
最初に書き溜めた文章が残ってるので今月は毎日更新すると思います。
一方、地霊殿では古明地こいしが帰宅すると、彼女の姉であるさとりが気づいた。
さとり:「おかえり、こいし。ユウスケはどこに行ったの?」
こいしは一瞬戸惑い、やがて顔を青ざめさせた。
こいし:「あ、やっちゃった!私、ユウスケを置いてきちゃった!」
さとりは彼女の言葉に驚き、心配げな表情を浮かべる。
さとり:「ユウスケが食われてないか心配だわ…お燐、お願い。ユウスケを探してきて。」
お燐はこいしとさとりの話を聞いて、頷くとすぐに家を出た。地霊殿から外に出ると、周囲の妖怪や人たちにユウスケの行方を聞き込み始めた。
お燐は何人かの妖怪に話を聞いた結果、ユウスケが星熊勇儀に連れて行かれたことを突き止めた。
お燐:(星熊勇儀の家か…!行ってみよう!)
彼女は急ぎ足で星熊勇儀の家に向かい、ドアをノックした。中から勇儀の声が聞こえる。
勇儀:「はい、どなたですか?」
お燐:「星熊勇儀さん、私、地霊殿のお燐です。ユウスケはここにいますか?」
ドアが開き、星熊勇儀が顔を出す。彼女は少し驚いた表情を見せたが、すぐに微笑む。
勇儀:「あ、お燐さん。ユウスケならここにいるよ。」
お燐は急いで中に入ると、横たわっているユウスケを見て驚く。
お燐:「ユウスケ!倒れているじゃないの…殺られたかと思ったわ!」
星熊勇儀はわらいながら説明した。
勇儀:「大丈夫、彼はただ酒に酔いつぶれているだけだから。戦った後にちょっと飲ませすぎちゃった。」
お燐はほっとした表情を浮かべ、勇儀に感謝の気持ちを伝えた。
お燐:「それなら良かった…ありがとうございました、勇儀さん。」
勇儀:「こちらこそ、彼は面白い相手だったよ。また機会があれば一緒に遊ぼう。」
お燐は酔いつぶれているユウスケを抱え上げ、星熊勇儀に別れを告げてから地霊殿へと戻ることにした。
お燐:「さあ、ユウスケ、帰るよ。」
そのまお燐はユウスケを連れ、地霊殿へと足早に引き返していった。心配が解消され、彼女は全てを無事に終わらせることに安堵しながら、彼の帰りを待つさとりに報告する準備をした。
お燐はユウスケを部屋に寝かせつけると、安心して地霊殿のリビングへと向かった。そこで古明地さとりが待っていた。
お燐:「さとりさん、ユウスケを連れて帰りました。彼はただの酔っ払いです。」
さとりは心配そうな表情から安堵に変わり、微笑んだ。
さとり:「ありがとう、お燐。これで安心したわ。こいしも心配していたのよ。」
お燐:「それで、何かお詫びの言葉を伝えた方がいいかもしれませんね。」
しばらくして、お燐とさとりはユウスケの部屋に向かい、彼を呼ぶことにした。
数時間後、ユウスケはようやく目を覚ました。周囲を見渡すと、自分が地霊殿にいることを理解した。急いで立ち上がると、部屋を出てこいしの元へと向かった。
こいしの部屋の扉をノックすると、中から彼女の声が聞こえる。
こいし:「ユウスケ!大丈夫?もう目を覚ましたの?」
扉が開き、こいしは心配そうな顔をしてユウスケを迎え入れた。
こいし:「ごめんなさい!私、ユウスケを置いてきちゃったの…」
ユウスケは彼女の謝罪に優しく微笑んだ。
ユウスケ:「怒らないよ、こいし。君が心配してくれるのが、俺にはすごく嬉しかったから。」
こいしは少しホッとした表情を浮かべ、彼の言葉に心が和んだ。
その瞬間さとりも部屋に入って来て、優しい声で続けた。
さとり:「ユウスケ、本当に申し訳ないわ。妹が不手際をしてしまったみたいで…」
ユウスケはその言葉に対して笑みを浮かべた。
ユウスケ:「大丈夫です。俺もいろいろあったから、完璧ではないし。」
こうして、ユウスケは二人とのわだかまりを解き、部屋にいる時は穏やかな気持ちで過ごした。ついには、こいしとさとりがその後、共に夕食を楽しもうと誘った。
こいし:「さあ、みんなで夕食を楽しもうよ!」
ユウスケは嬉しそうに頷き、三人は揃ってダイニングテーブルに向かう。料理の香りが漂う中、彼らは笑い合い、楽しい時間を過ごすことができた。ユウスケは、この温かい空間で幸せを感じ、心が満たされていくのを実感した。