Sky:星を紡ぐアーカイブ   作:紙コップ113

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16時間以内に終わらせてね
☐新たな知り合いを作る
☐ヘルメット団を5人気絶させる
☐アビドスで精霊を呼び起こす
☐光のかけらを30個集める


見慣れない砂

星の子の人生は突然始まる。

孤島、草原、雨林、峡谷、捨てられた地、書庫と様々な地を冒険する。

精霊やフレンドとの交流、あるいはひたすらにキャンドルを集める星の子もいる。

千差万別な彼らにも、最後には暴風域に挑み、原罪に光を届けその命を終える。

だが決してそこがゴールではない。今まで出会った者たちからの祝福を受け、新しい命とともに旅に出る。

 

星の子達は砂の大地を見回していた。

風で砂が舞って視界が悪い。砂でお馴染みの孤島にしては海や雲が見当たらないし、捨てられた地にしては空が明るい。

 

力を込め、眩い光と共にプエッと呼びかける。

反応あり。近くの星の子には気付いてくれたようだ。

 

気付いた星の子とキャンドルを寄せ合い、知り合いとなる。

そしてお辞儀をする。コミュニケーションの基本だ。

 

今はここについての情報が欲しい。持ち物魔法を使い、チャットテーブルを設置する。

星の子は基本、言葉を使ったコミュニケーションはしない。しかし、チャットテーブルを囲めば『会話』が出来る。

 

Q,ここは何処?

A,分かりません。

 

Q,今の季節は?

A,重なる音色の季節

 

Q,日々のイベントで何かやっているのは?

A,つい最近、凱旋の大競技会が終わりました。もうすぐ今年の陽光の日々が始まります。

 

Q,この辺りに目立つ建物とかは?

A,少し遠くなりますが、花鳥郷を何倍にも大きくした街がありました。そこには頭に輪っかがある精霊を何人か発見しました。

 

Q,ムー○ンは居た?

A,いません。というかまだコラボが始まっていません。

 

現時点で有力な情報は、街と精霊だろう。

そうと決まれば早速出発だ。テーブルを囲んだ星の子達は、キャンドルを交換し、フレンドとなった。

手を繋ぎ、あるいは肩車をして、ケープを羽ばたき空を飛ぶ。

目標はもちろん街だ。精霊はどんな贈り物をしてくれるのだろうか。

 

 

 

 

街に着いたのだが、道や建物のあちこちに砂が侵食している。

どちらかといえば花鳥郷より、夢見の町の砂バージョンの方が表現として正しいだろう。

 

さぁ、探索開始だ。

星の子達はバラバラになり、気になったところを自由に歩き、飛び回る。

 

 

 

数分後……

あちこちでエナジーを失い、羽を失う音が聞こえる。

すぐさまフレンドにワープし、救援に向かうのだが……

 

「ヒャハハハハ!アタシらカタカタヘルメット団の縄張りに土足で踏み入るとはいい度胸だ!」

 

何と情報にあった輪っか付きの精霊が星の子を襲っているではないか。

とにかく、今はエナジーを失ったフレンドに向かい、近くで大鳴きする。

 

「うわっ、眩し!」

 

光に怯んだ隙にフレンドの手を掴み、建物の上へ一時退避する。

 

さてどうする?あの精霊は我々に友好的ではないようだ。いっそのこと蟹呼ばわりでもいいのではないか?

あのマスクが気になる?持っている棒が欲しい?

処す?処す?どう処す?

と、相談しているなか、フレンドが一時ホームに戻り、ある物を持ってきた。

 

これは、猫の使い魔?いたずらな日々でしか入手できないぬいぐるみ?だ。

………成る程?使い魔を撫でることで吹き飛ばされる効果をうまく活用し、精霊を気絶させるということだな?おまけにリトルマスクにミニ魔法を使うと言った。

 

ならば我々は囮となろう。

早速建物から飛び降り、大鳴きで精霊の注意を引き寄せる。

あのタイプは、闇の破片に出現する岩の生えた蟹と同じく光で気絶させられないようだ。

 

「ハッ、飛べたところで銃を持たないお前らなんか怖くねぇんだよ!」

 

よく鳴く精霊だ。害がなければまじまじと観察したかったな。

精霊が持つ棒から何かが飛んできた。

花火ではないし、当たればエナジーが散る。どおりでフレンドがコテンパンにやられたわけだ。

こちらも負けじと杖持ちのフレンドが花火を発射する。

 

「花火!?危ねぇだろうが!」

 

花火玉を蟹が回避する。ずいぶん知性があるな。蟹はせいぜいひっくり返った仲間を助けるぐらいだというのに。

 

スモール魔法を使った使い魔のフレンドが背後に忍び寄り、使い魔の頭を撫でまくる。

 

「ん?後ろに何か……」

 

その瞬間、使い魔が「ニ”ャッ!」と叫び、精霊を大きく吹き飛ばす。

 

ドンガラガッシャーン!と騒音を立てながら吹き飛び、建物に大きな穴が開いてしまった。

おや?頭の輪っかが消えている。体に触れても反応がない。どうやら気絶したようだ。

 

一つの山場を越えた我々は狂喜乱舞と化した。

あるフレンドはダンスを踊り、あるフレンドは上空を飛び回り、あるフレンドは花火を連射した。

 

「アンタ達!ここで何やってるの!」

 

再びテーブルを囲み、今後の方針を決める。

先ほど建物の上から見えたのだが、四角く巨大な建物があった。そこに行ってみないか?

賛成。賛成。と頷き、会議はサクッと終わった。

 

「テーブルが置かれてる……」

 

「空き家から持ってきたのでしょうか?」

 

「さっき花火も飛んでたよねー。あの子たちの仕業かな?」

 

フレンドと共に空へ飛びあがる。目標の建物を見つけそこに向かって飛翔した。

 

「飛んだ!?」

 

「あの方角って、まさか学校!?」

 

『皆さん!何かこちらに向かってきてますが、あれは……鳥?』

 

「違うよアヤネちゃん!アイツら、さっきヘルメット団と戦ってたやつらだよ!」

 

「……まさか、学校を奪いに来た?」

 

「戻るよ、セリカちゃん、ノノミちゃん、シロコちゃん!」

 

地面を見ると、精霊が追いかけて来た。まぁ今度でいいか。




☑︎新たな知り合いを作る
☐ヘルメット団を5人気絶させる
☐アビドスで精霊を呼び起こす
☐光のかけらを30個集める

読んでいただきありがとうございました。
書いてて思ったのですが、ハーメルンにSkyのSSが無かったのに驚きました。

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