水橋パルスィと昨日特別な時間を共有したユウスケは、幸福感に包まれていた。
ユウスケは、パルスィが以前から自分に好意を寄せてくれていたことを知っていたが、今回の出来事を経て、彼は自分の気持ちに真剣に向き合わなければならないと思った。
「ねぇ、パルスィ。」とユウスケが言った。
「何、ユウスケ?」と、パルスィはこちらを向いて最高の笑顔を浮かべている。
ユウスケは続けて、「パルスィ、改めて言うよ。僕は君のことを友人としてではなく、恋人として好きだ。」と告げた。
パルスィは最初こそ笑顔だったが、その表情に少し陰りが見えた。
「ユウスケ、ごめんなさい。告白は嬉しいし、受けたいと思う。でも、今回ユウスケが私にしてくれたことは、私の能力の影響があったからなの。それに、以前私はユウスケを監禁したことがあったのよ。」
ユウスケは心から答えた。「確かに、あの時は能力の影響があったかもしれない。でも、今はパルスィの能力とは関係なく、君自身のすべてが好きなんだ。」
パルスィは申し訳なさそうに下を向き「本当に?」と尋ねる。
ユウスケは「もちろんさ。」と優しく答える。するとパルスィはユウスケの手を取り、「不束者ですが、宜しくお願い致します。」と静かに告げた。
ユウスケは笑って応じた。「ずいぶん古風な言い方だね。」
「ちょっと、笑わないでよ。」とパルスィが返し、二人の恋愛はここから始まっていくのだった。
次の日、パルスィとユウスケは旧都を散策しに出かけた。団子を食べたり、街中でのちょっとした乱闘騒ぎを眺めたり、楽しい時間を共有しながら一緒に食事を楽しんだ。
その後、手を繋ぎながら街を歩き続ける二人。パルスィはふと気になった様子で言った。
「ちょっと、なんだか見られてる気がするわ…」
ユウスケは優しく笑いながら、「気にしない、気にしない。さあ、行こう。」と声をかける。
すると、遠くから星熊勇儀が近づいてきた。二人が手を繋いでいるのを見ると、驚いた声を上げた。
「えっ!パルスィとユウスケが手を繋いでる。まさか、お前ら付き合ったのか?」と、勇儀は大声で尋ねた。
パルスィは小声で答えた。「え、そうよ、勇儀。でもあまり大きい声で言わないでね。」
勇儀はユウスケに確認するように言った。「さてと、確認のため聞くけど、今回は洗脳されたりしてないよな?」
ユウスケは小さく頷いて答える。それを見て、勇儀は笑いながら大声で「めでたい、めでたい!」と喜んだ。
パルスィは恥ずかしそうに、「ちょっと勇儀、声が大きいわよ…」と苦笑する。
「ああ、すまない、すまない。友達が幸せになったのが嬉しくてな。ユウスケ、お前も隅に置けないやつだ。祝いだ!今晩、お前の家でパーティーしようよ!」と勇儀は勢いよく提案する。
ユウスケは笑顔で、「分かりました。ありがとうございます。」と返事をした。
「じゃあ、地霊殿の連中も呼んでおくからな!」と勇儀は言い残し、その場を去っていった。
それを見送りながら、パルスィは小さく呟く。「もう勇儀ったら、みんなにバレちゃったじゃない。」
ユウスケは笑顔で応えた。「まあ、説明の手間が省けてよかったじゃないか。それにしても、俺の家か…しばらく訪れてないけど、どうなっているか心配だな。」
パルスィは安心させるように微笑んで言った。「大丈夫よ。私が空気の入れ替えに行ってたから。」
ユウスケは感謝の気持ちを込めて、「ありがとう。じゃあ今日は早めに行って、料理の準備をしようか。」と提案した。
「え、そうしましょう。」とパルスィも同意し、二人はユウスケの思い出のある家へと向かうのだった。
ユウスケとパルスィがユウスケの家に到着すると、なぜか人の気配がした。
「誰だろう?」とユウスケが言うと、
パルスィが「多分、妹の方ね。」と言いかけたその時、中から戸が開いた。
「お帰りなさい、ユウスケお兄さん。」と古明地こいしが笑顔で迎えた。
「えっと、ただいま?でもなんでこいしが俺の家にいるの?」と驚くユウスケ。
「だってお兄さんの家にはゲームキューブやお菓子があるんだもん!遊ぶのにはピッタリだよ!」と答えるこいし。
そこへ少し遅れてお空とお燐が現れた。
「お疲れ様です、ユウスケさん。これはですね、仕事のストレス解消みたいなものでして…ね。」とお燐。
「そう、誰もいないから自由に遊べる場所として使ってたんだよね。」とお空が正直に言う。
「お空、それは言い過ぎだよ!」とお燐が焦った様子で付け加える。
ユウスケは苦笑しながら、「まあ、実際いなかったから構わないけど、久しぶりだねみんな。」と返した。
するとお燐が、「それはそうと、付き合い始めたんですよね。」と聞いてきた。
「あら、話が早いわね。」とパルスィは驚く。
「え、勇儀さんが騒いでたから、旧都の人たちは驚いてたよ、橋姫に彼氏ができたんだって!」とお空が教えてくれた。
パルスィはため息をつきながら、「勇儀め…どれだけ喜んでるのよ。」と呟く。
「まあ、パルスィ。」とユウスケは彼女をなだめるように微笑む。
「じゃあ、ユウスケお兄さん。私たちょっとお姉ちゃん呼んでくるから帰るね。またあとで!」とこいしが言い、
お燐、お空、こいしは一度地霊殿に戻った。
パルスィは微笑みながら、「自由な子たちね。」
ユウスケはうなずいて、「そうだね。僕たちも宴会の準備をしよう。料理は僕が担当するよ。」と提案する。
「分かったわ。私はお皿とかの準備をしておくわね。」とパルスィも同意し、二人は協力して準備を始めた。
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