この透き通った世界に花束を   作:文月 翠

3 / 6
C104に行ったのですがセリナ本が見当たりませんでした、ちくせう。
今になって言いますが、私の推しはナギサ、セリナ、ナツ、アイリです、見事にみんなトリニティでびびる。


その花は見たことが無い

 ここ何処ですかと聞いたのは不味かったかもしれない、セリナさんが青ざめた顔でこちらを見ている、だが記憶がないのも事実、本当に分からない。

 「もしかして記憶無いんですか?お名前わかりますか?」

 

 ………流石にそこまでではない訂正せねばならなくなった。

 

「いえ、記憶がないのは進学先選定が始まった直前からですかね、自分の名前ははっきり覚えています。」

 

 そう本当にその数ヶ月の間だけ覚えていないのだ、何か大切なことがあった気もしなくもない。

 

「新入生名簿にあるってことは少なくとも中等部にはいたはずですが、情報がありません、どこに居たのか分かりますか?」

「中等部?もちろん行ってましたよ、名前は確か……名前……あれ?」

 

お、落ち着け私、確かに行っていただろう私、なぜ分からない、友達は少なかったが確かに行っていた、覚えているはずなのに、はずなのに、名前が出てこない。

 

「な……んで?なんで?どうして?」

 

なんで名前だけ、名前だけないの?

 

「そうだモモトーク、友達に聞けば分かるはず」

 

 私はスマホをいじりモモトークを開いて友達のアカウントを探すが、友達の名前も分からないどころか、モモトークには誰のアカウントも入っていなかった。もう訳がわからなかった、動揺が隠しきれない。

 

「シオリさん!!」

 

肩を掴まれて我に返った、よほどひどい顔をしていたのだろうか、セリナさんが若干顔を歪ませていた。

 

 その後セリナさんの先輩方が来て今日は自宅に帰るように促される、とても後味の悪い入学式当日?だった。

 

 

 

***

 

 

 帰ってきて電気を付ける、見慣れたアトリエ、ちゃんと覚えてる。

あれほどのショックがあった後だと、そんな当たり前のことさえも嬉しく思える、今日はそれほど怖い思いをした、もうあんな思いは一生したく無い。

 

「………ただいま」

 

 声に出しても何も帰ってこない、声を発しても意味は無いのに自然と声が出てしまう、あたかも以前までは帰りを待つ人人が居たかのように。

  2階に登ってすぐにシャワーを浴びる、今日は一段と汗で体がベタついていた。

 シャワーを浴びて冷静になった、明日の事を考える、取り敢えずセリナさんにはお礼をしなきゃな、色々困らせてしまった、初の同級生との顔合わせになるが不安だなぁ、友達できるかなぁ。

 

「セリナさんと友達になれたらいいなぁ。」

 

 日記を付けたらもう寝よう、明日も学校だ。

 

 4月⚪︎日

今日は入学式だった、ほとんど寝ていて同級生とも顔合わせもしていないから明日が不安です。

何故か記憶が飛んでいました、友達の名前も分からず何もかもが曖昧になっています、非常に悲しい1日でした。

でもクヨクヨしてられません、これから紡いでいければ少しは気持ちも晴れると信じています。

起きてから初めて会った子が同級生でした初めて会った子がとても良い子でした、セリナさんと言う名前らしいです、私も感心するぐらい良い子でした、友達になれたらいいな。




書いてて思ったけど結構話がゆっくりだな?意欲熱が下がるのが早い癖に。意欲下がって途中で間が開かないように頑張りたい。
コメント、修正箇所とかも書いていただけると嬉しいです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。