ユウスケはヤマメの護衛を無事に終え、さとりに報告をして感謝の言葉と共にお礼をもらった。地底の暮らしをパルスィと共に観光したり、地霊殿で過ごす日々を楽しんでいたが、ある日、彼のもとに勇儀からの手紙が届いた。この手紙は、挑戦状のような内容だった。
「ユウスケへ、お前の強さが気になるから明日闘技場に来い。」
勇儀らしい率直な手紙に、ユウスケは苦笑しつも、翌日指定された闘技場へと向かった。そこで待っていたのは、力強さと風格を持つ勇儀だった。
「呼び出して悪かったな。最近、異変解決やヤマメの護衛をしていたと聞いて、久しぶりにお前と戦ってみたくなってな」と勇儀は笑顔で言う。
ユウスケは軽く緊張をほぐしながら、「構いませんが、痛いので殺さないでくださいね?」と笑い混じりに返した。
勇儀は観客席を指し示し、「何、俺が殺しはしないさ。お前の知り合い達も見てるしな。」と言うと、そこには地霊殿のメンバー、パルスィ、ヤマメや彼女のファンクラブのメンバーが応援に来ていた。
「それじゃ、やりますか。」とユウスケは気合を入れて、生成能力を駆使しながらまずはライフルを生成し、勇儀に向けて発砲した。しかし、勇儀は手を前に出すだけで、弾丸を素手で受け止めていた。
「やっぱり効かないよね。」とユウスケは苦笑したが、勇儀は「次はこちらから行くぞ。」と力強く答える。
勇儀が地面を蹴ると、ものすごいスピードでユウスケに向かって突進してきた。ユウスケは素早く鉄の盾を生成し防御を試みるが、勇儀の拳はその盾を貫通し、ユウスケの腹へ突き刺さった。
「その力、前よりも増している気がしますね」と、拳をくらったユウスケは思わず絶句するが、勇儀は「次はお前の手番だ。」と言い、ユウスケに行動を促す。
ユウスケは大量のミサイルを生成し、勇儀に向けて発射。「いいねぇ!」と勇儀は目を輝かせつもその場に構えて拳を放つと、衝撃波がミサイルを打ち砕き、次々と爆発音が闘技場に響く。
攻撃が通用しないユウスケは次の一手を考え、「時間を操る程度の能力、生成。」と宣言して時間を止める。彼は勇儀の背後に回り込み、時間停止を解除した瞬間に拳を放つが、勇儀は振り返りざまにその拳を掴み、逆にユウスケの顔面に一撃を与えた。
「その能力強いが、計画を声に出すものだから、こっちは予測できてしまうぞ。」と勇儀は冷静に指摘した。
観客席からは様々な声が上がる。さとりは「ユウスケの攻撃手数はあるけれど、勇儀の圧倒的な戦闘の才能には苦戦しているわね」と解説し、こいしは「私の能力でも近づけない気がする」と呟く。パルスィは「ユウスケにも勝ってほしいけど、あの力の前では…」と心配げだ。
再びユウスケは、勇儀の拳の威力に対抗すべく「勇儀の拳を真似る」構えに入る。
「私の拳を真似るか、しかし…」と言いながら、勇儀は再び高速で移動し、ユウスケが準備する前に足蹴りで妨害する。「その拳には時間がいるよな。」と仕様の隙を突く。
ユウスケはダメージを回復し次に進む。「生成禁忌、フォー・オブ・ア・カインド」と宣言し、四分身をして勇儀を包囲するが、
「むっ、分身して全てに圧を感じる。全部が本体か。」と勇儀は冷静に判断し、地面を掴んで粉々にする荒技でユウスケの足場を崩しにかる。
「床を破壊するとは」とユウスケは驚き、
「ひとぉつ!ふたぁつ!みっつ!」と勇儀は分身たちを次々と撃破していく。
追い詰められたユウスケは、「生成、クラタススターターキット!」と宣言し、巨大なロボットに乗り込み勇儀と殴り合った。
お燐は興奮して「お!カッコいい!カッコいいぞユウスケ。それくれニャ!」と叫び、お空は「お燐は趣味が男の子よりだね」と微笑む。
激しい戦いの中でクラタスは痛み分けされ、部品が壊れてしまう。
「次で終わりだよ!」と勇儀が全力の構えを見せ、
ユウスケは決断の中、コクピットを開けて「生成、マスタースパーク!」と最終手段を発動。
予想しなかったコクピットからのマスタースパークが、驚くべき精度で勇儀に直撃した。勇儀は衝撃を受けつも立ち上がっていたが、ユウスケは降りて再び構える。
勇儀は笑いながら「杯を落としてしまったな。これは私の負けだね。」と潔く認め、ユウスケは「両手が使えていれば、そっちが勝ってたかも」と言いつつ、敬意を込めて握手を交わした。
観客席は大歓声に包まれ、鬼子は「おめでとうでやんす。ユウスケ殿。星熊勇儀に勝つとは。」と祝福し、ヤマメは「まさかの結果に驚いたよ。」と喜ぶ。
勇儀も笑顔で「次はこっちが勝つからな。」と再戦を誓い、戦いは興奮と共に無事終わった。
ユウスケは地底での時間を過ごし、ついに最終日を迎えました。その日、彼は地上へ戻る準備をしていました。
パルスィは名残惜しそうに、「また帰っちゃうの?ずっとここにいてもいいのに」と言いました。
ユウスケは微笑んで、「ごめん、パルスィ。まだ幻想郷の他の場所も見たいんだ。だけど、定期的に会いに来るからね。」と答え、彼女をそっと抱きしめました。
パルスィも抱き返し、「私も時間ができたら会いに行くわ。女は作ってもいいけど、私が一番でいてね。」と言い、自分とお揃いのスカーフをユウスケの首に結びました。
「ありがとう、これ大切にするよ。」とユウスケは感謝し、地上へ向かう道を歩き出しました。
その後、勇儀がパルスィに尋ねました。「いいのか、パルスィ?もっと引き留めなくても。」
パルスィは少し微笑んで答えました。「勇儀、確かにユウスケは優しいから、本気でお願いすればここにいてくれるでしょう。でも、私はユウスケの幸せを願っているから、無理はさせたくないの。もし本当に危険があるなら、その時は殴ってでも止めるけど。」
パルスィの言葉には、ユウスケへの深い信頼と愛情が込められていました。地底での素敵な思い出を胸に、ユウスケは地上での新たな冒険へと歩を進めていきました。
次回、永夜抄編
クラタススターターキット
かつてAmazonにて販売されていた1億2000万円のロボット。日米巨大ロボ対決して米国ロボと死闘を繰り広げたが1勝1敗であった。
戦闘描写に満足してる?
-
してる
-
してない