地底スタートの幻想郷生活   作:四国の探索人

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第八十話 肝試し開催 前

博麗神社の別室で、ユウスケは寝そべっていた。通常なら霊夢とともに晩酌を楽しむ時間だが、今日は何人かの客が神社に訪れているため、霊夢に「部屋が狭くなる」と追い出されていた。

 

そんな中、ユウスケのもとに来客が現れた。

 

輝夜が「あら、ユウスケさん。あちらには参加しないの?」と声をかける。

 

彼女は霊夢や咲夜、妖夢、魔理沙たちがいる賑やかな部屋を指さした。

 

ユウスケは少し苦笑して「部屋が狭いのでただの厄介払いですよ。それにしても輝夜、あなたは呼ばれていなかったのでは?」と問い返す。

 

輝夜は軽く笑って、「そうなの。でも、一週間後に面白い催しをやる予定だから来たの。よかったらユウスケさんもぜひ。」と言いながら、招待状のようなものを手渡した。

 

ユウスケがその紙を見ると、「肝試し?幻想郷は妖怪がたくさんいて、わざわざ肝試しをやることにどれほどの意味があるのか…」と呟く。

 

輝夜は少し得意げに「それはそうだけど、裏も読んでみて」と促す。

 

ユウスケが紙の裏を読むと、そこには驚くべき内容が書かれていた。「この紙を貰った貴方には特別な招待を致します。迷いの竹林にいる不老不死、その者を倒し生き肝を食べれば忽ち不死の存在になるでしょう…これって妹紅のこと?」

 

輝夜はにやりとして、「そうよ、不老不死の私たちにとって暇ほど辛いものはないからね。だから、妹紅のためにちょっとした退屈しのぎを企画してあげようかなって思ったの。」と答えた。

 

ユウスケは困惑しながら「ちなみに、本人の許可は?」と尋ねたが、輝夜は悪戯っぽく笑って、「もちろん!とってないわよ!」と返すのだった。

 

 

ユウスケは輝夜の企みを聞き流し、妹紅を守るため誓いを立てる。

 

翌朝、霊夢から「輝夜の肝試しの招待が来ていたけど、行く?」と聞かれると、「ごめん、霊夢。用事があるからその日は一人で行ってきて。」と返事し、霊夢もそれを少し不思議そうに受け入れる。

 

ユウスケは妹紅のもとへ向かうため、竹林を一人進むことにした。竹林の奥で「妹紅さーん」と呼びかけるが、反応がない。以前呼ばれていた"もこたん"で試すべきかと考えていると、竹藪の中から音がした。

 

現れたのは狼女の今泉影狼。「何故、竹林にわざわざ来て人探ししているんだい?」と問いかける。

 

ユウスケは影狼に事情を説明し、妹紅を探していると伝える。影狼は「ああ、あの筍掘りをしている女性か。たまに竹林を燃やすからよく覚えてるよ。」と妹紅を確認し、案内を申し出る。

 

しばらく進むと影狼は少し開けた場所にある家を示して「ここが多分その妹紅さんの家だよ。」と教えてくれた。

 

お礼としてユウスケは冗談交じりに「狼だからお礼は肉で良いですか?」と言いながらステーキを投げる。

 

影狼は「ワオーン!」と嬉しそうに叫びながらステーキに飛びつく。見事にキャッチして尻尾を振りながら戻ってきた影狼に、ユウスケは「え~と、いい子ですね。影狼さん。よしっ!食べていいですよ。」と促す。

 

影狼は喜びつ、竹林の奥へと消えていった。ユウスケは妹紅に何が起こるかを知り、彼女を守るため、準備を始めるのだった。

 

 

ユウスケは妹紅の家に入ったものの、彼女が不在のため、囲炉裏に火をつけてしばらく横になっていた。心地よい布団を生成して眠りに落ちていると、ペチペチと頬を叩かれて目が覚める。

 

妹紅がそこで、「誰かいると思って入ってみたらお前だったのか。まったく、人の家でご丁寧に布団まで引いて寝てるとはな。」と半ば呆れたように言う。

 

ユウスケは「お帰りなさい」と述べると、妹紅は「で、私の家を教えたつもりはなかったがどうやって知ったんだ?」と問いかける。

 

ユウスケは「竹林で妹紅さーんと呼んでいたら、親切な狼が現れて案内してくれたんですよ。」と答える。

 

妹紅は少し驚いた様子で、「狼?知り合いにはウサギくらいしかいないが、竹林にもいろんな奴がいるからな。」とつぶやく。

 

ユウスケは「ここに来た理由は特に用事があるわけではないんですけど、妹紅と一週間くらい過ごしたいなと思って」と伝える。

 

妹紅は少し驚きながらも笑顔で、「一週間とわざわざ言わなければまるで告白のようだけど、そうか、普通の人間はそんな感じで泊まりに来るものなのか。まあ、いいぞ。この妹紅さんが一週間付き合おうではないか。」と快諾するのだった。

 

こうして、ユウスケは予期せぬ休暇を妹紅と共に過ごすことになり、静かな竹林での穏やかな日々が始まろうとしていた。

 

 因幡てゐは妹紅とユウスケの様子を遠くから見守りつ、永遠亭に戻りその状況を報告する。

 

てゐ:「姫様、予想通りユウスケと妹紅が一緒に暮らしているウサよ。」

 

輝夜:「ユウスケさん、やっぱり優しいのね。死ぬことはないはずなのに、わざわざ妹紅を守りに行くなんて。」

 

永琳:「姫様、なぜわざわざあのようなことを?」

 

輝夜:「妹紅の暇つぶしにもなるし、それに貴方にユウスケさんの実力を見てもらうためよ。実際に見たわけじゃないから、まだ半信半疑なんでしょう?」

 

永琳:「そうですね。でも本当にあの人間たちが大妖怪相手に戦えるのか…。」

 

輝夜:「私は二人が勝つと信じているわ。もし二人が勝ったら、永琳もユウスケさんと私のことを認めてくれるわよね?」

 

永琳:「まあ、もし本当にあの人間が強いなら考えますよ。婚姻については本人の意思をしっかりと聞いてからですが。」

 

輝夜は冗談まじりに微笑みながらも、ユウスケと妹紅の実力に強い期待を寄せていた。永琳もまた、ユウスケの力には興味を持ち始め、二人の未来に思いを馳せるのであった。

戦闘描写に満足してる?

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