機動戦士ガンダムSEED THE GATHERING 作:えいじぇんと
「星が落ちる時」の直後くらいの話になります。
C.E.70年7月15日
戦力の大半を失った東アジア共和国軍は新星の防衛を断念する。この戦いで新星を接収したザフトは、この資源衛星を自軍の防衛用軍事衛星として改装しつつL5宙域まで移送を開始する。
同時にザフトはL4宙域に拠点となる前線基地の設置と、L5からL4までの航路上に4つの補給基地を建設する事を決定した。
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ゴンドワナ級超大型宇宙空母エルドゥ。全長1.2kmを超す巨大な戦艦だ。CICルームは軍事基地に匹敵する規模で、内部容積に至ってはローラシア級やナスカ級等の艦艇を丸ごと収容可能。艦内には艦艇を修理可能な設備がまとめられており、負傷兵を収容して治療できる医療設備も充実している。どちらかといえばゴンドワナ級は艦艇と言うより專ら前線基地としての運用が主だ。
先日ザフトが陥落させた東アジア共和国の資源衛星《新星》は、軍事要塞として転用する為に改装を施しつつL5宙域に向けて移送中だ。
現在エルドゥは新星が元あった空域、L4に向かっている。ザフトはそこに前線基地を置く予定で、その航行中の哨戒と護衛の任務を命じられたのがホーキンス隊とセリザワ隊だった。
エルドゥに先行して哨戒中のホーキンス隊の母艦、ローラシア級モビルスーツ搭載艦ブルックナー。その艦内のレクリエーションルームの中央に設置されたTVモニター。
それを囲むように置かれた応接椅子に腰掛けながら、ニュースを眺めているパイロット達の中にザフトレッドの一人ハイネ・ヴェステンフルスはいた。オレンジ寄りの金髪をかなり特徴的な髪型にした、遠目にも目立つ派手な男だ。
《―シュヴァルツァー隊が拠点防衛の為に配備されていた未登録の大型MAと交戦、エースパイロット達の奮戦によりこれを撃破しました。この勝利をもって東アジア共和国軍は新星より撤退。ザフトがこれを接収しました。ザフトはこの新星を―》
ハイネはニュースを読み上げる派手な格好をした若いキャスター、ではなくその後ろで流れるシュヴァルツァー隊の映像記録に視線を注ぐ。
《踊る黒い死神》の異名を取るエースパイロット、アイリ・シュヴァルツァーが駆る機体―漆黒のジン・ハイマニューバーが大写しになり敵の新型を屠っていく映像は、やや戦争プロパガンダ色が強い演出に思える。
アイリの一人の活躍で勝ち負けが決まったかのように映像は編集されているが、戦争はそう単純なものではない筈だ。
戦争では数多くの敵を殺した者が英雄と呼ばれ称えられる。英雄の存在が友軍の士気を高める事は否定しないが、英雄に過剰な期待を背負わせるのも考えものだ。
コイツが来れば安心だ、コイツがいれば勝てる、コイツならば―と兵士達は否が応でもエースに希望を抱く。
新星陥落のニュースは直ぐにザフト内を駆け巡り、良くも悪くも友軍の士気を高める結果になったが、この先ナチュラルが反撃に転じた時どうなるのかと一抹の不安が頭をよぎる。
「流石アイリだな。相変わらずの腕だ」
ハイネはネガティブな考えを払拭するかのように誰にとも無く呟いた。
「ヴェステンフルス先輩」
話しかけてきたのは座って一緒にモニターを眺めていたパイロットの内の一人、ディアナだ。
アッシュグレーに染めた髪をサイドで束ねた長身の少女で、今回の哨戒任務にあたり新たにホーキンス隊に編入されたパイロットである。志願兵ではなく、スカウト組と呼ばれる外部組織からザフトに来た人間だ。
「ハイネでいいよ。命を預ける者同士だ。敬語は抜きにしようぜ」
ホーキンス隊長からモビルスーツ部隊の取りまとめを任されているハイネは、フランクな態度とは裏腹に面倒見が良く腕も立つ事から部隊内での信頼も厚い。
「えっと。じゃあ、ハイネ、くん」
「君て、まぁいいさ。どうした?」
「ハイネくんは、踊る黒い死神と知り合い、なの?親しそうな口振りだから」
ディアナがどこかぎこちない口調で尋ねてくる。いきなりタメ口で会話しろというのも性格によっては難しい。ディアナは打ち解けるのに時間がかかるタイプだった。
「アイリ・シュヴァルツァーとはアカデミーの同期でな。俺ら世代で一番の出世頭が奴さ」
そう口にしながらハイネは逆の印象を抱いていた。自分が知る限りアイリにそこまでの実力はなかった。射撃の腕は頭抜けていたが、アカデミーの総合成績は自分の方が勝っていたくらいだ。少なくともニュースで騒がれるような、人間離れした力などない。
ハイネには多くのザフト兵士が抱いている《踊る黒い死神》の印象は、プロパガンダによって実力以上に誇張されたイメージが先行したものに思えたのだ。
「そうなんだ・・・えっと、私の友達も新星攻落戦に参加してて。その子私より全然強いんだけど、この新型には歯が立たなかったって」
ディアナはハイネと目を合わせた後、テレビモニターに視線を投げた。ニュースでは新型MAとシュヴァルツァー隊の戦闘映像が繰り返し流されている。
「この新型、ソフィーの話だと三重装甲だったんだろ?」
「さんじゅ―とんでもなく硬いって事か?」
「とんでもなく硬いって事だ」
ハイネ達の向かいに座る2人のパイロット―コズモとリコが愚にもつかない会話をしているがハイネはツッコまずに無視する。
ディアナはちらりとコズモ達に視線を這わせた後に口を開く。
「踊る黒い死神がそんなに強いのなら、一目見てみたいなって、ちょっと思っただけ、なんだけど」
ディアナの物言いに、何ともミーハーな、とハイネは呆れる。だが戦争プロパガンダも手伝って、アイリは今やスターパイロット扱いだ。縁起担ぎのように同じ轡を並べたがるザフト兵は実はけっこういたりする。
「つってもあっちは特務隊だ。でかい作戦がなきゃ、同じ轡を並べるのはムズいんじゃねえの?」
「うぅん。そっか・・・私、新星攻落戦にも呼ばれなかったしなぁ」
ディアナが肩を落とし、ため息を吐く。耳元のクジラ石をかたどったピアスが揺れ、微かな音を鳴らした。
ホーキンス隊もディアナも先日までヤキン防衛の任務に当たっていたのだ。
「そうは言うけどな、新入り。この哨戒任務だって名誉な仕事なんだぜ。作戦の要だからな」
ハイネの隣に座っていたパイロット、マットが毅然とした口調でたしなめる。本人に悪気はないのだろうが、厳つい顔立ちをしていることもあって不用意に新人を怖がらせる時がある。
「マットが言いたいのはつまり、仕事は全部大事って事だ。もう少し新星の戦いが長引けば俺達も参加してたかもしれないけどな」
すかさずハイネはフォローする。
先の作戦でザフトが新星攻落に手こずったのは敵の物量が凄まじかったのもあるが、新兵中心の部隊で作戦に当たったのも理由としては大きい。
また、表立ったニュースにはなっていないが、ザフトは終盤に導入された新型MA1機にジンを10機以上墜とされる醜態を演じており、エースパイロットでさえ歯が立たなかったという話だ。もし東アジア共和国軍が量産体制を整えていたら新星攻落戦は違う結果になっていたかもしれない。
人材の払底は如何ともし難い問題だ。
結果としてザフトは一ヶ月近くも新星の防衛線を突破できず、痺れを切らした国防委員会が特務隊並びにエースパイロットを招集。ヤキン防衛や他作戦に回っていた部隊から手練れのパイロット達を呼び寄せ、一時的に全隊の突破力を底上げし戦局を一変させた。
ザフト軍は血のバレンタイン以降、志願する者が後を絶たず爆発的に隊員の数を増やし一気に巨大化した。
だがそれに反比例してザフトは弱体化する事になる。短期訓練プログラムを利用してザフトに入隊した者の多くが高い練度の維持・向上が適わず、戦場で数多の傷病兵を出し除隊或いは後方支援へ送られた。コーディネーターといえどもきちんとした訓練を受けた上で実戦を経験しなければ兵士として役には立たないのだ。
それに歯止めをかける為に、開戦以前からザフトの前身組織にいるベテランと、ディアナのようなスカウト組がいる。
しかしそこに今回の衛星の要塞化と前線基地の設置である。ザフトは要塞と基地、両方の防衛にリソースを割かなくてはならず、その皺寄せがまた別の現場へ回されるのだ。
その時けたたましいアラートと共にオペレーター、クロエのアナウンスが館内に響いた。
《コンディションレッド発令、パイロットは搭乗機にて待機せよ。繰り返すコンディションレッド発令―》
「レッドって、何で?」
ディアナが目を見開き、茫然とした様子で呟く。
「俺に聞くな、急げよ!」
叫びながらハイネは急いで部屋を飛び出していく。
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ブルックナーの前部がゆっくりと開口しリニアカタパルトからオレンジ色のジン・ハイマニューバーが撃ち出される。続いて4機のジンが順に発進していく。どういうわけかジン4機の内3機の右肩はオレンジ色にペイントされていた。
《前方から高熱源体3機接近、熱紋パターン照合。ジン2、1機のパターンはジンのものと酷似していますが、改造機と思われます。索敵範囲内に母艦の機影はありません。全機オールウェポンズフリー、目標まで距離1000》
(ジンを使ってるって事は海賊か、傭兵だな。この辺りの廃棄コロニーは海賊どもの根城になってるっつー噂だが)
オペレーター・クロエの生真面目な指示に苦笑しながら、ハイネが口の中で呟く。
表立ったニュースにはなっていないがザフトを除隊或いは脱走した者が海賊などの無法者に身を落とす事がある。そういった連中が補給艦や物資輸送船を狙い強襲を仕掛けてくる事もあるのだ。
先日の新星攻落作戦の折にL4宙域にあったコロニーの多くが戦火に巻き込まれた。元々プラントと地球連合の開戦以降、多くの国や企業が宇宙開発から撤退し、現在点在するコロニーの殆どは破棄ないし放置されている状況ではあるが。
「コズモとリコは周囲を警戒、ブルックナーを守れ!モビルスーツは俺とマット、ディアナで対処する」
「了解、新型の性能見せてもらうぜ」
ホーキンス隊のパイロット、コズモは、ハイネの駆るジン・ハイマニューバーを指して軽口を叩く。ホーキンス隊が今回の任務に就いた際にハイネ専用機として配備されたジンの上位機だ。赤を着るだけあってハイネは色々な面で優遇されている。
「あぁ、任せろ」
電磁加速された機体の角度を微調整していると、後続のディアナから光通信が入る。
「あの、ハイネくん。私の機体も肩オレンジに塗った方が良い?」
ハイネの駆るジンハイマニューバーのカラーリングがオレンジ色なのと、自分以外の隊員のモビルスーツの右肩がオレンジ色にペイントされているのを見たディアナが素朴な疑問をぶつける。ここまでオレンジ尽くしだとオレンジに何か特別な思い入れがある部隊なのかと勘繰ってしまう。
だがディアナの質問に思わずハイネは吹き出した。
「いや、あのな。なんつーか。あいつらは身内ノリでふざけて塗ってるだけだ。頼むからマネするな」
最近では整備長も悪ノリが過ぎるきらいがある。マットなどは自分の髪色をリスペクトしているとか吐かしていたが、完全な当て擦りである。
「ハイネ、足の速いヤツがいる!任せるぞ」
「了解、先行する」
ザフト兵の中でモビルスーツ同士の戦闘経験がある者というのは、実はかなり少ない。シュミレーターもメビウスを仮想敵として設定しており、情けない話だが対モビルスーツ戦闘に於いては海賊や傭兵に一日の長がある。
現時点でモビルスーツはザフトが独占しており、地球連合軍は未だモビルスーツの開発には至っていない。ハイネもモビルスーツ相手の白兵戦は不慣れだが、矢面に立つのも吝かではなかった。
(やはり改造ジンか!)
突出して向かってくる未登録の機体を拡大表示すると、胸部やスカートにスパイクを追加した改造機である事が見て取れた。マシンガンとスパイクシールドを手にしており、推力も多少弄ってあるのかノーマルジンよりも速い。十中八九こいつがリーダー格だろう。
「こちらはザフト軍ホーキンス隊所属ハイネ・ヴェステンフルスだ。これ以上の接近は戦闘行為とみなす。速やかに転身せよ」
オープンチャンネルでハイネは警告を飛ばすが、改造ジン達は減速する素振りを見せない。
お互いの射程に近付くと、改造ジンが我先にと発砲してきた。
大方予想通りだが、自分達を相手に勝てる気でいるのなら大した自信だ。よほど腕が立つのか或いは只のバカか。
(手慣れてやがるな。おそらく物資輸送艦を襲っていた連中なんだろうが)
ハイネは敵の攻撃をスラスター制御で躱すと、機体を横ロールさせながらマシンガンを乱射する。だがスパイクを生やした部位の装甲は強化されているのか、撃墜には至らない。改造ジンはスパイクシールドでハイネの攻撃を防ぎながらこちらに猪突してきた。
「チッ、やるな!」
敵の体当たりを紙一重で躱し、マシンガンで牽制射を浴びせる。
「油断するなよ!ハイネ!」
追い付いてきたマットがマシンガンでスパイク付きを狙い撃つが、予想より敵の反応が速く距離を取られる。
「速い!こいつ元ザフトだったりしねぇよな」
「かもな!ったく参ったぜ。とんだババを引いた」
悪態を吐きながらもハイネの声にはまだ余裕があった。だがスパイク付きに手間取っている内に、後ろから来た2機のジンがハイネ達を左右から挟み込むようにして攻撃を加えてくる。
「コイツら撃破して良いの?」
最大速で機体を飛ばしてきたディアナは、ハイネに尋ねながら反射的に引き金に指をかける。
「いや、
応えながらハイネは左から回り込んで来たジンの右腕をマシンガンごと撃ち抜く。そのままバランスを崩したジンに接近すると、コックピット付近に蹴りを入れて黙らせた。コックピットを揺さぶられたジンは沈黙したまま慣性に任せて漂い出す。
(いや、中の人死んでないかなアレ)
可能な限りコックピットを残せば文句はないだろう、とディアナは解釈した。
了解、と呟きながらディアナはもう一機のジンの頭をマシンガンで吹き飛ばす。
対人相手の射撃は普通、的のでかい身体の方を狙う。対モビルスーツ戦闘も同様だ。だがコックピット周りを無傷で残すなら、手脚か頭だ。
「やるな、新入り」
マットはメインカメラを潰されたジンが体勢を立て直すより早く肉薄する。サーベルを振り上げると、勢いよく振り降ろして腕を切り付けた。そのままコックピットを殴り付ける。
ありがと、と短く呟くとディアナは計器に視線を走らせた。素早くメインカメラを操作して最後の一機を捕捉する。
ハイネのジン・ハイマニューバーが改造ジンを猛追しながら、格闘戦を仕掛けていた。二機は接近と離脱を繰り返しながらぶつかり合っているが、お互い決定打には至っていない。
「えっと、マットくんは敵機の回収をお願い。ハイネくんを援護してくる」
そう言い残すと、マットが何かを言う前にディアナは飛び出していった。
(たくっ!今時の若い奴らは感覚で行っちまうからな)
ディアナに対してマットは年寄りじみた感慨を抱くが、さして年齢は変わらない。
新入りにあの改造ジンは荷が勝ちすぎているようにマットは思ったが、ハイネがいるし何とかするだろう。
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率先して強敵に向かって行くなど命知らずの馬鹿な行為だ。だがその馬鹿に事欠かないのが《サーカス》である。
強さこそが絶対の価値基準であり、闘争こそ快楽のすべて―。
生まれた時からサーカスにいるディアナはそういった価値感の中で育てられた。
サーカス内には序列が存在し、期ごとに1位〜10位の成績優秀者が選ばれる。ザフトにスカウトされる形で入隊したのもこの上位者達で、ディアナもその中の一人だ。
同期の血気盛んな連中に比べたら自分はまだ大人しい方だ、とディアナは自己分析している。
だが戦場に出るとどうしようもなく気分が高揚するのを彼女は自覚していた。
「敵の動きを止めるから、ハイネくんはそのまま追い込んで!」
格闘戦を行いながら駆け抜けていくジン・ハイマニューバーと改造ジン。ディアナは二機の進行方向にジンを回り込ませようとする。
「了解!無理すんなよ!こいつ見た目より強いぞ」
通信に応えながらハイネはレーダーに視線を這わせた。ディアナ機の位置を確認しつつ、フットペダルを思い切り踏み付ける。一気に距離を詰め、スパイク付きに再び銃剣で斬り掛かった。改造ジンはスパイクシールドでハイネの一閃を受け止めたものの、慣性Gの掛かった一撃はそう安々と受け止められるものではない。ハイネはハイマニューバーの推力に物を言わせて一気に崩しにかかる。だが―
「ちっ、アクチュエーターの限界か」
肩のアクチュエーターの過負荷を示すサインがモニターに表示され、アラートが鳴り響く。だが喧騒の只中にいてもハイネは冷静だった。
頃合いを見計らってジン・ハイマニューバーが飛び退くと同時に、頭上に回り込んできたディアナは両脚部のパルデュスとマシンガンを斉射した。
改造ジンは咄嗟に逆噴射をかけるが避けられないと悟ったか、スパイクシールドを掲げてこれを受け止めようとする。だが全ては防ぎ切れずに手脚から火花を咲かせた。
「貰ったぁ!」
被弾した改造ジンが体勢を立て直すより前に、ハイネは銃剣で頭部を刺し貫く。ダメ押しとばかりに胸部に蹴りを入れてコックピットを揺さぶった。
「助かったぜ、ディアナ」
「ううん。ハイネくんが引き付けてくれたお陰」
ディアナは手際良く改造ジンを無力化したハイネを大した腕前だと思った。自分が助け手を出さずとも倒しただろう。
しかし、思えば最初から殺す気でかかっていれば幾らか容易に仕留められた筈で、そもそも尋問するにしたって三機も生かす必要は無かった。
「あの、一機でも残せば充分だったのに。何で全機生捕りにしたの?」
「それは、アレだ。無闇に殺す必要もないだろ。モビルスーツだって回収出来るしな」
好戦的なディアナの物言いにハイネは一瞬言葉に詰まったが、淡々と事実を口にする。
「そっか。そうだよね」
ハイネの答えにディアナが納得したように首肯する。
混沌とした今の情勢の中で、そういう選択が出来る軍人というのは興味深い。
ディアナは沈黙した改造ジンに牽引用のワイヤーを括り付けると、ブルックナーへ帰投した。
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その他補足・元ネタ
・エルドゥ
リジェネレイトが吹き飛ばした前線基地で、本来ゴンドワナ級ではないですが本作ではゴンドワナ級にしました。
・ホーキンス隊
ハイネが特務隊に入る前に所属していた部隊。隊員などは完全にオリキャラです。
・モビルスーツ同士の戦闘経験が少ない
元ネタはザフトと交戦したサーペントテールのイライジャの感想から。
・スパイク付きの改造ジン
外伝に一瞬だけ出てきた海賊の機体が元ネタです。
・>ザフトは弱体化する事に
これは小説版アストレイでのパトリックの独白が元ネタです。
・>身柄を保安部に
ザフト前身は黄道同盟とプラントの警察予備隊(のような組織)が合併したものなので軍警的な部隊がいても良いかと思ったので。アニメでのザフトの治安はかなり悪いですが。
登場人物紹介
ディアナ・ハース
17歳・女
生まれてすぐにサーカスに引き取られた捨て子のコーディネーター。180cmの長身で、本人はその事を気にしている。
サーカス11期生の中での序列は6番目で、ザフトにスカウトされる形で入隊。ホーキンス隊に来る前はヤキン防衛に就いていた。
ローラにエリザリオの口紅を贈るなど同期の中では比較的仲が良い。くじら石のピアスをしている。