地底スタートの幻想郷生活   作:四国の探索人

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第七十六話 妹紅&ユウスケvs輝夜

 ユウスケと妹紅は互いに会話を交わしながら、永遠亭の廊下を進み、輝夜の元へと向かっていた。

 

「妹紅さん、案内だけしてくれればよかったのに、戦うまで手伝ってくれるなんて」とユウスケが驚きを隠せずに言うと、

 

妹紅は微笑んで「気にすんな。輝夜と殺し合いするのはいつものことだから、ついでにやってるだけだ。その能力が厄介だから、今回はアンタと一緒なら勝てるかもしれないしな」と答える。

 

ユウスケは少し好奇心を持ちながら、「いつもは負けてるんですか?」と尋ねると、妹紅は「言うんじゃねえよ!」と怒ってユウスケを軽く蹴った。

 

「負けてねえよ!私が飽きて次の日に持ち越してるだけだからさ!」と負けずに返し、「それに気をつけろ。輝夜も私と同じ蓬莱人だ。殺しても復活するんだからな」と注意を促す。

 

「妹紅さんが弾幕の中突っ込んで来るのは予想外でしたよ」とユウスケが続けると、

 

妹紅は「この呪いみたいな能力のおかげで自爆もやり放題ってわけさ」と少し誇らしげに説明した。

 

やがて二人が輝夜の部屋に近づくと、襖が静かに開き、そこから出てきたのは長髪和服美人の蓬莱山輝夜だった。

 

ユウスケはその美しさに息を呑み、「なっ…なんて綺麗だ。まるで絵の中から出てきたような」と言葉を漏らす。

 

輝夜は優雅に微笑んで「ふふふ…久しぶりに殿方と会ったから、褒められると嬉しいわ。私は蓬莱山輝夜よ」と自己紹介をしつ。

 

妹紅はすぐに「おいユウスケ!見とれてんじゃねえぞ。用件忘れたのか?」と声をかけて、気を取り直させようとする。

 

輝夜は小さく笑い、「あら妹紅ったら。このユウスケさんが私に見惚れているから嫉妬してるのね?ごめんなさいね、せっかくもこたんにも男ができたと思ったのに、やっぱり美しさは罪なのかしら」と冗談を織り交ぜながら返す。

 

その言葉に妹紅は少し憤り、「お前のペースに巻き込まれてたまるかよ!今日は本気でやってやるからな!」と気合を入れ直し、ユウスケも再び戦闘の意志を固める。

 

二人は誓いを込め、輝夜に向かって進み、ともに戦いの始まりを迎える準備を整えた。彼らの決意の火花は、永遠の竹林にしっかりと灯った。

 

輝夜は余裕の笑みを浮かべながら、「あらあら、妹紅。人間一人連れてきただけで私に勝てると思わないことね。」と挑発的に言った。

 

突如として輝夜は二人の目の前から姿を消し、瞬時にユウスケの背後に立った。

 

「おい、ユウスケ!後ろだ!」と妹紅が注意を飛ばす。

 

ユウスケは心の中で驚きながら(まさか、一瞬で後ろに?全然認識できなかった…)と考えた。

 

「私に挑む割に、どうやら簡単に背後を取られてしまうようね。」とさらなる挑発をする輝夜。

 

ユウスケはすぐに刀を生成し、振り向きざまに薙ぎ払おうとするが、輝夜は一瞬にしてその場から消えてしまい、攻撃は虚しく空を切った。

 

「その程度では私には勝てないわよ。」と再び背後に現れ、輝夜はユウスケの首を絞めてきた。

 

「このま絞め上げてもいいけど…。どうやって死にたい?」と妖艶に微笑む輝夜。

 

首を掴まれ、窮地に立たされたユウスケは必死に輝夜の手を掴み、この苦しさからなんとかして逃れようともがいた。

 

「おい、輝夜このやろう!燃えやがれ!」と妹紅が叫び、怒りを込めて輝夜へ炎を纏った攻撃を放った。

 

 妹紅が炎の攻撃を繰り出しながら「ユウスケ、避けられないなら復活しておけよ!」と叫び、無情にもユウスケごと輝夜に大きな火炎を浴びせた。

 

ユウスケはその瞬間に焼かれてしまったが、すぐに新たな体を生成して復活し、妹紅の攻撃を受けた輝夜の方に目を向ける。その場には、まるで攻撃を受けたことがなかったかのように立つ輝夜の姿があった。

 

「妹紅ったら、本気で友達ごと焼き殺すつもりなのね。ユウスケさんも復活するとは、まるで蓬莱人のようね。」と笑いながら、輝夜は手にユウスケの炭と化した体の残骸を持っていた。

 

「でもさっき私が首を絞めた体は炭になって死んでいるはずだから、あなたは新しい体を生成したのね。」と輝夜はユウスケの能力を徐々に理解し始める。

 

ユウスケは冷静に状況を見つめ、「妹紅さんの攻撃を食らって無傷とは。」と驚きを隠せない。

 

妹紅は「そうだ、あいつの能力は攻撃を受けても自分の体に変化が起きないようにしてやがる。やな能力だ。」と説明する。

 

ユウスケは策を練り、「なら、生成。ありとあらゆるものを破壊する程度の能力。」と唱え、部屋全体にその能力を満たしていく。

 

輝夜は興味深そうに「名前の割には何も破壊されてないようだけど。」と反応する。

 

「能力だけを一時的に封じました。それで、自分の体を少し傷つけてみては?」と言い、ユウスケはナイフを輝夜に投げ渡す。

 

輝夜は試しにそのナイフで自分の手を傷つけると、血が流れ出すのを感じた。

 

妹紅はその様子を見て「あいつが傷を負った…」と面食らうが、すぐに蓬莱人の能力で傷は回復していく。

 

輝夜は感心したように、「本当に私の能力が封じられているのね。蓬莱の薬のおかげで回復するけど、ただ…」と言いかけたところで、突然目の前から消えてしまう。

 

ユウスケは驚き「なっ、消えた?能力なしで?」と思った瞬間、輝夜が目の前に現れ、ユウスケを強烈に蹴り飛ばした。

 

「永遠の能力は封じられているけど、須臾(しゅゆ)の能力はまだ使える。あなたのその能力、片方しか封じられていないみたいね。私は須臾の能力だけでも十分強いわよ?」と告げる輝夜。

 

二人の戦いはさらに激化し、ユウスケと妹紅は新たな展開に向けて全力で立ち向かうことを決意した。蓬莱山輝夜との闘いは、まだ終わりを見せる気配はなかった。

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